モバイルバッテリー爆発メーカー2026年版:危険な製品と安全な選び方の新常識

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「モバイルバッテリーが爆発した」「発火した」というニュースを目にして、自分の使っている製品が大丈夫か不安になったことはありませんか?

実は、2024年12月を境に、モバイルバッテリーの安全基準が大きく変わりました。旧基準の製品は販売禁止となり、新基準に対応した製品でなければ店頭に並べられなくなっています。さらに経済産業省は2026年7月、アンカー・ジャパンやエレコム、Amazon Japanなど大手企業と連携した「リチウムイオン電池安全啓発キャンペーン」を開始。今まさに、モバイルバッテリーの安全性は「見直しのタイミング」を迎えているんです。

この記事では、過去のリコール対象となったメーカーや製品を具体的にリストアップしつつ、2024年からの新基準に対応した安全な製品の選び方まで、最新のデータをもとに徹底解説します。「爆発メーカー」という言葉に振り回されず、本当に安全な製品を選ぶための判断基準を、一緒に確認していきましょう。

モバイルバッテリーの爆発・発火事故はどれくらい起きているのか

まずは現状のデータから見ていきましょう。

総務省消防庁の令和6年版消防白書(2025年度公表)によると、リチウムイオン電池関連の火災は年間約1,000件発生しており、そのうちモバイルバッテリーが原因のものは約290件に上ります。単純計算すると、日本国内で1日に約0.8件のモバイルバッテリー火災が起きている計算です。

さらに製品評価技術基盤機構(NITE)が2025年7月に発表したデータでは、2020年から2024年までの5年間で報告されたリチウムイオン電池搭載製品の事故は1,860件。その約85%にあたる1,587件が火災事故で、製品カテゴリ別ではモバイルバッテリーが最多となっています(NITE、2025年)。

NITEは特に6月から8月の夏場に事故が集中する傾向もあると注意喚起しており、まさに今の季節、特に気をつけたいタイミングと言えるでしょう。

2024年12月からのPSE新基準:何が変わったのか

ここで押さえておきたいのが、2024年12月に完全移行したPSE(電気用品安全法)の新技術基準です。

従来の基準からより厳しい安全要件が追加され、2024年12月以降に製造されるモバイルバッテリーはすべてこの新基準に対応することが義務づけられました。旧基準で認証された製品は新規販売ができなくなり、現在店頭に並んでいるものは基本的に新基準対応品です(エレコム公式解説、最終更新2026年3月)。

ただし注意したいのは、PSEマークは「販売するための最低限の安全要件を満たしている」という意味であり、「絶対に事故が起きない」ことを保証するものではありません。消費者庁の事故情報データバンクには、PSE対象製品と思われるモバイルバッテリーの事故も複数登録されています。PSEマークはあくまで「第一関門」として捉え、その上での使い方や製品選びが重要になってきます。

リコール対象となったモバイルバッテリーメーカー一覧(2026年5月時点)

ここがこの記事の核心です。これまでにリコール(回収・無償交換)の対象となった製品を、ケータイWatchの2026年5月16日付け報道をもとにリストアップします。

該当が確認されているメーカー・製品:

  • Anker(アンカー):PowerCore 10000シリーズの一部
  • Xiaomi(シャオミ):33W Power Bank 20000mAh
  • unybex(ユニベックス):EZO Stadias スタンド付きワイヤレスモバイルバッテリー
  • Belkin(ベルキン):BoostCharge Pro Fast Wireless Charger for Apple Watch + Power Bank 10K
  • IKEA(イケア):VARMFRONT モバイルバッテリー
  • Baseus(ベースス):マグネット式ミニワイヤレス急速充電モバイルバッテリー
  • ZENDURE(ゼンデュア):SuperMini 5K
  • Lenovo(レノボ):Go USB Type-C ノートブックパワーバンク
  • cheero(チーロ):Flat 10000mAh

これらの製品をお持ちの方は、各メーカーの公式サイトでリコール対象かどうかを必ず確認してください。特に海外通販やフリマサイトで購入したものは、正規流通品でない場合もあり注意が必要です。

ただし「リコール実績がある=すべての製品が危険」というわけではありません。AnkerやXiaomiのように世界的な大手メーカーは、問題が発覚した場合に迅速にリコール対応を取っています。むしろ、リコール情報すら出てこない無名メーカーの製品のほうが、実はリスクが高いと言えるかもしれません。

なぜモバイルバッテリーは爆発・発火するのか

「そもそもなぜ爆発するの?」という疑問にお答えします。

リチウムイオン電池の内部では、極薄いセパレーター(絶縁膜)で正極と負極が隔てられています。しかし、以下のような要因でこのセパレーターが破れると、内部ショートが発生し、熱暴走という連鎖反応を引き起こします。

  • 落下や衝撃による内部損傷
  • 高温環境での使用・放置(特に夏場の車内は危険です)
  • 純正以外の安価な充電器の使用
  • 経年劣化による内部の膨張

NITEの注意喚起資料(2025年7月)には、膨張したモバイルバッテリーを「押し込んで元に戻そうとしたところ発火した」という事故事例が紹介されています。膨張時に内部には可燃性ガスが溜まっており、外力を加えることでガスが噴出し発火に至るのです。

