2026年1月、日本HPのゲーミングブランド「HyperX」と「OMEN」が「HyperX」ブランドに統合されました(HyperX Japan公式X、2026年1月22日発表)。これを機に、HyperXのワイヤレスゲーミングマウスラインアップを見直している方も多いのではないでしょうか。
現在、HyperXのワイヤレスゲーミングマウスは主要モデルだけで5種類。価格も性能もさまざまで、「どれを選べばいいかわからない」という声をよく聞きます。
この記事では、5モデルを横断比較し、あなたの用途にぴったりの1台を選ぶための基準を整理しました。結論から言うと、予算・プレイするゲーム・手のサイズの3つを軸に決めるのがおすすめです。最上位モデルが必ずしもあなたに合うとは限りません。それぞれの特徴を理解して、後悔しない選択をしましょう。
HyperXのワイヤレスゲーミングマウス、現在のラインアップは?
まずは全体像を把握しましょう。2026年7月時点で、HyperXのワイヤレスゲーミングマウスは以下の5モデルが主軸です。
- Pulsefire Haste 2 S Wireless(2025年発売、最上位モデル)
- Pulsefire Haste 2 Wireless(2023年8月発売、バランス型)
- Pulsefire Haste 2 Mini Wireless(2024年発売、コンパクト型)
- Pulsefire Haste 2 Core Wireless(2024年発売、エントリー/電池式)
- Pulsefire Haste Wireless(2021年発売、ハニカムデザインの初代)
この中で「Haste 2」シリーズは、センサーやバッテリー性能が大きく向上した世代です。一方、初代Haste Wirelessは発売から数年経過していますが、軽量で独特のハニカムシェルが魅力のモデルとして根強い人気があります。
どれが自分に合う?5モデルのスペックを一覧比較
各モデルの違いを一目でわかるように比較表にまとめました。数値は各公式サイトや正規代理店の公開情報をもとにしています(2026年7月時点)。
| 項目 | Haste 2 S Wireless | Haste 2 Wireless | Haste 2 Mini Wireless | Haste 2 Core Wireless | Haste Wireless(初代) |
|---|---|---|---|---|---|
| 発売時期 | 2025年 | 2023年8月 | 2024年 | 2024年 | 2021年 |
| 価格(実売目安) | 約24,750円 | 約12,000〜15,000円 | 約12,500円 | 約6,000〜8,000円 | 約5,000〜8,000円(中古) |
| 重量 | 64g | 61g | 59g | 70g(電池含む) | 61g |
| センサー | HyperX 26K | HyperX 26K | HyperX 26K | HyperX Core(最大12,000 DPI) | Pixart PAW3335(最大16,000 DPI) |
| 最大DPI | 26,000 | 26,000 | 26,000 | 12,000 | 16,000 |
| ポーリングレート | 1,000Hz | 1,000Hz | 1,000Hz | 1,000Hz | 1,000Hz |
| バッテリー持続時間 | 最大120時間 | 最大100時間 | 最大100時間 | 最大100時間(2.4GHz)/ 最大200時間(Bluetooth) | 最大100時間 |
| バッテリー方式 | 内蔵リチウム(450mAh) | 内蔵リチウム(370mAh) | 内蔵リチウム | 単4電池×1 | 内蔵リチウム |
| シェル素材 | マグネシウム合金 | ABS樹脂 | ABS樹脂 | ABS樹脂 | ABS樹脂(ハニカム構造) |
| マウスソール | Glass Skates標準 | PTFE標準 | PTFE標準 | PTFE標準 | ピュアPTFE |
| スイッチ寿命 | 1億回 | 非公表 | 非公表 | 2,000万回(TTC Gold) | 8,000万回(TTC Golden防塵) |
| 接続方式 | 2.4GHz / Bluetooth / 有線 | 2.4GHz / 有線 | 2.4GHz / Bluetooth / 有線 | 2.4GHz / Bluetooth 5.2 | 2.4GHz / 有線 |
| サイズ(mm) | 124.5×66.5×38.5 | 124×66×38(推定) | 117×62×37 | 124×67×38 | 124×66×38(推定) |
この表を見てわかるように、単純に「新しい=いい」とは言えません。例えば、最上位のHaste 2 S Wirelessは圧倒的性能ですが、価格も約25,000円と高額。一方、Haste 2 Core Wirelessは性能を抑えつつ約7,000円前後と、コスパ重視の方にぴったりです。
ここが違う!モデル別の選び方とおすすめユーザー
最上位の本気モデル:Pulsefire Haste 2 S Wireless
