みなさん、こんにちは。「ソフトバンクモバイルバッテリー」って調べていて、意外と情報が出てこなくて困っていませんか?アマゾンで探しても、公式サイトで見つけようとしても、なんかパッとしない。もしかしたら「もう販売終了したの?」なんて疑問を持っている方もいるかもしれません。
結論から言います。ソフトバンクが一般消費者向けに販売していたモバイルバッテリーは、現在ほぼ全ての新製品の販売が終了しています。 そして、ソフトバンクは今、私たちが想像するようなスマホ用の充電器ではなく、AI時代の電力インフラを支える巨大なバッテリー事業に舵を切っているんです。
この記事では、2026年5月にソフトバンクが発表した衝撃の最新戦略を皮切りに、過去に販売されていた製品の現状、そしてこれからのソフトバンクのバッテリー事業がどう変わっていくのかを、公式情報をもとに深掘りして解説します。
ソフトバンクモバイルバッテリーの現在地:販売は終了している?
まず、多くの方が気になっている「今、ソフトバンクのモバイルバッテリーって買えるの?」という疑問にハッキリとお答えします。
現在、ソフトバンクの公式オンラインショップや実店舗で、新しく「モバイルバッテリー」として購入できる製品は基本的にありません。検索結果に出てくる「SoftBank SELECTION(ソフトバンクセレクション)」シリーズは、全て過去の製品です。
2013年に発売された「SoftBank SELECTION」シリーズとは
ソフトバンクが最後に本格的に展開したモバイルバッテリーシリーズは、2013年12月に発表された「SoftBank SELECTION」ブランドの「smart energy(スマートエナジー)」シリーズでした(ソフトバンクBB株式会社 プレスリリース、2013年12月)。具体的には以下の3モデルが展開されていました。
- smart energy card 3100(容量3100mAh)
- smart energy box 6200(容量6200mAh)
- smart energy box 10000(容量10000mAh)
これらの製品は、当時スマートフォンの普及が急速に進む中で、純正アクセサリー的な位置づけで発売されました。しかし、発売からすでに10年以上が経過しており、現在はメルカリやラクマといったフリマアプリで中古品が出品されている程度で、新品での入手は事実上不可能な状態です。
中古市場では買える? 注意点も
Amazonやフリマサイトを探すと、「SoftBank モバイルバッテリー SB-SE13-U062」や「LU01」「LU02」といった型番の商品が出品されていることがあります。確かに、どうしてもソフトバンクブランドにこだわるのであれば、これらのルートで入手することは可能かもしれません。
ただし、中古のモバイルバッテリーは経年劣化が避けられません。 リチウムイオン電池は充放電を繰り返すと性能が落ちていくため、見た目が綺麗でも実際の使用時間は短い可能性が高いです。数千円を出して古い製品を買うより、最新の他社製品を選んだ方が結果的に満足度は高いでしょう。
なぜソフトバンクはモバイルバッテリーをやめたのか? 最新発表から見る真の狙い
では、なぜソフトバンクは一般消費者向けのモバイルバッテリー市場から撤退したのでしょうか? その答えは、2026年5月11日にソフトバンク株式会社が発表した、まったく新しい「国産バッテリー事業」にあります(ソフトバンク株式会社 ニュースリリース、2026年5月11日)。
この発表によると、ソフトバンクはこれまでの「スマホの充電器」というスケールをはるかに超え、AIデータセンター向けの「ギガワット時規模」の大型蓄電システム(BESS:バッテリー・エナジー・ストレージ・システム)の開発・製造に乗り出したのです。
2026年5月発表!「国産バッテリー事業」の中身とは
この新事業の内容を、公式発表からいくつかピックアップしてみましょう。
- 開発・製造の開始時期:2027年度を予定
