iPhoneのクリーンアップ機能で写真にモザイクはかけられる?使い方と注意点

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写真をSNSに投稿するとき、写り込んだ人の顔や周りの人物にモザイクをかけたい——そんな場面、誰にでもありますよね。

iPhoneの標準アプリ「写真」には、AIを使って写真を編集できる「クリーンアップ」機能が搭載されています。この機能、実は顔をぼかす効果もあるんです。でも、一般的なモザイクとは少し仕組みが違います。

この記事では、iPhoneのクリーンアップ機能で写真にモザイク(顔のぼかし)をかける方法と、その注意点、もっと確実に情報を隠すための代替手段までわかりやすく解説します。

iPhoneのクリーンアップ機能でモザイク処理はできる?

結論から言うと、iPhoneのクリーンアップ機能で、写真に写った人の顔をモザイク状にぼかすことは可能です。

ただし、ここでいう「モザイク」は、一般的な画像編集ソフトの「ピクセルを粗くする」モザイクとは仕組みが少し異なります。

クリーンアップ機能は、本来「写真の中の不要なものを消す」ためのツール。例えば、背景に写り込んだ見知らぬ人やゴミ、影などを消して、そこをAIで自動生成した背景で埋める——そういった使い方がメインです。

その副次的な効果として、人の顔を指で囲んだりなぞったりすると、その部分が「ブロックノイズによってぼやけた状態」になることがApple公式でも案内されています。

つまり、クリーンアップでできるのは「顔のディテールをぼかす」ことであり、完全にピクセル化されたモザイクとは見た目や性質が異なるという点をまず押さえておきましょう。

クリーンアップ機能で顔をぼかす具体的な手順

実際にiPhoneのクリーンアップ機能を使って写真の顔をぼかす手順は、とてもシンプルです。

  1. 「写真」アプリを開き、編集したい写真を選ぶ
  2. 画面右上の「編集」をタップ
  3. 下部のメニューから「クリーンアップ」アイコンをタップ(ブラシのようなマークです)
  4. ぼかしたい顔の部分を指で囲むか、なぞる
  5. AIが自動で処理を行い、顔の部分がぼやける

このとき、顔の輪郭に沿って指でなぞると、より自然にぼかしが適用されやすいです。

ただし、注意点もあります。クリーンアップは人の顔を検知してブロックノイズをかける仕組みのため、顔がはっきり写っていない場合や、横向き・後ろ姿の場合はうまく認識されないことがあります。

もし顔を囲んでもぼかしが適用されない場合は、何度か試したり、囲む範囲を変えてみてください。それでもダメな場合は、後述する代替手段を検討しましょう。

クリーンアップ機能が使えるiPhoneの条件

クリーンアップ機能は、すべてのiPhoneで使えるわけではありません。Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)という生成AI技術を利用しているため、対応機種と設定に制限があります。

公式情報では、以下の条件を満たす必要があるとされています。

  • 対応機種:iPhone 15 Pro / Pro Max、またはiPhone 16シリーズ以降(A17 ProまたはM1以降のチップ搭載機種)
  • iOSバージョン:iOS 18.1以降
  • 言語設定:Apple Intelligenceが利用できる言語(英語や日本語など)に設定されていること

自分のiPhoneが対応しているかわからない場合は、「設定」アプリから「Apple IntelligenceとSiri」の項目を確認してみてください。この項目自体が表示されていない場合は、お使いの機種ではクリーンアップ機能が利用できません。

クリーンアップの「顔ぼかし」と「モザイク」の違い

ここで、もう一度確認しておきたいのが、クリーンアップの顔ぼかしと本来のモザイク処理の違いです。

比較軸クリーンアップによる顔ぼかし一般的なモザイク処理
目的被写体を削除・修復するための副次効果情報を意図的に隠すための処理
仕組みAIがブロックノイズをかけてぼやけさせるピクセルを粗くして解像度を落とす
調整のしやすさ強度や範囲の調整はほぼ不可モザイクの強さや範囲を細かく設定可能
対応範囲主に人の顔が対象(認識が必要)顔・ナンバー・文字など、なぞった範囲すべてに適用可能

