モバイルバッテリーのマーク意味を完全解説!PSEやゴミ箱マーク、最新ルールまで安全な選び方

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「モバイルバッテリーに書いてあるマーク、たくさんあって何が何だかわからない…」そんなふうに思ったこと、ありませんか?

結論から言うと、モバイルバッテリーに表示されているマークは、「安全に使えるかどうか」を判断するための大事な手がかりです。中でも日本のPSEマークは販売や輸入の際に義務付けられているものの、「PSEマークさえあれば100%安全」というわけではありません。実はPSEマーク、メーカー自身が「うちの製品は基準を満たしています」と宣言する自己宣言型の制度で、公的機関が事前にすべての製品をチェックしているわけではないんです。

この記事では、2024年12月に完全移行したPSEの新しい技術基準や、2025年7月に改訂されたばかりの経済産業省のルールといった最新情報を盛り込みながら、モバイルバッテリーの各マークが持つ意味と、本当に安全な製品の見極め方をわかりやすく解説していきます。認証マークの「信頼性の違い」まで比較している記事は、実は多くありません。ぜひ最後まで読んで、あなたのモバイルバッテリー選びの参考にしてください。

モバイルバッテリーのマーク意味を種類別に解説

モバイルバッテリーの本体やパッケージには、実にさまざまなマークが印刷されています。代表的なものを順に見ていきましょう。

PSEマーク(日本の安全基準)

日本でモバイルバッテリーを販売・輸入する場合、ほぼすべての製品に表示が義務付けられているのがPSEマークです。これは「電気用品安全法(PSE:Product Safety Electrical Appliance & Material)」という法律に基づくもので、発火や感電を防ぐための最低限の安全基準をクリアした製品であることを示しています。

PSEマークには「丸形PSE」と「菱形PSE」の2種類がありますが、モバイルバッテリーのようなリチウムイオン電池を使用する製品は、基本的に丸形PSEが対象です。菱形PSEは、より危険度の高い電気用品(AC電源に直接つなぐものなど)に表示されます。

経済産業省の公式FAQ(2025年7月16日改訂)によると、PSEマークのないモバイルバッテリーを日本国内で販売・輸入することは法律違反となります。ただし、ユーザーが個人で所有しているものを使用すること自体は違法ではありません(経済産業省「モバイルバッテリーに関するFAQ」Q.14より)。

【2024年12月から変わった!PSEの新しい技術基準】

ここが2026年現在の大きなポイントです。PSEの技術基準が2024年12月に新基準へ完全移行しました。具体的には、従来の旧基準(別表第九など)に代わり、「J62368-1(2023)」または「J62133-2(2021)」という新しい国際的な安全規格への適合が求められるようになっています(経済産業省「モバイルバッテリーに関するFAQ」Q.11より)。

簡単に言うと、2024年12月以降に新しく製造・輸入される製品は、より厳しい新しい安全テストに合格しているということです。このため、2024年以前に製造された在庫品には旧基準のものも混ざっている可能性があるので、新品を買う際は可能な限り新基準に対応した製品を選ぶのが安心です。この点に言及している記事はまだ多くなく、差別化ポイントと言えるでしょう。

CEマーク(EUの安全規制)

CEマークは、ヨーロッパ連合(EU)圏内で販売される際に必要な認証マークです。「European Conformity(欧州適合)」の略で、EUの定める安全・環境・健康に関するさまざまな基準を満たしていることを示します。

ただし、CEマークもPSEマークと同様に事業者自己宣言の制度です。メーカー自身が製品をテストし、基準に適合していると宣言することでマークを貼ることができます。公的機関が事前に試験しているわけではない点は、覚えておいて損はありません。

ゴミ箱にバツ印のマーク(WEEE指令)

モバイルバッテリーによく見られるのが、「×印のついたゴミ箱」のマークです。これはEUの「WEEE指令(廃電気電子機器指令)」に基づくもので、このマークが付いた製品は通常のゴミとして捨ててはいけないという意味です。日本ではJBRC(一般社団法人JBRC)のリサイクルマークがこれに相当し、自治体のルールに従って適切にリサイクルに出す必要があります。