- 対象:AI時代に必須となるデータセンターや電力系統のインフラ
- 技術的特徴:なんと「亜鉛ハロゲン化物バッテリー」という革新的なセルを開発中。電解液に真水を使用することで、発火リスクを原理的に排除できるという抜群の安全性を誇ります(ソフトバンク株式会社 ニュースリリース、2026年5月11日)。
- 性能目標:DeltaX社の設計技術を取り入れ、世界最高水準のエネルギー密度を実現することを目指しています(同発表)。
つまり、ソフトバンクは「個人のスマホを充電する小さなバッテリー」ではなく、日本全体のエネルギーインフラやAI産業を支える「大きなバッテリー」へと事業の軸足を完全に移したのです。
従来のモバイルバッテリーとの圧倒的な違い
この動きを理解するために、過去の展開と現在・未来の計画を比較してみましょう。
| 比較項目 | 過去の展開(〜2013年頃) | 現在・今後の展開(2026年〜) |
|---|---|---|
| 対象市場 | 一般消費者(スマホユーザー) | 産業・インフラ(AIデータセンター、電力系統) |
| 代表製品 | SoftBank SELECTION smart energy シリーズ(3100〜10000mAh) | ギガワット時規模の蓄電システム(BESS) |
| 技術的な特徴 | リチウムイオン電池、USB充電 | 亜鉛ハロゲン化物電池(発火リスク低減、高エネルギー密度) |
| 提供開始時期 | 2013年12月 | 2027年度(製造開始予定) |
この表を見てもらえればわかる通り、スケールも技術も次元が違います。ソフトバンクは「スマホの充電」という市場が成熟しきったと判断し、AI時代の電力需要というまったく新しい市場に賭けているのです。
なぜ今、大規模バッテリーなのか? AI時代の電力需要と安全保障
ここで気になるのが、「なぜソフトバンクは今、バッテリー事業なのか」という点です。この背景には、AIの爆発的な普及に伴う電力需要の増大と、エネルギー安全保障という二つの大きな潮流があります。
AIデータセンターの電力問題
生成AIの処理には、従来の検索エンジンと比べて格段に多くの電力が必要です。電力消費量の増加は、データセンターの運用コストを押し上げるだけでなく、安定した電力供給自体がボトルネックになりつつあります。特に、再生可能エネルギーは天候に左右されるため、大規模な蓄電システム(BESS)が安定稼働の鍵を握っているのです。
ソフトバンクはこの課題を先取りし、自社グループ内でデータセンター事業も展開している強みを活かして、需要が見込まれる分野に自らソリューションを提供するという戦略を取っています。
国産バッテリー開発の安全保障上の意義
もう一つ見逃せないのが、「国産」 というキーワードです。現在、リチウムイオン電池をはじめとする蓄電池技術は、中国や韓国などの特定の国にサプライチェーンが集中しています。エネルギーインフラを海外依存から脱却し、国内で安定調達できる仕組みを築くことは、国家戦略上も極めて重要なテーマです。
ソフトバンクが今回、国産バッテリー事業を打ち出した背景には、こうした経済安全保障の観点も強く影響しています。単なる事業拡大ではなく、日本の産業インフラを支える責任あるプレイヤーとしての覚悟が感じられる発表でした。
ソフトバンクのモバイルバッテリーに関するQ&A
ここで、読者の皆さんが抱えるであろう疑問にいくつかお答えしておきます。
Q1. ソフトバンクショップでモバイルバッテリーは買えませんか?
現在、ソフトバンクショップの店頭に「SoftBank SELECTION」の新品モバイルバッテリーが並んでいることはほぼありません。在庫があるとすれば、それは極一部の店舗に残ったデッドストックか、中古買取品の可能性が高いです。電話で在庫確認をしてから訪店することをおすすめしますが、期待はしないほうが良いでしょう。
Q2. ソフトバンクのモバイルバッテリーの中古は買っても大丈夫?
