ゲームをしているとき、映像と音声がズレて気になったことはありませんか?ワイヤレスイヤホンの「遅延」は、多くの人が抱える悩みのひとつです。
そんな悩みを解決するのがドングル付きワイヤレスイヤホンです。USBドングルを使うことで、Bluetooth接続よりも安定した通信と低遅延を実現できます。
この記事では、ドングル付きワイヤレスイヤホンの特徴や選び方を解説しながら、おすすめの製品を紹介します。自分の使い方に合ったモデルを見つけるための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
ドングル付きワイヤレスイヤホンとは?通常のイヤホンと何が違うの?
ドングル付きワイヤレスイヤホンとは、イヤホン本体に加えて、USBポートに差し込む小さなレシーバー(ドングル)が同梱されている製品のことです。
通常の完全ワイヤレスイヤホンはスマートフォンやPCとBluetoothで直接通信します。一方、ドングル付きの製品は、イヤホンとドングルが独自の無線通信(主に2.4GHz帯)を行い、ドングルを介して機器と接続する仕組みです。
この方式には以下のようなメリットがあります。
- 安定した接続:周囲の電波干渉を受けにくく、途切れにくい
- 遅延が少ない:映像と音声のズレが気になりにくい
- ペアリングが簡単:Bluetooth設定をしなくてもドングルを挿すだけで使える機種が多い
特にゲームや動画視聴では、この低遅延が大きな魅力になります。
ドングル付きワイヤレスイヤホンの選び方。購入前に確認したい3つのポイント
製品を選ぶときは、次の3つのポイントをチェックすると失敗しにくいでしょう。
1. 対応機器を確認する
ドングルの端子がUSB-CかUSB-Aかは重要です。最近のスマートフォンやノートPCはUSB-Cが主流ですが、ゲーム機(PS4など)はUSB-Aしかない場合もあります。接続したい機器の端子を事前に確認しておきましょう。
2. イヤホンの形状で選ぶ
イヤホンには大きく分けて、耳穴を塞ぐ「カナル型」と、耳を塞がない「オープンイヤー型」があります。
- カナル型:遮音性が高く、没入感のあるサウンドが楽しめる。ただし、長時間の装着で疲れやすい場合がある。
- オープンイヤー型:周囲の音が聞こえるため、屋内での会話や外出時にも使いやすい。ただし、騒がしい場所では音が聞こえにくい。
3. バッテリー駆動時間
ゲームを長時間楽しむなら、バッテリー持ちも重要です。イヤホン本体の駆動時間に加えて、充電ケースを含めた合計時間も確認しておくと安心です。
ドングル付きワイヤレスイヤホンのおすすめ3モデル
ここからは、実際に販売されているドングル付きワイヤレスイヤホンの中から、特徴が異なる3つのモデルを紹介します。
1. JBL Quantum TWS Air – ゲーマー向けカナル型
ゲーミングオーディオの名門JBLが手がける完全ワイヤレスイヤホンです。
- 特徴:2.4GHzドングルとBluetoothの両方で接続可能な「JBL Dual Source」に対応。ドングルは充電ケースに収納できるコンパクト設計です。
- メリット:ゲームとスマートフォンを同時に接続できるので、ゲームをしながら通話やスマホの音声も聞けるのが便利です。IPX4防水仕様なので、多少の汗や水しぶきも安心です。
- デメリット:ゲーミング向けにチューニングされているため、音楽鑑賞がメインの方は好みが分かれるかもしれません。
- 向いている人:PCやPS4/5、Nintendo Switchでゲームを頻繁にプレイする方。遅延を極限まで気にするゲーマーにおすすめです。
- 向いていない人:主に音楽鑑賞が目的で、価格を重視する方。
- 購入前の注意点:JBL QuantumSURROUNDはPC専用機能のため、ゲーム機では利用できない点を理解しておきましょう。価格は変動する場合があるので、公式サイトや販売ページで最新情報を確認してください。
2. Cleer ARC II GAMING – 耳を塞がないオープンイヤー型
耳を塞がないオープンイヤー型でありながら、USB-Cドングルで低遅延を実現したユニークなモデルです。
- 特徴:16.2mmの大口径ドライバーを搭載。耳を完全に塞がないため、周囲の音を聞きながらゲームや音楽を楽しめます。頭の動きで操作できるモーションコントロールにも対応しています。
- メリット:家族や同僚と会話しながら使いたいシーンに最適です。長時間の使用でも耳が疲れにくく、運動時の使用にも向いています(IPX5防水)。
