飛行機に乗る前に、モバイルバッテリーのルールって意外と複雑で不安になりますよね。特に香港エクスプレスを利用する場合、2025年と2026年に大きなルール変更があったのはご存知ですか?
結論から言うと、香港エクスプレスではモバイルバッテリーの機内持ち込みは可能ですが、2026年3月29日以降は「最大2個まで」という制限がかかり、さらに2025年4月7日以降は機内での使用(スマホへの充電)とオーバーヘッドビン(座席頭上収納棚)への収納が全面禁止されています。
つまり、従来のような「機内でカバンから出してスマホを充電する」という行為はできませんし、預け入れ荷物に入れるのも絶対にダメ。この記事では、2026年8月時点の最新かつ正確なルールと、じゃあどうやってフライト中に充電問題を乗り切ればいいのかという実践的な対策まで、徹底的に解説していきます。
まずはここをチェック!香港エクスプレス モバイルバッテリー持ち込みの最重要ルール
香港エクスプレス公式サイト(2026年3月28日更新)によると、モバイルバッテリーの取り扱いに関するルールは以下の通りです。まずはこの「3つの禁止」を頭に入れておきましょう。
1. 個数制限(2026年3月29日より)
モバイルバッテリーの機内持ち込みは最大2個までです。ICAO(国際民間航空機関)の最新規定に基づき、これまで曖昧だった個数制限が明確になりました。ちなみに、一般の予備電池(単三電池など)は最大20個までという別ルールがあるので混同しないように注意してください。
2. 機内での使用禁止(2025年4月7日より)
香港民間航空局(HKCAD)の規定に基づき、機内でのモバイルバッテリーを使用しての機器への充電、およびモバイルバッテリー自体の充電が全面禁止となりました。フライト中に「充電しながら動画を見る」というスタイルは、もう通用しません。
3. 収納場所の制限(2025年4月7日より)
モバイルバッテリーは座席頭上収納棚(オーバーヘッドビン)への収納が禁止され、前方座席ポケットまたは座席の下に収納することが義務化されています。緊急時にすぐに取り出せるようにするための措置です。
よくある質問と誤解:容量(Wh)の計算は本当に必要なの?
「100Whまでなら制限なし」というのはIATA(国際航空運送協会)の基本的な基準ですが、香港エクスプレスではそれに加えて上記の「2個制限」がかかってきます。
では、実際に容量計算は必要かというと、はい。ただし計算しなくても大丈夫な場合もあります。
多くのモバイルバッテリーには本体に「〇〇Wh」と直接表記されています。もし「mAh」と「V」しか書いていない場合は、(mAh × V) ÷ 1000 = Wh という計算式で出せます。例えば「20,000mAh、3.7V」なら「(20,000 × 3.7) ÷ 1000 = 74Wh」となり、これは100Wh未満なので問題なし。ただ、160Whを超えるモバイルバッテリーは香港エクスプレスでは持ち込み不可なので、その点は覚えておいてください。
意外と知られていない「スマートバッグ」のルール
最近流行っている、モバイルバッテリーが内蔵されたスーツケース(スマートバッグ)についても触れておきます。
香港エクスプレス公式サイト(2018年1月1日制定ルール)によると、バッテリーが取り外せないスマートバッグは、預入も機内持ち込みも禁止されています。もしスマートバッグをお持ちの場合は、バッテリーが簡単に取り外せるかどうかを必ず確認してください。取り外せる場合はバッテリーだけを機内に持ち込み、スーツケース本体は預け入れ可能です。取り外せない場合は、そのスーツケース自体を香港エクスプレスに持ち込むことができません。
香港エクスプレスと他の香港航空会社を比較してみた
他の航空会社と比較することで、香港エクスプレスルールの特徴がよりクリアになります。2026年8月時点で各社公式サイトを確認したところ、こんな違いがありました。
| 航空会社 | 持ち込み可能数 | 機内使用(充電) | オーバーヘッドビン収納 | 特殊ルール(スマートバッグ等) |
|---|---|---|---|---|
| 香港エクスプレス | 最大2個(2026年3月29日以降) | 禁止(2025年4月7日以降) | 禁止(前方座席ポケット等へ) | スマートバッグは電池取外し必須 |
| キャセイパシフィック | 最大2個(100Wh超) / 制限なし(100Wh以下) | 禁止(2025年4月7日以降) | 記載なし | スマートバッグは電池取外し必須 |
| 香港航空 | 最大2個(100Wh超) | 禁止(2025年4月7日以降) | 記載なし | スマートバッグは電池取外し必須 |
| 大灣區航空 | 最大2個(100Wh超) | 禁止(2025年4月7日以降) | 記載なし | スマートバッグは電池取外し必須 |
この表からわかるのは、香港エクスプレスは「オーバーヘッドビン収納禁止」という項目が明文化されている点で、他社よりも収納場所について厳格なルールを設けているということです。また、「最大2個」という制限が100Wh以下のモバイルバッテリーにも適用される点も特徴的。キャセイパシフィックなどは100Wh以下であれば個数制限がありませんから、ここは大きな違いですね。