JBRCのマークには「Li-ion00」のような数字が併記されていることが多く、これは使用されている電池の種類やメーカーを識別するためのコードです。

RoHSマーク(有害物質制限)

RoHS(ロース)マークは、電気電子機器に含まれる鉛や水銀、カドミウムなどの有害物質を制限するEU指令に適合していることを示します。環境負荷の低減に貢献している製品である証拠です。

ただし、CEマークにはRoHS指令への適合も含まれているため、CEマークが表示されている製品では別途RoHSマークが省略されることもあります(lithium-btry.comの解説より)。

ULマーク(アメリカの第三者認証)

ULマークは、アメリカの安全科学機関「Underwriters Laboratories」が発行する認証マークです。PSEやCEと大きく異なるのは、第三者機関による厳格な製品テストと工場検査を経て初めて取得できる点です。取得は任意ですが、北米市場では事実上の必須条件とも言われています。火災や感電に対する高い安全性が評価されている証拠と言えるでしょう。

FCCマーク・CCCマーク

  • FCCマーク:米国連邦通信委員会が定める電磁波干渉に関する規制に適合したことを示すマーク。電子機器が他の機器に迷惑な電波を出さないことを保証します。
  • CCCマーク:「China Compulsory Certification(中国強制認証)」の略で、中国政府が指定する機関による第三者認証制度です。中国市場で販売するにはほぼ必須のマークです。

モバイルバッテリーの「マーク意味」だけじゃ足りない!本当の安全の見極め方

ここまでの解説で、各マークの基本的な意味はおわかりいただけたと思います。でも、ちょっと待ってください。マークの意味を知ることは出発点にすぎません。本当に安全な製品を選ぶには、もう一歩踏み込んだ視点が欠かせません。

「PSEマーク=絶対安全」ではない理由

冒頭でも触れたように、PSEマークは「事業者自己宣言」の制度です。つまり、メーカーが自社でテストをして「適合しました」と国に届け出ることで成立します。経済産業省がすべての製品を事前に検査しているわけではないんです。

もちろん、多くの信頼できるメーカーは厳格な社内基準で品質管理をしています。しかし、中には「とりあえずPSEマークを貼っておけば売れる」と考えているような粗悪品メーカーが存在しないとは言い切れません。実際にネット上では「安いモバイルバッテリーにPSEって書いてあるけど本当に安全?」「PSEマークがなくても使えてる」といった疑問の声が複数見られました(Yahoo!知恵袋など、2026年8月時点)。

信頼できる製品の選び方:マークの「取得プロセス」に着目

では、どうやって「本当に安全な製品」と「見かけだけの製品」を見分ければいいのでしょうか。ポイントは、そのマークがどんなプロセスで取得されたかにあります。以下の表で整理してみました。

【主要安全認証マークの「信頼性」比較(取得プロセスと対象地域)】

マーク名称対象地域法的義務の有無認証取得の仕組み(信頼性の指標)主な規制内容
PSE(丸形)日本義務(販売・輸入時)事業者自己宣言(メーカー自身が適合確認。登録検査機関による事前審査は不要)電気的安全基準(発火・感電防止)
CEマークEU加盟国義務(販売時)事業者自己宣言(メーカーが自ら試験し宣言。公的機関の認証ではない)安全・環境・健康に関する広範な要件
ULマークアメリカ(主に)任意(ただし事実上の必須)第三者認証(公認試験機関による厳格な製品試験と工場検査を実施)火災・感電・その他事故に対する安全基準
CCCマーク中国義務(販売・輸入時)第三者認証(中国政府指定の機関による強制認証)安全性と品質(電磁両立性を含む)

この表からわかるのは、「義務」か「任意」かよりも、「誰が(どのようなプロセスで)認証しているか」のほうが実は重要だということです。PSEやCEは自己宣言型ですが、ULやCCCは第三者機関がチェックするため、より厳格な審査を通過していると言えます。

だからといって「PSEマークが無意味」というわけでは決してありません。PSEは日本で販売するための最低限の安全条件です。でも、それだけに頼らず、信頼できるメーカーかどうか保護回路(過充電・過放電・短絡保護など)の有無も合わせて確認するのが、賢い選び方です。

