「万博に行くんだけど、モバイルバッテリーっていくつくらいの容量を持っていけばいいんだろう?」
こうした疑問を持ってこの記事を読んでいるあなたに、まずは結論から伝えます。
2025年大阪・関西万博に1日フルで参加するなら、モバイルバッテリーの容量は「10,000mAh」がベストな選択です。
その理由はシンプルで、万博会場ではスマホの使用がこれまでにないほど必須であり、実際に来場者の約3割が電池切れで困ったというデータが出ているからです。それでいて、会場内の無料充電スポットは慢性的な混雑でほぼ使えないという現実があります。
では、なぜ10,000mAhなのか。5,000mAhでは足りないのか。20,000mAhでは重すぎるのか。この記事では、2025年6月以降に明らかになった会場の最新事情と、実際の来場者の生の声を交えながら、あなたのスマホの使い方や滞在時間に合わせた“自分にとって正しい容量”を選べるように徹底的に解説していきます。
万博でモバイルバッテリーの容量選びが重要な理由
まず大前提として、大阪・関西万博ではスマホが“チケット”であり“地図”であり“財布”です。入場には公式アプリのQRコードが必要ですし、会場内のほとんどの飲食店や物販はキャッシュレス決済が基本。パビリオンの事前予約や混雑状況の確認もすべてスマホで行います。
つまり、スマホの電池が切れた瞬間に、あなたの万博体験は大きく制限されてしまいます。
そんな中、2025年6月にINFORICH(ChargeSPOT運営会社)が行った調査(読売新聞2025年6月13日報道)によると、万博会場で「スマホの充電が切れそうになった・切れた」と回答した人は28.7%(約3割)に上りました。会場で困ったことのトップクラスに挙がっているんです。
さらに同調査では、会場内でモバイルバッテリーのシェアリングサービスなどを含む充電サービスを利用した人が38.2%に達したとも報告されています。
ということは、およそ3人に1人が「足りなかった」と感じているのが、2025年夏時点のリアルな万博の充電事情です。
会場の充電スポットはあてにならない
「でも、会場に充電スポットがあるんでしょ?」と思うかもしれません。確かに、万博会場内には無料の充電スポット(電力館前のQiベンチなど)や有料のレンタルサービス(ChargeSPOT)が設置されています。
しかし、ここが重要なポイントです。無料の充電スポットは慢性的な混雑でほぼ使えないというのが、SNSや口コミサイトで多数報告されている現状です。
電力館前のベンチ型充電器は、開場直後から満席で、順番待ちをするくらいなら諦めたという声が非常に多く見られました。また、ChargeSPOTのようなシェアリングバッテリーも、人気のスポット(東ゲート・西ゲートのビジョンブース周辺)ではスタンドが空っぽで借りられなかったという失敗談が複数確認されています。
つまり、「会場でなんとかする」という計画はリスクが高すぎるんです。自分のバッテリーは自分で持っていく。これが2025年万博を快適に過ごすための鉄則です。
5000mAh・10000mAh・20000mAh、それぞれの実力を比較
では具体的に、どの容量を選べばいいのか。家電量販店エディオンの専門家のアドバイス(Lmaga.jp 2025年7月取材)や、実際に万博に行った人たちの声を基に、「5,000mAh」「10,000mAh」「20,000mAh」を徹底比較していきます。
まず、各容量でスマホを何回フル充電できるかの目安から見ていきましょう。一般的なスマホ(iPhone 15 Proなど)のバッテリー容量は約3,000〜4,000mAhです。モバイルバッテリーの容量は変換ロス(約70〜80%の効率)を考慮する必要がありますが、おおまかに以下のようなイメージです。
- 5,000mAh:スマホ約1.5回分の充電
- 10,000mAh:スマホ約2.5〜3回分の充電
- 20,000mAh:スマホ約5〜6回分の充電
では、これを万博の1日の行動に当てはめてみましょう。
5,000mAh:半日だけの来場か、サブ機として
5,000mAhはコンパクトで軽量(約100〜150g)なのが最大のメリットです。しかし、万博で写真をたくさん撮ったり、公式アプリで館内マップを頻繁に確認したりするような標準的な使い方では、午後にはバッテリーが危なくなると見られます。
