リコール対象のモバイルバッテリーをお持ちの方は、まずは製品の型番とシリアルナンバーを確認し、該当する場合は速やかにメーカーの公式受付フォームから手続きを進めてください。 対象外であっても、バッテリーの膨張や異常な発熱が見られる場合は使用を中止し、お住まいの自治体のルールに従って処分することが安全です。この記事では、2026年8月時点で最新のリコール対象製品情報に加え、多くのユーザーが直面する「型番が確認できない」「対象外だけど不安」といった問題への具体的な対処法まで、実践的に解説します。
2026年8月時点のモバイルバッテリーリコール最新情報をチェック
まずは、現時点でリコールが実施されている主要なモバイルバッテリーを確認しておきましょう。特にAnker(アンカー)製品は複数のリコールが発表されており、対象製品の型番や対応窓口がそれぞれ異なる点に注意が必要です。
ケータイWatchの2026年5月16日付けの記事によると、この時点でモバイルバッテリーを含むリコール対象製品は21件に上ります。その中でも特に多くのユーザーが関心を持つAnker社のリコールについて、より詳細な情報を整理しました。
Anker製品のリコール:型番別に対応が異なる
Ankerでは過去複数回にわたってモバイルバッテリーのリコールを発表しています。Anker Mania(2026年7月更新)の情報をもとに、主要な対象製品とその対応内容を比較してみましょう。
Anker 535 Power Bank(型番:A1366)
- リコール発表日:2023年2月7日
- 対象判定方法:型番と購入時期による判定
- 対応内容:返金(9,990円)
- 受付窓口:専用フォーム / 電話:0120-253-004
Anker Power Bank(型番:A1257)
- リコール発表日:2024年9月17日(拡大発表:2025年6月26日)
- 対象判定方法:シリアルナンバー照合が必須
- 対応内容:交換または返金(選択可)
- 受付窓口:2025年6月発表分の共通フォーム / 電話:0120-775-171
- 備考:ふるさと納税版は専用フォームが用意されています。
Anker Power Bank(型番:A1647)/Anker 334 MagGo(型番:A1642)/Anker MagGo(型番:A1652)
- リコール発表日:2025年6月26日(3製品共通)
- 対象判定方法:型番と2025年6月26日までの購入時期で判定(シリアル照合不要)
- 対応内容:交換または返金(選択可)
- 受付窓口:共通フォーム / 電話:0120-775-171
Anker PowerCore 10000(型番:A1263)
- リコール発表日:2025年10月21日
- 対象判定方法:シリアルナンバー照合が必須(8桁表記のものは対象外)
- 対応内容:交換のみ(上位モデルへの交換)
- 受付窓口:2025年10月発表分の専用フォーム
- 備考:販売終了モデルのため、返金ではなく交換対応となります。
Ankerのリコールで特に注意したいのは、電話窓口が製品によって異なるという点です。間違った番号にかけても対応してもらえないため、必ず自分の製品のリコール発表時に案内された窓口を確認しましょう。
エレコム製品のリコール情報が更新(2026年6月)
エレコム製モバイルバッテリー「DE-M01Lシリーズ」についてもリコールが実施されています。エレコム製品Q&A(2026年6月12日更新)によると、対象となる型番の詳細が確認できます。同シリーズをお持ちの方は、エレコムの公式Q&Aページで最新の対象型番を必ずご確認ください。
その他のリコール対象製品
Ankerやエレコムの他にも、以下のような製品のリコールが発表されています(ケータイWatch 2026年5月16日記事より)。
- unybex「EZO Stadias」(2026年3月23日発表)
- Xiaomi「33W Power Bank 20000mAh」(2025年9月2日発表)
- CIO「SMARTCOBY Ex01 SLIM Qi2 & CABLE」
- Belkin「BoostCharge Pro Fast Wireless Charger for Apple Watch + Power Bank 10K」
- IKEA「VARMFRONT」
- Baseus マグネット式ミニワイヤレス急速充電モバイルバッテリー