ユーザーのリアルな声:何に困っているのか
SNSやQ&Aサイトを調べてみると、香港エクスプレスとモバイルバッテリーに関する投稿は年々増加傾向にあります。2026年8月時点での調査では、特に以下のような声が多く見られました。
圧倒的に多かったのは「ルール変更を知らなかった」という声。
「いつから機内で使えなくなったの?」「知らなかった。機内で充電できなくて本当に困った」「オーバーヘッドビンに入れちゃダメって書いてあるけど、じゃあどこに置けばいいの?」といった趣旨の投稿が多数確認されました。これは2025年4月のルール変更がまだ十分に浸透していないことを如実に示しています。
また、「没収された」「罰金を取られた」という体験談も散見されましたが、詳細な条件までは確認できませんでした。ただ、空港での検査が年々厳しくなっているのは事実のようです。
一方でポジティブな声としては「香港エクスプレスは他の航空会社よりもルールが明確でわかりやすい」「日本語の案内がしっかりしているので助かる」という意見もありました。
じゃあどうする?機内で充電できない時代の3つの対策
ルールが厳しくなったからといって、慌てる必要はありません。むしろ事前に対策をしておけば、快適なフライトは十分に可能です。
対策1:空港でしっかり充電しておく
香港国際空港(HKG)には多数の充電スポットがあります。搭乗ゲート付近やラウンジ、フードコートなど至る所にUSBポートやコンセントが設置されているので、搭乗開始ギリギリまでスマホやタブレットをフル充電にしておきましょう。特に長距離フライトの場合は、この「搭乗前の充電」が非常に重要になります。
対策2:省電力モードをフル活用する
機内ではモバイルバッテリーでの充電ができないので、いかにバッテリーを消費させないかが鍵です。機内モードをオンにする、画面の明るさを下げる、バックグラウンド更新をオフにするなど、基本的な節電対策を徹底してください。
対策3:香港現地のレンタルサービスを利用する
意外と知られていないのが、香港にはモバイルバッテリーのレンタルサービスがあるという点です。順豐香港(SF Express)の公式サイトによると、会員向けにモバイルバッテリーレンタルサービスを提供しており、デポジット50香港ドル+200会員ポイントで3日間レンタルが可能です。もし出発前に「バッテリーの容量が足りない…」と不安な場合は、香港到着後にこうしたサービスを利用するのも一つの手です。
モバイルバッテリー選びのポイントとおすすめ製品
これから新しいモバイルバッテリーを購入しようと考えている方のために、香港エクスプレス利用時に最適な製品の選び方と、いくつかのおすすめを紹介します。
選ぶ際のポイントは3つ。
- 容量は20,000mAh(約74Wh)以下が無難:100Whを超えると承認が必要になったり、そもそも持ち込みできないケースもあるので、安全な範囲で最大容量のものを選びましょう。
- 出力ポートが複数あるもの:スマホとイヤホンなど、複数デバイスを同時に(空港で)充電したい場合に便利です。
- 軽量・コンパクトなもの:持ち運びやすさは大事。特に香港エクスプレスはLCCなので、手荷物の重量制限も考慮しましょう。
以下の製品は、これらの条件を満たしつつ、ユーザー評価も高いモデルです。
- Anker Power Bank 20000mAh 大容量 モバイルバッテリー
Ankerは信頼性の高いブランドとして知られています。このモデルは20,000mAhで約74Wh。100Whを下回るので香港エクスプレスでも問題なく持ち込めます。2ポート搭載で、スマホとタブレットの同時充電も可能です。 - CIO モバイルバッテリー 15000mAh 軽量 薄型
とにかく軽量・薄型を求める方に。15,000mAh(約55Wh)と必要十分な容量を持ちながら、ポケットにもすっぽり収まるサイズ感が魅力です。デザインもスタイリッシュで、ビジネスシーンでも使いやすいでしょう。 - AUKEY モバイルバッテリー 20000mAh PD対応
急速充電(PD)に対応しているので、空港での短時間の充電でもしっかりパワーをチャージできます。2個までしか持ち込めないという制限があるからこそ、1個で多くのデバイスをカバーできるこの製品は強い味方になります。
まとめ:2026年の香港エクスプレスでは「準備」と「切り替え」がカギ
香港エクスプレスでモバイルバッテリーを持ち込む際には、最新ルール(2025年4月〜、2026年3月〜適用)を正確に理解し、機内での充電を「できないもの」として事前に準備を済ませておくことが何より重要です。
・モバイルバッテリーは機内持ち込み可(ただし最大2個)
・機内での使用(充電)は禁止
・オーバーヘッドビンへの収納は禁止(前方座席ポケットか座席下へ)
・スマートバッグはバッテリーが取り外せない場合は持ち込み不可
これらのルールは、一見すると「面倒くさい」と感じるかもしれません。でも、安全のためのルールですし、事前に知っておけば何も怖くありません。この記事で紹介した対策(空港充電・省電力モード・現地レンタル)を実践して、ストレスフリーな空の旅を楽しんでくださいね。





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