ゲーミングデバイスを探していると、必ずと言っていいほど目にするのがRazerのメカニカルキーボードです。あの3匹の蛇のロゴを見ると、なんだかテンションが上がりますよね。でも、いざ買おうとすると「BlackWidow?Huntsman?何が違うの?」と迷ってしまう方も多いんじゃないでしょうか。
僕もかつてはそうでした。カチカチ鳴るやつがいいのか、静かなほうがいいのか。テンキーは必要なのか。もう悩みは尽きません。
そこで今回は、数あるRazer製品の中から本当におすすめできる7台を厳選してご紹介します。打鍵感や静音性、サイズ感までしっかり掘り下げていきますので、あなたにぴったりの1台を見つけてくださいね。
Razer独自のメカニカルスイッチとは
まず最初に知っておきたいのが、Razerのキーボードに搭載されているスイッチの種類です。これが打鍵感を大きく左右する心臓部になります。
今のRazer製品には、大きく分けてメカニカルスイッチとオプティカルスイッチの2種類が存在します。順を追って見ていきましょう。
グリーン・オレンジ・イエローの違い
Razerのメカニカルスイッチには、色で区別される3つのタイプがあります。これは押したときの感触や音をイメージしやすくするための工夫ですね。
グリーンスイッチ
クリック感があって、押すたびに「カチカチ」と小気味よい音が鳴ります。タイピングしていて気持ちいい反面、とにかく音が大きいです。「BlackWidow V4のグリーンスイッチは桁外れにうるさい」という声もあるくらいで、家族やルームメイトがいる環境だと少し気を使うかもしれません。クリック感重視で、周りを気にしなくていい環境なら、これ一択です。
オレンジスイッチ
クリック感を少し抑えて、押したときの音も控えめにしたモデルです。グリーンほどのカチカチ感は不要だけど、メカニカルらしい打鍵感は欲しいという方にぴったり。ゲームと普段使いの両方でバランスよく使いたいなら、まず候補に入れてください。
イエロースイッチ(リニア)
クリック感がなく、押し込むまでヌルヌルッと動くリニアタイプです。素早い連打が求められるFPSゲーマーに特に人気で、音も3つの中では最も静かです。底打ちするときのコツコツという音はしますが、耳障りなクリック音は発生しません。
オプティカルスイッチの魅力と信頼性
ここからが結構大事なポイントです。Huntsmanシリーズに採用されているオプティカルスイッチは、仕組みが根本から違います。物理的な金属接点を使わず、光の遮断で入力を検知するんです。
なんでこれが重要なのかというと、物理接点がないぶん劣化しにくく、チャタリング(キーを1回押しただけなのに文字が2重入力される現象)が原理的に起こりにくいからです。実際に「Huntsman V2を5年間使っているけど、まったく不具合がない」というユーザーもいました。
メカニカルスイッチ搭載のBlackWidowシリーズでは、ごく稀に「特定のキーの調子が悪い」「二重入力が発生した」といった報告も見かけます。耐久性や安定性を最重視したいなら、オプティカルスイッチという選択肢を覚えておいてください。
おすすめのRazerメカニカルキーボード7選
ここからは、実際におすすめできるモデルを1つずつ紹介していきます。あなたの使い方や好みに合わせて、どれが合いそうか考えながら読んでみてください。
1. Razer BlackWidow V4 Pro 75%
75%サイズでワイヤレス接続対応、しかもキースイッチを自分で交換できるホットスワップ機能まで付いた、まさに全部入りのフラッグシップモデルです。コンパクトだけど矢印キーはちゃんとあるので、普段使いもしやすい絶妙なサイズ感ですね。
「Razerのメカニカルキーボードで最高の製品」と評価する声もあり、打鍵感やビルドクオリティは文句なしです。ただし、メディアコントロールの操作性については賛否ありますし、価格もかなり高め。予算に余裕があって、ワイヤレスかつカスタマイズ性重視なら、これが最終回答になるでしょう。
2. Razer BlackWidow V4
フルサイズの有線モデルで、とにかく打鍵感を楽しみたい人向けです。グリーンスイッチの痛快なクリック感はクセになる気持ちよさがあります。
ただ、何度も言いますが、かなり音が大きいです。騒音というレベルで大きいので、購入前に周囲の環境を考えてくださいね。ゲームに没頭したい一人暮らしの方や、家族が音に寛容な方には本当におすすめです。オレンジスイッチ版もあるので、少しでも音を抑えたいならそちらをどうぞ。
3. Razer BlackWidow V4 TKL