実際にX(旧Twitter)上では、「5,000mAhしか持ってこなかったら足りなかった。もっと大きくすればよかった」という後悔の声が多数投稿されていました。あくまで「サブ機用」または「半日だけの来場」という前提で選ぶべき容量です。
ちなみに、会場内の郵便局(東ゲート・西ゲート)で販売されている5,000mAhの価格は2,780円(2025年6月時点、八十五販売)です。
10,000mAh:1日フルで楽しむならこれ一択
繰り返しになりますが、10,000mAhが最もバランスの取れた選択肢です。
重さは約200〜250gで、5000に比べるとややずっしりしますが、許容範囲。その代わり、スマホをフルに使っても1日を通して安心して過ごせるだけの余裕を持っています。
SNSの口コミでも「1万mAhを持っていって正解だった。1日持った」「家族でシェアして使えた」という成功体験が非常に多く見られました。会場内の販売価格は3,480円(八十五販売、10,000mAh)で、5,000mAhとの差額は約700円。このわずかな価格差で得られる安心感を考えれば、コストパフォーマンスは抜群です。
20,000mAh:動画撮影ヘビーユースか家族シェア向け
20,000mAhになると、重さは約350〜450gと明らかにずっしりしてきます。ポケットに入れて歩くのは現実的ではなく、バッグの中で存在感を発揮します。
ただし、その分スマホ約5〜6回分の充電が可能なので、4K動画をバリバリ撮影する予定の方や、家族3人分のスマホを1つのバッテリーで賄おうという場合には心強い味方になります。
ただ、注意点もあります。まず、重さによる荷物の負担です。「20000mAhは重すぎて会場移動が苦痛だった」という声は実際に上がっています。また、航空機への持ち込みについては、一般的に100Wh(約27,000mAh)を超えると制限がかかりますが、20,000mAh程度であれば問題ありません(機内持ち込み可能な容量の目安は160Wh以下とされています)。それでも、重さと相談しながら選ぶ必要があるでしょう。
それ以上の容量は?
30,000mAh以上になると、重量は600gを超えるものが多く、会場を1日歩き回ることを考えると現実的ではありません。また、航空機の持ち込み制限(160Wh超過)に引っかかる可能性も高まるため、遠方からの来場者は特に注意が必要です。このクラスは、むしろキャンプや防災用として考えるべきでしょう。
自分にぴったりの容量を見つける「3つのチェックポイント」
ここまで各容量の特徴を見てきましたが、それでも「自分にはどれがいいんだろう?」という迷いが残るかもしれません。そんなあなたのために、10,000mAhが基本だが、以下の条件で調整するというフレームワークをお伝えします。
チェック①:会場に何時間いるか
- 午前中だけ / 夕方まで(半日):スマホの使用が控えめなら5,000mAhでも乗り切れる可能性。ただし、写真を撮る派ならやはり10,000mAh推奨。
- 開場から閉場まで(1日フル):迷わず10,000mAh以上。特に夕方の閉場間際に電池が切れると、帰宅経路の確保にも支障が出るので、余裕を持って。
チェック②:何人のスマホを充電するか
- 自分だけ:10,000mAhで十分。
- 同行者(家族や友人)とシェアする:1台で2〜3台分を賄うなら10,000mAhは最低ライン。余裕を持ちたいなら20,000mAhも検討。ただし、その分の重さは折り込み済みで。
チェック③:どのくらい撮影・アプリを使うか
- 記念写真をちょこちょこ撮る程度:10,000mAh。
- 一眼レフ代わりにスマホで動画をバリバリ撮る:バッテリー消費が非常に激しいので、20,000mAhを強くおすすめします。
万博でモバイルバッテリーを選ぶときの「落とし穴」2つ
容量以外にも、実際に万博でモバイルバッテリーを使うときに多くの人がハマる落とし穴が2つあります。ここを押さえておかないと、せっかくのバッテリーが宝の持ち腐れになります。
落とし穴①:充電ケーブルを忘れる
これは本当に多い失敗例です。「モバイルバッテリーは持ってきたのに、充電ケーブルをホテルに忘れた…」という声は、Q&AサイトやSNSで複数確認されています。
