韓国旅行にモバイルバッテリーを持っていくなら、2026年4月20日からルールが大きく変わったということをまず頭に入れておいてください。結論から言うと、機内持ち込みは1人最大2個まで。そして機内での使用(スマホへの給電も含む)は全面禁止です。これまでの「5個までOK」「使っても大丈夫」という情報は、もう古いんです。この記事では、2026年8月時点の最新の確定情報だけを集めて、何が変わったのか、空港で没収されないために何をチェックすればいいのかを、わかりやすくまとめていきます。
2026年4月20日施行!韓国モバイルバッテリールール、ここが変わった
この変更をひとことで言うと、「国際基準に合わせた厳格化」です。韓国国土交通省が国際民間航空機関(ICAO)に提案していた安全基準が2026年3月27日に承認され、国際基準に正式採用されたことを受けて、2026年4月20日から韓国国内の全航空会社で新しいルールが統一して適用されるようになりました(出典:コネスト/韓国国土交通省発表、2026年4月)。
具体的に何がどう変わったのか、時系列で整理してみましょう。
| 時期(適用開始日) | 機内持ち込み許容個数(100Wh以下の場合) | 機内での使用(スマホへの給電) | 機内での充電(バッテリー本体の充電) | 規制の背景・出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年3月頃まで | 最大5個 | 航空会社による(推奨されない) | 特に禁止記載なし(ただし非推奨) | 韓国国土交通省 旧基準(出典:山東航空公式サイト、2025年3月) |
| 2026年1月26日〜 | (現行のまま) | 大手5社で禁止 | (現行のまま) | 大韓航空・アシアナなど導入(出典:新京報/大韓航空発表、2026年1月) |
| 2026年2月23日〜 | (現行のまま) | 韓国全11社で禁止 | (現行のまま) | 徳威航空が最後に導入し完全統一(出典:中国民用航空網、2026年2月) |
| 2026年4月20日〜 | 最大2個 | 引き続き全面禁止 | 全面禁止(明確化) | ICAO国際基準化に伴う韓国新ルール(出典:コネスト/韓国国土交通省、2026年4月) |
この表を見ると、「個数制限」と「使用・充電の禁止」がこの4月を境に明確になったのがわかりますね。特に注意してほしいのは、機内でスマホに充電すること自体が禁止になったという点です。従来は「推奨されない」程度だったものが、はっきりと「ダメ」になりました。
あの火災事故がきっかけ?ルール変更の背景
この厳格化の背景には、2025年1月に発生した釜山空港での航空機火災事故があります。この事故を重く見た韓国国土交通省が、ICAOに安全基準の強化を提案し、それが今回の国際基準化につながったんです(出典:CARNOC/韓国国土交通省、2026年4月)。つまり、韓国発着の便に限らず、国際的にもこのルールがスタンダードになっていく流れにあるんですね。
韓国旅行前に要チェック!空港で没収されない「モバイルバッテリー」の選び方と対策
では、実際に2026年夏以降に韓国旅行に行く場合、どう準備すればいいのでしょうか。SNSやQ&Aサイトでは、「何個まで持っていけるの?」「機内で全く使えないならどうすれば…」といった不安の声が多く見られました。ここでは、そうしたリアルな疑問を解消していきます。
1. 「Wh(ワットアワー)」表記を必ず確認する
これは今さら感があるかもしれませんが、最も基本的で重要なチェックポイントです。規制の対象は「Wh」という単位で、100Whを超えるモバイルバッテリーは原則として機内持ち込みができません(航空会社の承認が必要なケースもありますが、ハードルが高いです)。多くのモバイルバッテリーは「mAh(ミリアンペアアワー)」で表記されていますが、Whへの換算方法は覚えておいて損はありません。
計算式はこれだけ覚えておけばOKです。
Wh = (mAh × V(電圧)) ÷ 1000
例えば、よくある「5V(ボルト)」のバッテリーで「10,000mAh」の場合、
(10,000mAh × 5V) ÷ 1000 = 50Wh となります。これは余裕で基準内です。
「20,000mAh」でも、
(20,000mAh × 5V) ÷ 1000 = 100Wh。ぎりぎりセーフです。
「3.7V」表記のバッテリーもあるので注意してください。その場合は計算結果が変わってきます。いずれにせよ、バッテリー本体に「Wh」の表記があるものを選ぶのが一番確実です。表記がないものは、空港の保安検査で止められるリスクが高いです。
2. バッテリーの端子は絶縁テープで保護する
