「札幌でモバイルバッテリーを回収してもらえる場所ってどこ?」「膨らんできたけど、普通に捨てていいの?」――そんな疑問をお持ちの方へ、最初に結論を伝えます。札幌市内でモバイルバッテリーを回収するには、バッテリーの状態に応じて行き先が3つに分かれます。正常な製品は家電量販店の回収ボックス、破損や膨張があるものは札幌市役所や地区リサイクルセンター、そしてメーカーの自主回収対象製品はメーカーへ返送するのが正しいルートです。それぞれの対応拠点は2026年に入ってから拡充やルール変更が進んでおり、知らないまま間違った場所に持ち込むと受け付けてもらえません。この記事では、札幌市の公式情報(2026年7月21日更新)やヨドバシカメラの発表(2026年7月12日)を踏まえ、最新の回収場所と正しい手順を状態別にわかりやすく整理しました。
札幌でモバイルバッテリーを回収する前に知っておきたい基本ルール
まず大前提として、モバイルバッテリーは絶対に燃えるごみやプラスチックごみとして出してはいけません。リチウムイオン電池が内蔵されているため、ごみ収集車や処理施設で圧縮・破砕される際に発火する危険性があります。札幌市環境局の公式案内(2026年7月21日更新)でも、「リチウムイオン電池はごみステーションに出せません」と明記されています。
ではどこに出せばいいのか。選択肢は大きく分けて「一般回収ルート」と「メーカー回収ルート」の2つです。さらに一般回収ルートの中でも、バッテリーの状態(正常か破損・膨張か)で行き先が変わります。この区別がとても重要で、ここを間違えるとせっかく回収場所に足を運んでも「お断り」されてしまいます。
【状態別】札幌でモバイルバッテリーを回収できる場所と手順
正常なモバイルバッテリー(リサイクルマークあり)の回収方法
本体にリサイクルマーク(小型充電式電池のリサイクルマーク)が表示されている正常なモバイルバッテリーは、JBRC(一般社団法人電池工業会)の回収協力店に持ち込むのが最も手軽です。札幌市内では以下のような店舗が協力店として登録されています。
- ビックカメラ札幌店
- ヤマダデンキ各店舗
- ケーズデンキ札幌店
- マツヤデンキ各店舗
- DCM各店舗
- ビバホーム各店舗
これらの店舗には入り口付近などに回収ボックスが設置されており、営業時間内であればいつでも持ち込めます。買い物のついでに処分できるのが大きなメリットです。ただし、破損していたり膨張している製品は受け付けてもらえませんので注意してください。
また、ヨドバシカメラ札幌店でもリチウムイオン電池の回収を行っています。ヨドバシカメラは2026年7月12日付の発表で、PSEマークが無いものや膨張したものも回収対象に含まれると明示しました。ただし、同発表では「破損、液漏れした電池につきましては回収することができません」とも記載されており、状態によって対応が異なります。正常品であれば、こちらも選択肢に入ります。
破損・膨張しているモバイルバッテリーの回収方法
本体が膨らんでいる、ひび割れている、液漏れしている――そんなモバイルバッテリーは、家電量販店の回収ボックスには入れられません。発火リスクが特に高いため、専門の処理ができる施設に持ち込む必要があります。
札幌市では、札幌市役所本庁舎12階、各区の清掃事務所、そして4つの地区リサイクルセンターが破損・膨張品の受け入れに対応しています。札幌市環境局の公式ページ(2026年7月21日更新)によると、これら市の施設であれば状態を問わず回収してくれるとされています。
各施設の所在地や受入時間は以下の通りです。
- 札幌市役所本庁舎12階:平日の8時45分から17時15分まで(土日祝日は休み)
- 清掃事務所:中央区・北区・東区・白石区・厚別区・豊平区・南区・西区・手稲区・清田区に各1箇所。受入時間は各事務所で異なります。
- 地区リサイクルセンター:北部(北区)、東部(東区)、西部(手稲区)、南部(南区)の4箇所。開館時間は午前9時から午後5時までで、月曜日(祝日の場合は翌日)が休館です。
こちらは確実に引き取ってもらえる反面、営業時間が平日限定だったり、休館日があったりと、量販店に比べると利便性ではやや劣ります。「すぐに処分したいけど、平日の日中は仕事で行けない」という方は、後述する小型家電回収の選択肢も検討してみてください。
電池が取り外せない内蔵型製品の回収方法
最近はモバイルバッテリーだけでなく、加熱式タバコやハンディファン、ワイヤレスイヤホンの充電ケースなど、バッテリーが本体に内蔵されていて簡単に取り外せない製品も増えています。こうした製品はどうすればいいのでしょうか。