マグネシウム合金シェルにHyperX Glass Skates(強化ガラス製マウスソール)を標準搭載した、まさに競技向けの一台。重量は64gと軽量ながら、バッテリー持続時間はシリーズ最長の最大120時間を実現しています(製品レビュー記事、mocchan’s note、2025年)。
こんな人におすすめ:予算を気にせず、とにかく最高の性能を求めるガチゲーマー。特にFPSタイトルで微細な操作が求められる方に向きます。
バランスの王者:Pulsefire Haste 2 Wireless
61gの軽量ボディにHyperX 26Kセンサーを搭載。有線/無線両対応で、価格も約12,000〜15,000円と手が届きやすい範囲です。多くのゲーマーに「まずはこれ」とおすすめできる、シリーズの主力モデルです。
こんな人におすすめ:初めてのワイヤレスゲーミングマウスを探している方。予算と性能のバランスが最も優れています。
小手さん注目:Pulsefire Haste 2 Mini Wireless
通常モデルより16%小型化し、重量はシリーズ最軽量の59gを実現(プリンストンダイレクト正規代理店販売ページ、2024年)。ただし、「Mini」という名前から想像するよりは大きく、実際に「Miniと名乗る割にそれほど小さくない」という声も複数見られました(Amazonレビュー、Xでのユーザー投稿、2026年7月確認)。手に取ってみるのが確実です。
こんな人におすすめ:手が小さい方、またはより軽いマウスを求める方。ただし、サイズ感は事前に実物を確認できると安心です。
コスパ最強の電池式:Pulsefire Haste 2 Core Wireless
単4電池1本で駆動するエントリーモデル。最大12,000DPIとスペックは控えめですが、約6,000〜8,000円という価格帯は大きな魅力です。バッテリー交換式なので、充電を気にせず使い続けられます。
こんな人におすすめ:予算を抑えたい方、または充電の手間を省きたい方。エントリーユーザーやサブマウスとしても最適です。
ハニカム好きに捧ぐ:Pulsefire Haste Wireless(初代)
現在は流通量が減っていますが、六角形のハニカムシェルが特徴的な初代モデル。61g、最大16,000DPIと、今でも十分なスペックを持ちます。IP55相当の防塵防水性能も備えています(HyperX公式ROWサイト)。
こんな人におすすめ:ハニカムデザインが好きな方、または中古市場で手頃に入手したい方。
ユーザーのリアルな声:良い点と気になる点
スペックだけではわからない、実際のユーザーの評価を集めました(Amazon.co.jp、楽天市場、X、Q&Aサイトでの投稿を2026年7月に確認)。
ポジティブな評価(約6件)
- 価格の割に性能が十分で、軽さとワイヤレスの自由度を高く評価する声が複数ありました。
- クリック感がしっかりしていて、誤クリックが少ないという意見が複数見られました。
- 有線/無線の両方で使える汎用性の高さを好む声が複数ありました。
ネガティブな評価・注意点(約5件)
- Miniモデルについて「思ったより小さくない」「通常サイズと変わらない」という不満が複数見られました。
- サイドボタンが硬く、素早い連打には向かないという指摘が複数ありました。平坦で位置がわかりづらいという声もあります。
- 初代モデルから乗り換えたユーザーからは、「六角形の穴がなくなってデザイン的に寂しい」という意見が見られました。
- 設定ソフト「NGENUITY」がWindowsのみ対応のため、Macユーザーは初期設定ができないという不満が複数ありました。
- Coreモデルで、電池蓋に取りにくいビニールが付いているという報告が複数見られました。
これらの声から、公式スペックだけでは伝わらない「実際の使い勝手」 がかなりあることがわかります。特にサイドボタンの硬さやサイズ感は、購入前に意識しておきたいポイントです。
競合と比較しても負けてない?Razer・Logicoolとの違い
同じ価格帯の競合として、Razer Viper V3 ProとLogicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEXが挙げられます(製品比較レビュー記事、mocchan’s note、2025年)。
- Razer Viper V3 Pro:54g、最大35,000DPI、最大8,000Hzポーリングレート対応。価格は約23,800円。
- Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEX:60g、最大44,000DPI、最大8,000Hz対応。価格は約20,880円。
これらと比較すると、HyperXの最上位モデルであるHaste 2 S Wirelessは、ポーリングレートが1,000Hzとやや控えめです。ただし、多くのゲーマーにとって1,000Hzは十分以上であり、価格やバッテリー持続時間、付属のGlass Skatesといった独自の魅力がしっかりあります。
競合が「より速く、より軽く」を追求する中で、HyperXは「使いやすさとコストパフォーマンスのバランス」に強みがあると言えるでしょう。
2026年のブランド統合は何を変えるのか?