つまり、クリーンアップは「顔をぼかしたい」というより、「不要なものを消すついでに顔もぼやける」 という感覚のほうが近いです。

もし「この人物が誰だかまったくわからないようにしたい」「車のナンバーを絶対に読めなくしたい」といった、確実な情報隠蔽が目的なら、クリーンアップだけに頼るのは少し心もとないかもしれません。

もっと確実に情報を隠したい場合の代替手段

クリーンアップで思うように顔がぼかせなかったり、もっと確実に情報を隠したい場合の代替手段をいくつか紹介します。

マークアップ機能で塗りつぶす(標準機能)

iPhoneの写真アプリには「マークアップ」機能も標準で搭載されています。

  1. 写真を開き「編集」→右上の「…(三点リーダー)」→「マークアップ」をタップ
  2. ペンツールや四角形ツールを使って、隠したい部分を黒く塗りつぶす

この方法は確実に情報を隠せるというメリットがある一方、塗りつぶした部分は元に戻せず、見た目も不自然になります。しかし、ナンバープレートや住所、他人の顔を絶対に見えなくしたい場合には、最も安全な方法のひとつです。

サードパーティ製のモザイクアプリを使う

App Storeには、モザイク処理に特化したアプリが多数あります。

これらのアプリの多くは、指でなぞった部分にモザイクやぼかしをかけられるだけでなく、モザイクの強度や種類(ピクセル型・ぼかし型など)を細かく調整できるのが特徴です。

また、SnapseedTouchRetouchなどの高機能フォトエディタにも、部分的なぼかし機能が搭載されているものがあります。

ただし、アプリによっては広告が表示されたり、高度な機能は有料だったりするので、ダウンロード前に評価や機能説明をよく確認しましょう。

クリーンアップを使うときに絶対に守りたい注意点

クリーンアップで顔をぼかすとき、絶対に意識しておきたいことがあります。

ぼかしは「完全な匿名化」ではない

繰り返しになりますが、クリーンアップのブロックノイズ効果は、あくまで「ぼやけ」です。完全にピクセルが潰れているわけではないため、画像処理技術の進歩によっては、元の画像の特徴を復元できる可能性がゼロではありません。

SNSに投稿する写真であれば問題ないケースが多いですが、絶対に特定されたくない情報が写っている場合は、マークアップでの塗りつぶしを検討しましょう。

編集後は必ず拡大して最終確認

クリーンアップはAIが自動で処理するため、思ったとおりにぼかしが効いているか、周囲の背景が不自然になっていないかを必ず確認してください。

特に、複数の顔が写っている写真では、意図した顔だけがぼやけているか、他の人物にまで影響が出ていないかをチェックする習慣をつけましょう。

対応機種でない場合は無理に使おうとしない

古いiPhoneをお使いの場合、クリーンアップ機能はそもそも使えません。その場合は、前述のマークアップやアプリを活用するほうが早いです。

よくある質問

Q. クリーンアップ機能が「写真」アプリに表示されません

A. 対応機種(iPhone 15 Pro/Pro Max、iPhone 16シリーズ以降)であるか、iOS 18.1以降にアップデートされているかを確認してください。また、「設定」→「Apple IntelligenceとSiri」で機能が有効になっているかもチェックしましょう。

Q. 顔を囲んでもぼかしが適用されません

A. 顔がはっきり写っていない場合や、照明が暗い場合などは、AIが顔を認識できないことがあります。数回試してもダメな場合は、別のアプリを使うことをおすすめします。

Q. ぼかした顔を元に戻せますか?

A. クリーンアップの編集は「編集」画面から「元に戻す」ことで、いつでも編集前の状態に戻せます。ただし、写真を保存したあとは戻せないため、保存前にしっかり確認しましょう。

まとめ:目的に合った方法で写真を編集しよう

iPhoneのクリーンアップ機能は、写真に写った人の顔を簡単にぼかせる便利なツールです。特に、SNSに投稿する写真の顔をざっくりと隠したい場合には、とても手軽で使いやすい選択肢になります。

ただし、クリーンアップの顔ぼかしはあくまで「被写体削除の副次効果」であり、確実な情報隠蔽を目的とする場合には、マークアップ機能や専用のモザイクアプリを検討したほうが安心です。

目的に合った方法を選び、編集後は必ず拡大して確認する——この習慣を身につけて、写真編集をより安全に楽しんでください。

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