札幌市の公式案内(2026年7月16日更新)では、電池が取り外せない場合は「小型家電」として回収するよう案内されています。札幌市内の各区役所や一部の公共施設に設置されている小型家電回収ボックスに投入することができます。ただし、ボックスの投入口は30cm四方までという制限があるため、大きすぎる製品は入らない場合があります。その場合は地区リサイクルセンターに持ち込むのが確実です。
このルートのメリットは、分解する手間が不要でそのまま処分できること。デメリットは、ボックスが各区役所にしかなく、量販店ほど多くないことです。
知っておきたい!メーカー自主回収(リコール)対象製品の対応
ここで見落としがちなのが、メーカーが自主回収(リコール)を実施している製品です。特にAnker(アンカー)製品は注意が必要です。
Anker Japanは2025年10月20日の公式発表で、モバイルバッテリー「PowerCore 10000」(型番:A1263)など4製品について自主回収を実施していると発表しました。対象製品は2022年12月から2025年10月までの間に販売されたもので、発火の恐れがあるとして交換または返金対応が行われています。
これが一般回収と何が違うかというと、対象製品は量販店の回収ボックスに出してはいけないという点です。あくまでメーカーに直接返送するのが正しい手順で、Ankerの場合は公式サイトから回収キットを申請して返送する流れになります。返送の手間はかかりますが、場合によっては代替品(上位モデル)と交換してもらえる可能性もあるため、該当する方はぜひ確認してみてください。
シリアルナンバーの確認方法や申請手順はAnker Japanの公式コーポレートサイトに詳しく掲載されています。自分のモバイルバッテリーが対象かどうか、まずは一度チェックしてみることをおすすめします。
札幌市内の回収拠点を比較!どこに持ち込むべきか
ここまでの情報を整理すると、選択肢が多くて「結局どこに持っていけばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。そこで、バッテリーの状態別に推奨される回収場所とその特徴を一覧にまとめました。
| バッテリーの状態 | 推奨される回収場所 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|---|
| リサイクルマークあり / 正常 | JBRC協力店(ビックカメラ、ヤマダデンキ、ケーズデンキ、マツヤデンキ、DCM、ビバホームなど) | 営業時間が長く、買い物ついでに処分できる | 破損・膨張品は受け付け不可 |
| リサイクルマークあり / 正常(PSEマークなしでも可) | ヨドバシカメラ札幌店 | 営業時間が長い。PSEマークなしでも回収対象に含まれる | 破損・液漏れ品は受け付け不可(2026年7月12日発表) |
| 破損・膨張・液漏れあり | 札幌市役所本庁舎12階 / 各区清掃事務所 / 地区リサイクルセンター(4箇所) | どのような状態でも確実に回収してくれる | 営業時間が平日限定(地区RCは月曜休館)。持ち込みに手間がかかる |
| メーカー自主回収対象(Anker A1263など) | メーカー宛てに返送(回収キットを申請) | 代替品(上位モデル)と交換になる可能性あり | 手続きがやや面倒。シリアル番号の確認が必要 |
| バッテリー内蔵で取り外せない製品 | 小型家電回収ボックス(各区役所等) / 地区リサイクルセンター | 分解せずにそのまま処分できる | ボックスの投入口は30cm四方まで。場所が限られる |
この表を見るとわかるように、「ただ捨てたいだけ」なのか「安全に処理したい」のか、それとも「メーカー対応が必要」なのかで、行き先はまったく変わってきます。まずは自分のモバイルバッテリーがどの状態に当てはまるかを確認することから始めましょう。
札幌でモバイルバッテリーを回収するときのよくある疑問
回収に料金はかかりますか?
札幌市の施設(市役所・清掃事務所・地区リサイクルセンター)への持ち込みはすべて無料です。また、JBRC協力店の回収ボックスへの投入も無料です。メーカー自主回収の場合も、返送時の送料はメーカー負担となるのが一般的です(Ankerの場合も同様)。お金がかかることを心配する必要はありません。
バッテリーを回収に出す前に何か準備は必要ですか?
必ずやってほしいのが絶縁処理です。モバイルバッテリーの端子部分(金属が出ているところ)にビニールテープを貼って覆うようにしてください。これは搬送中や回収後の保管中にショートして発火するのを防ぐための大切な処置です。特にバッグの中に入れて持ち運ぶ場合は必ず行いましょう。端子が露出している状態での持ち込みは、回収場所によっては断られることもあります。
複数個まとめて持ち込めますか?