冒頭でも触れた通り、2026年1月22日にHyperXとOMENは「HyperX」ブランドに統合されました(HyperX Japan公式X)。これにより、PCから周辺機器、ソフトウェアまで一貫したゲーミング体験を提供する体制へと移行しています。
この統合が既存製品のサポートにすぐに影響を与えるとは考えにくいですが、今後の新製品展開には注意が必要です。OMENとのシナジーにより、これまで以上にPCとの連携を意識した製品が登場する可能性があります。現時点では大きな変更は発表されていませんが、ゲーミングPCごとHyperXで揃えたいユーザーにとっては追い風になるでしょう。
自分にぴったりのHyperXワイヤレスマウスを見つけるために
ここまでの情報を踏まえて、あなたに合った1台を選ぶためのチェックポイントをまとめます。
1. 予算はいくらまで?
- 〜8,000円 → Haste 2 Core Wireless(電池式、コスパ最強)
- 〜15,000円 → Haste 2 Wireless または Haste 2 Mini Wireless(バランス型かコンパクト型)
- それ以上 → Haste 2 S Wireless(最上位モデル)
2. どんなゲームをする?
- FPS・TPSなど精密な操作が求められる → 軽量な Haste 2 S Wireless または Haste 2 Mini Wireless
- その他のジャンル → Haste 2 Wireless で十分
3. 手のサイズは?
- 大きい・普通 → Haste 2 S Wireless / Haste 2 Wireless / Haste 2 Core Wireless
- 小さい → Haste 2 Mini Wireless(ただし実物確認推奨)
4. デザインの好みは?
- モダンでシンプル → Haste 2シリーズ全般
- ハニカム構造が好き → 初代 Haste Wireless(中古市場をチェック)
5. Macで使う?
- NGENUITYはWindows専用のため、Macユーザーは初期設定で別途Windows環境が必要な点に注意してください。
【おすすめモデル】あなたの用途に最適な3台
ここまでの比較をもとに、特におすすめのモデルを3つ紹介します。
HyperX Pulsefire Haste 2 Wireless
バランス型の主力モデル。価格と性能のバランスが最も優れており、初めてのワイヤレスゲーミングマウスに最適です。61gの軽量ボディに加え、有線/無線両対応で、ほとんどのゲーマーが満足できる一台と言えるでしょう。
HyperX Pulsefire Haste 2 Core Wireless
コスパ重視の方に。約7,000円前後でこの性能は驚異的です。電池式なので充電の手間がなく、エントリーユーザーやサブマウスとしても活躍します。予算を抑えたい方には迷わずおすすめできます。
HyperX Pulsefire Haste 2 Mini Wireless
軽量コンパクトを求める方に。シリーズ最軽量の59gで、手が小さい方やより軽いマウスを好む方にぴったり。ただし、サイズ感は事前に確認することをおすすめします。
まとめ:HyperXワイヤレスマウス選びで後悔しないために
HyperXのワイヤレスゲーミングマウスは、軽量でコストパフォーマンスに優れた製品が揃っています。最上位のHaste 2 S Wirelessは約25,000円と高額ですが、マグネシウム合金やGlass Skatesなど、他にはない特徴を持った特別な一台です。
一方で、多くのユーザーにはHaste 2 Wirelessが最もバランスが良く、予算を抑えたいならCore Wireless、手の小ささや軽さを優先するならMini Wirelessという選択肢が明確にあります。
2026年1月のブランド統合により、HyperXは今後さらに進化していく可能性があります。現時点での製品ラインアップは十分に成熟しており、どのモデルを選んでも満足度の高い選択ができるはずです。
あなたのプレイスタイルと予算に合わせて、最高の一台を見つけてください。





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