- デメリット:オープンイヤー型のため遮音性は低く、電車内や騒がしい環境では音が聞こえにくい場合があります。また、大音量では音漏れする可能性もあります。
- 向いている人:ゲームをしつつも周囲の音を気にしたい方。耳が詰まる感覚が苦手な方におすすめです。
- 向いていない人:完全な没入感を求める方や、騒音下で使用する方。
- 購入前の注意点:オープンイヤー型の特性を理解したうえで選ぶ必要があります。実際の装着感は個人差があるため、可能であれば試用を検討しましょう。
3. Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 + Sennheiser BTD 700 セット – 高音質と低遅延を両立
Sennheiserのフラッグシップイヤホンと、専用ドングルのセット販売モデルです。
- 特徴:MOMENTUM True Wireless 4はaptX Lossless対応で、ワイヤレスでもCD品質に近いロスレス再生が可能。BTD 700ドングルを使うとゲームモード時に30msという極めて低い遅延を実現します。
- メリット:音楽鑑賞からゲームまで、あらゆるシーンで高品質なワイヤレスオーディオを楽しめます。ドングル単体(BTD 700)も販売されているため、他のaptX対応イヤホンにも流用できるのが強みです。
- デメリット:セット価格が高価なため、予算に余裕がある方向けです。
- 向いている人:音質にこだわりながら、ゲームも楽しみたいオーディオファン。将来を見据えた投資を厭わない方におすすめです。
- 向いていない人:コストパフォーマンスを最重視する方。ゲームだけに特化したイヤホンを探している方。
- 購入前の注意点:aptX Losslessの恩恵を受けるには、イヤホンとドングル両方が対応している必要があります。日本円での価格や国内販売状況は公式情報を確認してください。
ドングル付きワイヤレスイヤホンのよくある疑問
Q. ドングルをなくしたらどうすればいいの?
メーカーによってはドングルのみの別売りをしている場合があります。SennheiserのBTD 700のように単体で購入できる製品もあるので、紛失時は公式サポートに問い合わせてみるとよいでしょう。
Q. すべてのイヤホンにドングルを使えるの?
いいえ。ドングルを使うには、イヤホン本体がそのドングルの通信方式やコーデックに対応している必要があります。Sennheiser BTD 700はaptX対応イヤホンと組み合わせることで真価を発揮するため、購入前に互換性を確認してください。
Q. 遅延はどのくらい解消されるの?
製品によって異なりますが、Sennheiser BTD 700のゲームモードでは約30msと発表されています。一般的なBluetoothイヤホン(100ms〜200ms程度)と比べると、かなり遅延が少ないといえるでしょう。
ドングル付きワイヤレスイヤホンはこんな人におすすめ
- ゲームの映像と音声のズレが気になる方
- 周囲のWi-FiやBluetooth機器が多い環境で使う方
- PCやゲーム機とスマートフォンをシームレスに切り替えたい方
- 高音質と低遅延の両方を妥協したくない方
一方で、以下のような方は通常のBluetoothイヤホンでも十分かもしれません。
- 主に屋外でスマートフォンと接続して音楽を聴くだけの方
- 遅延をあまり気にしない方
- 予算をできるだけ抑えたい方
まとめ。自分に合ったドングル付きワイヤレスイヤホンを選ぼう
ドングル付きワイヤレスイヤホンは、安定した接続と低遅延を求めるゲーマーや、高音質なワイヤレス環境を整えたい方にとって、非常に有力な選択肢です。
紹介した3モデルはそれぞれ特徴が異なります。
- ゲーム特化でカナル型がよいなら JBL Quantum TWS Air
- 周囲の音を聞きながら使いたいなら Cleer ARC II GAMING
- 高音質と汎用性を求めるなら Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 + Sennheiser BTD 700 セット
どのモデルも実在が確認されている製品です。価格や仕様は変更される場合があるため、購入前に必ず公式サイトや販売ページで最新情報を確認してください。
自分の使用環境や重視するポイントを整理して、最適な一台を見つけてくださいね。

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