はい、問題ありません。札幌市の施設でも量販店の回収ボックスでも、複数個をまとめて持ち込むことが可能です。ただし、量販店のボックスは容量に限りがあるため、あまりに大量の場合は市の施設への持ち込みを検討したほうが無難です。
モバイルバッテリー以外のリチウムイオン電池製品も回収してもらえますか?
はい。モバイルバッテリーに限らず、充電式のリチウムイオン電池を使用している製品(例えば、ワイヤレスイヤホン、携帯ゲーム機、電動歯ブラシ、加熱式タバコなど)も同様のルートで回収可能です。札幌市の公式案内でも「加熱式たばこ」が具体的な対象品目として挙げられています。バッテリーが内蔵されていて取り外せない場合は小型家電回収ボックスへ、取り外せる場合はJBRCの協力店へ、という原則は同じです。
回収場所に持ち込む前に確認すべき3つのポイント
ここまで読んでいただいて、「よし、じゃあ今すぐ行こう」と思った方もいるかもしれません。でもその前に、最後にもう一度だけ確認しておいてほしいことがあります。
1つ目は、バッテリーに異常がないかどうかです。膨らみやひび割れ、変色、異臭がする場合は、絶対に量販店の回収ボックスには入れないでください。市の施設に直接持ち込むか、自治体の案内に従ってください。
2つ目は、メーカーの自主回収対象ではないかどうかです。特にAnker製品を使っている方は、型番を確認することを習慣にしましょう。通常の回収ルートに出してしまうと、せっかくの交換対応のチャンスを逃してしまいます。
3つ目は、持ち込む施設の営業日と受入時間です。特に市役所や地区リサイクルセンターは平日や昼間の営業が中心です。「行ったら閉まっていた」という事態を避けるため、事前に公式サイトで営業カレンダーをチェックすることをおすすめします。
札幌でモバイルバッテリーを回収するなら「状態別」がカギ
札幌でモバイルバッテリーを正しく回収するためのポイントは、たった一言に集約されます。それは「状態別に分ける」 ということです。
正常品なら家電量販店のボックスへ。破損・膨張品なら市の施設へ。メーカーリコール対象ならメーカーへ。内蔵型なら小型家電回収へ。この4つのルートを頭に入れておくだけで、迷うことなく適切な場所に持ち込めるようになります。
2026年に入ってから、札幌市は回収拠点の拡充を進め、ヨドバシカメラはPSEマークなしの製品にも対応対象を広げるなど、モバイルバッテリー回収の環境は確実に改善されています。とはいえ、ルールが細分化されたことで「どこに出せばいいのかわからない」という声が増えているのも事実です。この記事が、そんな迷いを解消する一助になれば幸いです。
最後に、くれぐれも「面倒だから」と燃えるごみに出してしまうことだけはしないでください。火災事故を防ぐのはもちろん、リチウムイオン電池に含まれる貴重な資源(コバルトやリチウムなど)を再利用するためにも、正しい回収ルートを選ぶことが私たち一人ひとりに求められています。今日この記事を読んだタイミングで、まずはお手持ちのモバイルバッテリーの状態を確認し、適切な回収場所を探してみてください。
モバイルバッテリーの購入・買い替えを検討している方へ
「今使っているモバイルバッテリーを処分するついでに、新しいものを買いたい」という方も多いでしょう。ここでは、信頼性の高い製品をいくつか紹介します。選ぶ際のポイントは、PSEマーク(電気用品安全法の適合表示)が付いていること、そして過充電防止や短絡保護といった安全機能が搭載されていることです。
Anker PowerCore 10000
コンパクトながら10000mAhの大容量で、iPhoneなら約2回分の充電が可能です。Anker製品は安全認証を複数取得しており、安定した性能で長く使える点が評価されています。
CIO SMARTCOBY Ex01 SLIM
薄型で軽量なデザインが特徴のモデルです。PSEマークはもちろん、複数の安全保護回路を搭載しており、バッグに入れて持ち歩くのに適しています。
Xiaomi 33W Power Bank
急速充電に対応し、スマートフォンを短時間で充電したい方におすすめです。USB-Cポートを搭載し、最新のガジェットとの相性も良好です。
cheero Flat
フラットな形状でポケットに入れやすく、外出先での使用に便利です。10000mAhの容量でありながら厚みが抑えられているのがポイントです。
どの製品を選ぶにしても、購入後は絶対に正しく処分することを前提に使うようにしてください。新しいモバイルバッテリーを手にしたら、古いものはこの記事で紹介した方法で必ず適切に回収に出すことをお約束いただけると嬉しいです。





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