特に、iPhone(Lightning端子)とAndroid(Type-C端子)ではケーブルが異なります。バッテリー本体にケーブルが内蔵されているタイプを選ぶか、予備のケーブルを必ずバッグに入れる習慣をつけましょう。充電器だけ持っていっても、ケーブルがなければただの重りです。
落とし穴②:充電速度(W数)を意識していない
容量に加えて、どれくらいの速さで充電できるかも非常に重要です。最近のスマホは急速充電に対応しており、例えば20W出力に対応したモバイルバッテリーを使えば、約30分でスマホの半分以上を充電できます(エディオン専門家談、Lmaga.jp 2025年7月)。
しかし、古いモバイルバッテリーや安価な製品の中には出力が5W程度のものもあり、それではちょっと充電するのに数時間かかるなんてことになりかねません。購入する際は、出力(W数)が自分のスマホの急速充電に対応しているかもチェックすることをおすすめします。
現地で買うか、事前に買うか。コスパで考える
「もし忘れても会場で買えるんでしょ?」という声も聞こえてきそうです。確かに、2025年6月より万博会場内の郵便局(東ゲート・西ゲート)でモバイルバッテリーの販売が開始されました(八十五販売)。
しかし、ここで考えてほしいのは価格です。会場での販売価格は前述の通り、5,000mAhで2,780円、10,000mAhで3,480円。これに対し、Amazonなどで事前に購入する場合、同じようなスペックの製品が2,000円前後で手に入ることも珍しくありません(特にセール時)。
つまり、現地で買うと約1.5倍の価格差が生じる可能性があります。しかも、会場で買ったとしても、それは新品のバッテリーであって中は空っぽ。すぐに使うためには、どこかで事前に充電する必要があります。開場前に充電スポットを探すのは至難の業です。
以上の理由から、コスト面・利便性面の両方で「事前に自宅でフル充電して持っていく」のが圧倒的にお得で確実です。どうしても忘れた場合の最後の手段として、現地販売があることを頭の片隅に入れておく程度にしましょう。
おすすめのモバイルバッテリー(容量別)
ここまでの内容を踏まえ、特におすすめしたいモバイルバッテリーを容量別にご紹介します。いずれも一般的な基準で、万博での使用に適したスペックを持った製品です。
Anker Power Bank 10000mAh 出力20W モバイルバッテリー
Ankerの10,000mAhモデルは、軽量コンパクトながら出力20Wに対応しており、万博1日フル参加に最もバランスの良い一台です。iPhoneもAndroidも急速充電が可能で、ケーブル内蔵型を選べばケーブル忘れの心配も軽減されます。
CIO モバイルバッテリー 5000mAh 軽量 コンパクト
CIOの5,000mAhモデルは、とにかく軽さと薄さが魅力です。サブ機としてバッグに忍ばせておいたり、半日だけの来場でちょっとした安心が欲しいという方におすすめします。
Anker Power Bank 20000mAh 大容量 モバイルバッテリー
Ankerの20,000mAhモデルは、動画撮影がメインの方や、家族でシェアして使いたいという方の強い味方です。重さはありますが、その分の容量をしっかり確保できる信頼のブランドです。
万博のモバイルバッテリー容量は「10,000mAh」を基準に、あなたの使い方で調整しよう
最後に、もう一度結論を確認しましょう。
大阪・関西万博で快適に過ごすためのモバイルバッテリー容量は、10,000mAhを中心に考えるのがベストです。
- 半日だけ・サブ機として → 5,000mAh
- 1日フル・標準的な使い方 → 10,000mAh(最もおすすめ)
- 動画ヘビーユース・家族シェア → 20,000mAh
会場の充電スポットはあてにならず、実際に約3割の人が電池切れで困ったというデータ(INFORICH調査、2025年6月)もあります。現地で買うと割高で、しかも未充電。であれば、事前に適切な容量のモバイルバッテリーを自分で用意して、フル充電してから会場に向かう。これが、2025年の万博を100%楽しむための、最も確実でスマートな準備と言えるでしょう。
さあ、あなたにぴったりの一台を選んで、万博当日は電池残量の心配をせずに、思いっきり未来の体験を楽しんできてください!





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