V4からテンキーを省いたモデルです。マウスを大きく振るゲーマーにとって、デスクスペースは死活問題ですからね。機能や打鍵感はV4とほぼ同じで、コンパクトになったぶん取り回しやすいです。
4. Razer Huntsman V2
オプティカルスイッチ搭載の最上位シリーズです。アナログオプティカルスイッチというモデルでは、キーを押し込む深さに応じて入力速度を変えられる機能まで付いています。レースゲームでアクセルの開度を調整する、みたいな使い方ができるわけです。
打鍵音は割と大きめですが、クリック音というより底打ち音がメインです。安定性と独自機能をとことん追求したい方に。
5. Razer Huntsman V2 TKL
Huntsman V2のテンキーレス版です。オプティカルスイッチの信頼性をそのままに、よりコンパクトにまとまっています。省スペースかつ高性能。ゲーマーの理想を形にしたような1台ですね。
6. Razer BlackWidow V4 Low-profile HyperSpeed
「メカニカルは欲しいけど、あのゴツいキーキャップはちょっと……」という方に朗報です。このモデルは薄型スイッチを採用していて、見た目もすっきりしています。
打鍵感は従来のRazer製品より少しマイルドで、人によってはメンブレン式に近いと感じることもあるようです。ただし、ちゃんとクリック感はあるので、薄型でも妥協したくないというわがままを叶えてくれます。ワイヤレスなのもうれしいポイントです。
7. Razer BlackWidow V3
1つ型落ちにはなりますが、今でも十分すぎるスペックです。価格もこなれてきているので、初めてのRazerメカニカルキーボードにちょうどいいかもしれません。「V3のグリーンスイッチがOrnata V3よりはるかにうるさい」なんて声もあるくらい、こちらも元気のいい打鍵音が楽しめます。
失敗しないためのRazerキーボード選びのポイント
ここまで読んで「結局どれにすればいいの?」となっている方のために、判断基準を整理しておきます。
自分の環境に合った打鍵音を選ぶ
とにかくこれが一番大事です。Razerのメカニカルキーボード、特にグリーンスイッチ搭載機は本当に音が大きいです。リビングで使うとか、夜中に作業するとか、家族が寝ている隣の部屋でゲームするといった環境なら、オレンジかイエロースイッチを選んだほうが無難です。
静音性を気にする方が「静かだ」と感じる基準は、Razerのグリーンスイッチの音量とはかなりかけ離れていることが多いので、その点だけは肝に銘じておいてください。
サイズと必要なキー配列を確認する
フルサイズはテンキー付きで入力作業が快適ですが、横幅があります。TKLはテンキーがないぶんマウスの可動域が広がります。75%はさらにコンパクトで、デスクが狭い場合や、キーボードを持ち運ぶ可能性がある方に向いています。
自分が普段どれだけテンキーを使うかを考えて選んでみてください。
有線かワイヤレスか
ラグが気になるFPSプレイヤーは有線一択です。でも、デスク周りをすっきりさせたいとか、ケーブルが邪魔で仕方ないという方にはワイヤレスモデルがおすすめ。最近のRazerの無線技術はかなり優秀で、遅延を感じることはほとんどないと評判です。
ソフトウェアとの相性も忘れずに
Razerのキーボードをフル活用するには「Razer Synapse」というソフトウェアが必要です。キーの割り当て変更やRGB発光の細かい設定はこれがないとできません。
1つ注意点があって、SynapseはWindowsとMacにしか対応していません。Linuxユーザーの方は、キーのカスタマイズが一切できないことを理解した上で購入してください。
Razerメカニカルキーボードでゲームも作業ももっと快適に
ここまでRazerのメカニカルキーボードについて、スイッチの違いから具体的なモデルの特徴までお話ししてきました。
迷ったときの僕なりの基準を最後に伝えておきますね。一番無難で安定しているのは[Huntsman V2 TKL]、打鍵感をとことん楽しみたいなら[BlackWidow V4]、省スペース&ワイヤレスなら[BlackWidow V4 Pro 75%]です。
あなたの使い方やこだわりに合った1台を見つけて、毎日のゲームや作業をもっと楽しい時間にしてくださいね。カチャカチャという打鍵音に包まれながらキーを叩く快感は、やっぱりメカニカルキーボードじゃないと味わえませんから。
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