先述したように、リチウムイオン電池は経年劣化します。2013年発売の製品ですから、たとえ未使用品でも電池の状態は新品同様とはいきません。価格が極端に安い場合(数百円程度)は「試しに」買ってみるのも良いかもしれませんが、日常使いを想定するのであれば、AnkerやXiaomiなど、現在も新製品を出し続けている他社ブランドの製品を選ぶのが無難です。
Q3. ソフトバンクの公式サイトでバッテリー製品を見つけられないのはなぜ?
これがまさに今回の記事の核心です。公式サイトで見つけられないのは、一般消費者向けのモバイルバッテリーをソフトバンクが「もう主要商品として扱っていない」からです。公式サイトのトップページやアクセサリーカテゴリには、最新のスマホケースやイヤホンなどは掲載されていても、モバイルバッテリーだけが異様に少ない、または見当たらないのは、この戦略転換が理由です。
今、買うならどれ? おすすめモバイルバッテリー
とはいえ、実際にモバイルバッテリーが欲しいというニーズは変わりません。ソフトバンクブランドにこだわらず、現時点で確実に購入できて性能も良い製品をいくつか紹介します。これらの製品は、ソフトバンクが過去に展開していた製品と違い、最新の急速充電規格(USB PD)や大容量化が進んでおり、快適に使えること間違いなしです。
Anker Power Bank (20000mAh, 45W) USB-C急速充電対応
Ankerはモバイルバッテリーの世界的リーダーブランドです。このモデルは大容量ながら比較的コンパクトで、ノートパソコンにも給電できる高出力(45W)を備えています。ソフトバンクの旧型製品とは次元の違う充電速度を体感できるでしょう。
CIO モバイルバッテリー スマートチャージ 10000mAh
日本発のブランドで、デザイン性と高品質を両立しています。ケーブル内蔵型のモデルもあり、ケーブルを持ち歩く手間が省けるのが魅力です。コンパクトサイズなので、ソフトバンクの「smart energy card」のような薄型タイプをお探しの方にピッタリです。
Xiaomi モバイルバッテリー 10000mAh 超薄型
コストパフォーマンスの高さで有名なXiaomi製品。ソフトバンクの旧製品と同じくらいの価格帯で、最新の技術が詰め込まれています。薄型でポケットにも収まりやすく、デイリーユースに最適です。
ELECOM モバイルバッテリー 10000mAh 残量表示付き
国内シェアの高いELECOM製。PSEマーク(電気用品安全法)に適合した安心設計で、万一の際の保証対応も国内メーカーならではの安心感があります。残量がパーセント表示で確認できるのも便利なポイントです。
まとめ:ソフトバンクモバイルバッテリーの次なるステージ
いかがでしたでしょうか。今回は「ソフトバンクモバイルバッテリー」をテーマに、現在の入手難易度と、その背景にあるソフトバンクの壮大な事業戦略についてお伝えしてきました。
改めて整理すると、以下の3点がポイントです。
- 現在、ソフトバンクの新品モバイルバッテリーは市場からほぼ姿を消している(2013年発売の旧製品が最後)。
- その代わり、ソフトバンクは2026年5月にギガワット時級の国産バッテリー事業を発表。AIデータセンター向けの大規模蓄電システム開発に軸足を移した。
- もし今すぐモバイルバッテリーが必要なら、AnkerやCIOなど、現在も進化を続ける他社ブランドを検討するのが賢明。
ソフトバンクは、私たちが手に取る「モノ」としてのバッテリーの販売をやめました。しかし、それは単なる撤退ではなく、「スマホを充電する」という個人レベルのニーズから、「日本のAIインフラを支える」という国家レベルのミッションへとシフトしたと捉えるべきでしょう。
数年後には、ソフトバンクが開発したバッテリーが、どこかのデータセンターや街の変電所で静かに稼働しているかもしれません。もしかしたら、その電力があなたのスマホを充電している可能性だってあるのです。
ソフトバンクモバイルバッテリーは、私たちのポケットから姿を消しました。しかし、ソフトバンクのバッテリー技術は、もっと大きな形で私たちの未来を支えるために、今まさに生まれ変わろうとしています。





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