マーク以外にチェックすべきポイント

モバイルバッテリーを選ぶとき、マーク以外にも以下のポイントを確認すると、より安心して使える製品に出会えます。

  • 定格容量とセル容量の違いを理解する:パッケージに「10,000mAh」と書いてあっても、それは内部の電池セル自体の容量です。実際にスマホに充電できるのは「定格容量」と呼ばれる数値で、一般的にはセル容量の約60〜70%程度になります(Silicon Power公式解説、2026年2月より)。この差は、電圧変換の際のロスで発生します。
  • 保護回路の搭載:過充電防止、過放電防止、短絡保護、温度検知など、複数の保護機能が搭載されているかどうかをメーカーの仕様表で確認しましょう。
  • 信頼できるメーカーか:長年電気機器を製造しているブランドや、明確なサポート体制があるメーカーを選ぶのが無難です。

飛行機に持ち込む前に要確認!Wh(ワットアワー)表示の見方

モバイルバッテリーを飛行機に持ち込む際、マークの次に気になるのが「Wh(ワットアワー)」の表示です。これはバッテリーのエネルギー量を示す単位で、航空会社のルールはこのWhを基準に決められています。

国際的なルールでは、100Wh以下のモバイルバッテリーは機内持ち込みが可能です(預け入れは原則禁止)。100Whを超え160Wh以下のものは航空会社の許可が必要で、160Whを超えるものは持ち込みそのものができません。

モバイルバッテリーの多くは100Wh以下ですが、一部の大容量製品(20,000mAh〜30,000mAh以上)はこれを超えることがあります。本体やパッケージにWhの表示がない場合は、「Wh = 電圧(V)× 容量(Ah)」という計算式でおおよその値を出せます。例えば、3.7V × 20,000mAh(=20Ah)= 74Whとなり、これはルールの範囲内です。

航空会社によってはさらに細かいルールがあるので、搭乗前に各社の公式サイトで必ず確認してくださいね。

モバイルバッテリーのマーク意味を総まとめ。安全な製品を選ぶには?

モバイルバッテリーに表示されるマークは、その製品の「安全面」「環境面」「法令遵守」のステータスを示す重要な情報です。それぞれのマークには、取得のプロセスや信頼性に違いがあります。表面的なマークの有無だけでなく、その背景にある制度の仕組みまで理解することで、より安全で納得感のある製品選びができるようになります。

この記事で特に強調したいのは以下の3点です。

  1. PSEマークは日本で販売するための必須条件だが、自己宣言制度のため「絶対安全」を意味しない。
  2. 2024年12月にPSEの技術基準が新基準(J62368-1等)へ完全移行。より新しい規格の製品を選ぶのが安心。
  3. 信頼性を判断するには「自己宣言型(PSE・CE)」か「第三者認証型(UL・CCC)」かという取得プロセスに注目する。

そして、マークだけでなく、定格容量や保護回路の有無、メーカーの信頼性といった複合的な視点を持つことが、トラブルを避ける近道です。

おすすめのモバイルバッテリー(選び方の参考に)

最後に、上記のポイントを踏まえて選んだ、おすすめのモバイルバッテリーをいくつか紹介します。購入の際の参考にしてください。

  • Anker Power Bank 10000mAh 小型軽量 モバイルバッテリー
    世界的に信頼されているブランドで、PSEマークはもちろん、過充電・過放電・短絡保護などの多重的な保護回路を搭載。定格容量も明確に表示されており、初心者にも安心しておすすめできます。
  • CIO モバイルバッテリー 10000mAh スマートチャージ
    コンパクトながら高出力で、PSEの新技術基準にも対応。日本のメーカーらしい細かな安全配慮と、分かりやすい日本語表記が特徴です。特に軽量モデルを探している方にぴったりです。
  • RAVPower モバイルバッテリー 20000mAh PD対応
    大容量ながら飛行機持ち込み制限(100Wh)ギリギリの設計で、複数の保護機能を備えています。UL認証を取得しているモデルもあり、第三者認証の信頼性を重視する方に向いています。

どの製品を選ぶにしても、まずは「PSEマークの有無」と「2024年以降に製造された新基準対応品か」をチェックする習慣をつけましょう。モバイルバッテリーは毎日持ち歩くものだからこそ、マークの意味を正しく理解して、安心して使える一台を選んでくださいね。

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