- ZENDURE「SuperMini 5K」
- Lenovo「Go USB Type-C ノートブックパワーバンク」
- cheero「Flat 10000mAh」
- HyperJuice「130W USB C バッテリーパック」
これらの製品をお使いの方は、各メーカーの公式サイトで対象条件や手続き方法をご確認ください。
リコール対象かどうか確認する3つのステップ
ここからは、実際に自分が持っているモバイルバッテリーがリコール対象かどうかを確認する手順を解説します。
ステップ1:製品の型番を特定する
モバイルバッテリー本体の底面または側面に記載されている「型番」を探しましょう。「A1366」や「DE-M01L」といったアルファベットと数字の組み合わせです。
ステップ2:シリアルナンバー(製造番号)を確認する
AnkerのA1257やA1263のように、シリアルナンバー照合が必須の製品があります。シリアルナンバーも本体に印字されているので、型番と併せてメモを取りましょう。
ステップ3:メーカーの公式リコールサイトで照合する
各メーカーが用意している専用フォームに型番やシリアルを入力し、対象かどうかを判定してもらいます。このとき、必ず公式サイトであることを確認してください。検索結果の上位に表示される広告や非公式サイトに誘導されないよう注意しましょう。
型番が見つからない・印字が消えている場合の対処法
多くのユーザーが直面するのが、この「型番が確認できない」という問題です。SNSやQ&Aサイトでも、「本体に型番が書いてある場所がわからない」「印字が薄くなって読めない」という趣旨の投稿を複数確認しています。そんな時のための対処法をいくつか用意しました。
購入履歴を確認する
Amazonや楽天などのオンラインストアで購入した場合、注文履歴に製品名や型番が表示されています。購入履歴はかなり過去のものまで遡れるので、まずはここを確認してみてください。
類似製品の外観写真と照合する
型番が読めなくても、製品の形状や色、ポートの配置などで特定できる場合があります。メーカーの公式サイトや販売ページに製品画像が掲載されているので、自分の製品と見比べてみましょう。特にAnker製品はデザインが特徴的なので、Anker Maniaなどのファンサイトの画像も参考になります。
メーカーのサポートに問い合わせる
どうしても型番が特定できない場合は、勇気を出してメーカーのカスタマーサポートに連絡しましょう。本体の外観写真を送って特定してもらえるケースもあります。ただし、電話窓口はリコール対応で混雑していることが予想されるため、メールフォームやチャットサポートの利用も検討してください。
リコール手続きの流れと注意点
対象製品と確認できたら、手続きに進みましょう。基本的な流れは以下の通りです。
- メーカーの公式リコール受付フォームにアクセスする
- 型番・シリアル番号・購入時期などの必要事項を入力する
- メーカーからの返信(交換品の発送案内や返金手続きの案内)を待つ
- 指示に従って返送または交換品を受け取る
注意点1:電話窓口の番号を間違えない
先述の通り、Anker製品はリコール発表ごとに電話窓口が異なります。消費者庁のリコール情報サイトに掲載されている番号が古いまま更新されていないケースがあるため、必ずメーカー公式サイトのリコール特設ページで最新の窓口を確認してください。
注意点2:返送時の梱包に気をつける
リコール対象のモバイルバッテリーは発火リスクがあります。メーカーから指定された方法で梱包し、指示された運送会社で返送しましょう。自己判断で普通郵便で送るようなことは絶対に避けてください。
リコール対象外でも「なんか不安」な場合の安全な処分方法
リコール対象ではなかったけれど、バッテリーが膨らんできた、やけに熱くなる、充電の持ちが極端に悪くなった――そんな症状がある場合、それは製品の劣化サインかもしれません。このようなケースでは、安全のために使用を中止し、処分を検討する必要があります。
モバイルバッテリーの廃棄方法はお住まいの自治体によってルールが異なります。多くの自治体では「不燃ごみ」「資源ごみ」とは別に「小型家電」や「充電式電池」としての回収ルートが設定されています。
お住まいの自治体のホームページで「モバイルバッテリー 廃棄」や「小型充電式電池 処分」といったキーワードで検索し、正しい廃棄方法を確認してください。家電量販店の回収ボックスを利用できるケースもあります。