これは多くの記事で言われていることですが、ショート防止のために端子部分を絶縁テープで覆うのは引き続き有効な対策です。バッグの中で他の金属物と接触して発熱・発火するリスクを減らせます。できれば、各端子が個別に覆えるタイプのテープやケースを持っていくと安心です。
3. もし機内でバッテリーを使いたくなったら…(代替手段)
ルールで「使用禁止」と言われても、長時間のフライトでスマホのバッテリーが心配ですよね。でも、機内でモバイルバッテリーを使うことは、もはや選択肢にありません(出典:中国民用航空網、2026年2月)。
そこで考えたいのが、機内のUSBポートやコンセントを利用する方法です。最近の国際線の機材には、座席に充電用のUSBポートやACコンセントが備わっていることが増えています。航空会社の機材情報を事前に確認しておくと、バッテリーが使えなくても安心です。もし不安なら、出発前にスマホをフル充電し、機内では節電モードを活用するのが現実的でしょう。
韓国旅行のモバイルバッテリー、おすすめの選び方と持ち運びのコツ
ここまでルールを確認した上で、どんなモバイルバッテリーを選べばいいのか、韓国旅行に特化した視点でおすすめを紹介します。
1. 容量は「10,000mAh〜20,000mAh」がベスト
上記の計算の通り、20,000mAh(100Wh)以下の製品が安全です。そして新ルールで持ち込みは2個までなので、大容量1個+コンパクト1個のような組み合わせが便利です。例えば、メインのバッテリーでスマホを2回ほどフル充電できるものを選び、サブとして薄型の小さなものを選べば、観光中も安心です。
2. 最新ルール対応の「高出力・多ポート」モデルも視野に
ルールが厳しくなったからといって、機能面で妥協する必要はありません。最新モデルでは、複数の端末を同時に充電できる多ポートタイプや、急速充電に対応したものが多く出ています。韓国では地下鉄やカフェでもスマホを使う機会が多いので、コンパクトながらパワフルなモデルは旅の強い味方になります。
以下のような製品が、韓国旅行の用途に合うでしょう。
Anker Power Bank 10000mAh 軽量・コンパクト 大容量
コンパクトで軽量ながら、スマホ約2回分の充電が可能。航空機の新ルール(100Wh以下)にももちろん対応しており、バッグのポケットにもすっぽり収まるサイズ感が韓国での街歩きに最適です。
CIO モバイルバッテリー 10000mAh 超薄型 急速充電
薄型でスタイリッシュなデザインが特徴。PSE技術基準適合品で安全性も高いです。2台同時充電が可能なので、友達や家族との旅行でも重宝します。
au モバイルバッテリー 20000mAh 大容量 急速充電
大容量ながら20,000mAh(100Wh)ギリギリの容量で、スマホなら4〜5回充電可能。特に長時間のフライトや、バッテリー消費の激しい動画撮影が多い旅行におすすめです。PD対応で高速充電も可能です。
3. もし空港で没収されたら?現地での購入方法
これはあまり記事で触れられていませんが、万一、保安検査でモバイルバッテリーが没収されるケースもゼロではありません。そうなった場合に備えて、韓国国内でモバイルバッテリーを購入できる場所を把握しておくのも一つの手です。
ソウルなら、明洞や弘大の「OLIVE YOUNG(オリーブヤング)」のようなドラッグストアでも、コンパクトなモバイルバッテリーが販売されていることがあります。また、「CU」「GS25」などのコンビニでも、緊急用の小型バッテリーが置いてある場合があります。ただし、日本と比べて種類が限られていたり、価格が高めだったりするので、あくまで最終手段と考えておいてください。何より、現地で購入したバッテリーも、帰りの飛行機では同じルールが適用されることをお忘れなく。
まとめ:2026年夏の韓国旅行は「モバイルバッテリー」を賢く準備しよう
韓国旅行のモバイルバッテリー事情は、2026年に入ってから大きく変わりました。
- 個数制限:1人最大2個(100Wh以下) (2026年4月20日〜)
- 機内での使用:全面禁止(給電・充電ともに) (2026年2月23日に全社で統一、4月20日に明確化)
- 容量の目安:20,000mAh(100Wh)以下を選ぶ
- 端子保護:絶縁テープは必須
- もしもの時は:機内のUSBポート活用 or 現地購入(最終手段)
一番の混乱ポイントは「古い情報」です。 2025年や2026年初頭の記事には「5個までOK」と書いてあるものもまだまだありますが、それは2026年4月20日以前のルールです。この記事が公開されている2026年8月時点では、すでに新ルールが適用されているということをしっかり意識して、快適でトラブルのない韓国旅行を計画してくださいね。





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