つまり「膨張してきたな」と感じたら、絶対に触らず、決して押し込んだり解体したりしてはいけません。

安全なモバイルバッテリーメーカーの見分け方:新しい判断基準

では、具体的にどうやって安全な製品を見分ければいいのでしょうか。

① PSEマークは絶対条件(ただし十分条件ではない)
PSEマークのない製品は、日本国内で正規販売されていない可能性が高いです。Amazonやフリマサイトで格安のノーブランド品を買うときは特に注意しましょう。PSEマーク自体は本体に貼付されているか、製品パッケージで確認できます。

② 保護回路の搭載数をチェック
安全な製品は、過充電防止・過放電防止・過電流防止・短絡保護・温度検知の「5つの保護機能」を搭載していることを明示しています。製品スペックにこれらの記載があるか確認してください。

③ 国内サポート体制があるか
日本語での問い合わせ窓口があり、メーカーの公式サイトでリコール情報を随時更新しているかどうかも重要な判断基準です。エレコムやオウルテック、ラディウスなど、国内に拠点を持つメーカーはこの点で信頼性が高いと言えます。

④ 正規販売ルートで購入する
ヤマダデンキやビックカメラなどの国内量販店、またはAmazon上の正規ストアから購入することで、並行輸入品や模倣品を避けることができます。

ユーザーのリアルな声:実際の口コミから見える不安と対策

SNSやQ&Aサイトで実際に寄せられているユーザーの声を集計してみると、以下のような傾向が見えてきました(2026年8月時点)。

ポジティブな声:
知名度の高いメーカー製品を長期間使っていても問題がないという声が多く、「多少高くても安全なメーカーを選ぶべき」という意見が多数を占めています。また、PSEマークを確認して購入しているユーザーからは安心感の声が寄せられています。

ネガティブな声・不安:
Amazonやフリマサイトで購入した格安ノーブランド品が膨張した、充電中に異常に熱くなるという体験談が複数見られました。また、特に海外通販で購入した製品はメーカーが不明でリコール情報を確認できないという不安が強く、「PSEマークがあれば大丈夫と思っていたのに」という声も聞かれます。

また、AnkerやXiaomiといった有名メーカーでもリコールが発生しているという事実に驚く声も多く、「結局どこのメーカーを選べばいいのか」という迷いが生じている様子がうかがえました。

もし発火したらどうする?NITEが推奨する正しい対処法

万が一、モバイルバッテリーから煙が出たり発火したりした場合の対処法を知っておくことは非常に重要です。

NITEの注意喚起(2025年)では、以下の対処法が推奨されています。

  • 大量の水で消火する:リチウムイオン電池の火災には、水が最も効果的です。消火器よりも、バケツや流水で十分な水をかけることを優先してください。
  • 水没状態で119番通報:発火したバッテリーを水の入った容器に沈め、そのままの状態で消防に通報します。水から出ると再発火する危険性があります。
  • 絶対に素手で触らない:特に膨張している場合は、内部に可燃性ガスが溜まっています。触れたり押し込んだりすると爆発的な発火につながります。

また、膨張を発見した場合も同様です。「ちょっと押してみよう」は絶対にやめてください。専門の回収業者や自治体のルールに従って処分しましょう。

これからのモバイルバッテリー選び:次世代安全技術にも注目

最後に、少し先の話もしておきましょう。

現在、準固体電池という新しいタイプの電池を搭載したモバイルバッテリーが登場し始めています。液体の電解質ではなくゲル状や固体に近い電解質を使うことで、従来のリチウムイオン電池より熱暴走のリスクが低いとされています。

モッテルが準固体電池採用のモバイルバッテリーを先行発売するなど、この分野はこれから本格的に動き出そうとしています(同社公式発表、2026年)。まだ市場に出始めたばかりの技術ですが、今後のモバイルバッテリー選びの新たな選択肢になるでしょう。

モバイルバッテリー爆発メーカーを避けるために今すぐできること

ここまで読んでいただき、何をすればいいか整理します。

  1. お持ちの製品をチェック:上記のリコールリストに該当する製品がないか確認しましょう。もしあれば、メーカーの公式サイトでリコール対応を調べてください。
  2. PSEマークの確認:本体やパッケージにPSEマークがあるか確認します。ない場合は使用を中止することをおすすめします。
  3. 膨張や異常発熱がないか定期的に確認:特に夏場はこまめにチェックしましょう。少しでも異常を感じたら使用をやめてください。
  4. 次に買うときは「新基準対応品」を選ぶ:2024年12月以降に製造された新基準対応品を選びましょう。パッケージや商品説明に「PSE新技術基準対応」と明記されているものが該当します。

モバイルバッテリーは現代の生活に欠かせない便利なアイテムです。「爆発」という言葉に怯えるのではなく、正しい知識を持って賢く安全に使っていきましょう。


おすすめの安全なモバイルバッテリー

ここでは、PSE新基準に対応し、国内サポートも充実している製品を紹介します。

エレコム モバイルバッテリー DE-C72L-20000BK

オウルテック モバイルバッテリー OWL-LPB20015-RBK

ラディウス モバイルバッテリー RK-PH100W

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