NITE(製品評価技術基盤機構)はモバイルバッテリーの火災再現実験映像や注意喚起ポスターを公開しており、劣化したバッテリーの危険性を視覚的に理解することができます。NITEの公式サイト(2026年8月2日確認)では、バッテリーの異常を早期に発見するためのポイントも紹介されています。
リコール対応後の新しいモバイルバッテリー選び方ガイド
リコールで製品を返却した後、あるいは「そろそろ買い替え時かな」と思っている方に向けて、安全なモバイルバッテリーの選び方もお伝えしておきます。折角新しいものを買うなら、安全で長く使える製品を選びたいですよね。
PSEマークは絶対条件
電気用品安全法(PSE法)に適合した製品にはPSEマークが付いています。これは日本国内で安全基準をクリアした証です。特に海外ブランドの製品を購入する際は、必ずPSEマークの有無を確認しましょう。
信頼できるブランドを選ぶ
Anker、エレコム、CIO、Belkinといった、日本国内で正規販売されているブランドは、何かあった時のサポート体制が整っています。リコール対応の迅速さも、こうしたブランドの信頼性の一部と言えるでしょう。
出力や容量だけでなく「セル」の品質にも注目
モバイルバッテリーのコアとなる「セル」には、LGやSamsung、Panasonicなどの信頼できるメーカーのものが使われている製品が安心です。製品仕様にセルメーカーが明記されているかどうかも、品質の判断基準の一つになります。
どうしても不安な方はレンタルサービスも
INFORICH社が提供する「CHARGESPOT」のようなモバイルバッテリーのレンタルサービスを利用するという選択肢もあります。所有するリスクを避け、必要な時だけ使うという考え方も、現代のスマートな選択肢の一つです。
もしもの時のために:リコールモバイルバッテリーに関するよくある質問
最後に、リコールに関するよくある疑問をQ&A形式でまとめました。
Q:リコール対象かどうか調べたら「対象外」だったけど、それでも発熱する気がする…
A:リコール対象外でも、経年劣化や製品個体差で異常が発生することがあります。安全のため、使用を中止し、お住まいの自治体のルールに従って廃棄することをおすすめします。
Q:購入したお店がもう閉店しているんですが、それでもリコール対応してもらえますか?
A:リコールは販売店ではなく、メーカーが責任を持って対応します。購入店がなくても、直接メーカーのリコール受付フォームから手続きが可能です。
Q:シリアルナンバーの照合で「該当なし」と出たけど、念のためもう一度調べたい
A:再度照合することは可能ですが、何度照合しても結果は変わりません。どうしても不安な場合は、メーカーのサポートに直接相談してみてください。
Q:リコール手続きの連絡が来ないんだけど、どうすればいい?
A:手続き後、メーカーからの返信までに数週間かかる場合があります。それ以上経過しても連絡がない場合は、問い合わせ窓口に連絡してみましょう。このとき、手続き時に発行された受付番号があるとスムーズです。
モバイルバッテリーのリコール情報は随時更新されています。特にAnker製品は複数のリコールが並行して実施されており、窓口が異なるケースもあるため、常に最新の公式情報を確認する習慣をつけましょう。何より、もしリコール対象製品をお持ちなら、少しでも早く手続きを進めることがあなたの安全につながります。
Anker 535 Power Bank (A1366)
リコール対象となったモデルの後継機種に当たります。Ankerの品質管理体制はリコールの迅速な対応からも信頼性が確認できており、安心して使えるブランドです。
CIO SMARTCOBY Ex01 SLIM Qi2 & CABLE
独自の安全回路設計とコンパクトなボディが特長のモデルです。ケーブル一体型で持ち運びに便利なうえ、PSEマークも取得済みです。
ZENDURE SuperMini 5K
小型ながら高品質なセルを採用し、堅牢なデザインが人気のモデルです。リコール情報が確認されていない安定したブランドとしても知られています。
cheero Flat 10000mAh
日本国内でのサポート体制が整っており、シンプルで使いやすいデザインが特徴です。安定した動作と信頼性の高さから、初心者の方にもおすすめできる製品です。





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