モバイルバッテリー、家に眠ったままになっていませんか?「なんとなく捨てられない」「でもビックカメラに持って行けばいいのかな」と思っている方も多いはず。結論から言うと、ビックカメラではモバイルバッテリーの回収を実施しています。ただし、すべての店舗・すべての状態のものが対象というわけではありません。
この記事では、2026年8月16日時点の最新情報をもとに、ビックカメラでの回収実態を、公式発表とユーザーのリアルな声を交えて詳しく解説していきます。「持っていったのに断られた」という事態を防ぐために、事前に知っておくべきポイントをしっかり押さえておきましょう。
ビックカメラのモバイルバッテリー回収、公式の対応は?
まずは公式が何を言っているのかを確認しておきましょう。
ビックカメラは公式X(旧Twitter)アカウントで、2026年8月10日に「使用済み小型充電式電池」の回収について案内を発信しています。そこにはモバイルバッテリーも含まれると明記されており、無料で回収を受け付けていることがわかります(出典:ビックカメラ公式X、2026年8月10日)。
ただし、この投稿には必ず「※回収できないものもございます」という但し書きが付いています。公式Facebookでも同様の案内が2025年7月に出されており、こちらでも同じく「回収できないものもございます」と記載されています(出典:ビックカメラグループ公式Facebook、2025年7月)。
つまり、公式としても「なんでもかんでもOK」とは言っていないんですね。では、具体的に何が回収できて、何ができないのか。そこがユーザーにとって一番の知りたいポイントですが、実は公式はその詳細を明示していません。この「曖昧さ」こそが、多くのユーザーを混乱させている原因なのです。
ユーザーの実体験から見る「回収できる店舗・できない店舗」の実態
公式は回収を実施していると言いますが、実際にビックカメラに持ち込んだユーザーの声を集めてみると、対応が店舗によって異なるケースが少なくないことがわかります。
Yahoo!知恵袋やX上の投稿を調査したところ(2026年8月16日時点)、ポジティブな体験としては「ビックカメラに持っていって無料で回収してもらえた」「スタッフに声をかけるだけでスムーズに処分できた」という声がある一方で、ネガティブな体験として「店舗で回収を断られた」「膨張しているからダメと言われた」という声も複数確認されています。
特に多いのが「膨張しているモバイルバッテリーを持っていったら断られた」というケース。これはJBRC(一般社団法人JBRC)のルールとも整合します。JBRCの回収ボックスでは、膨張・破損・液漏れがあるものは基本的に対象外とされています。ビックカメラの回収もJBRCの枠組みを利用しているケースが多いため、同じルールが適用されていると見られます。
また、「店舗によって回収ボックスが設置されている場所が違う」「ボックスが見つからず、スタッフに聞いても対応が曖昧だった」といった声もあり、ユーザー体験としては一貫していないのが実情のようです。
つまり、「ビックカメラならどこでもOK」ではなく、店舗ごとの運用やスタッフの認識に差があるというのが、ユーザー実体験から見えてくるリアルな姿です。
回収できないケースと、その場合の対処法
では、具体的にどのようなケースで回収を断られる可能性が高いのでしょうか。調査結果をもとに整理すると、以下のようなケースが該当します。
①膨張・破損・液漏れがあるモバイルバッテリー
先述の通り、JBRCのルールではこれらの状態のものは回収対象外です。ビックカメラでも同様の判断をされる可能性が非常に高いでしょう。もし膨張しているのに気づいたら、無理にビックカメラに持ち込む前に、まずはメーカーに問い合わせることをおすすめします。
例えばAnkerでは、故障・破損・中古品も含めて郵送での自主回収に対応しており、買い替えキャンペーンを実施しているケースもあります。メーカーによって対応が異なりますので、各社の公式サイトを確認してみてください。
②JBRC対象外の製品(非会員メーカー製品)
JBRCの回収ボックスは、基本的にJBRC会員企業の製品が対象です。ビックカメラで回収されているモバイルバッテリーの多くはこのルートを経由していると考えられるため、会員企業以外の製品は回収できない可能性があります。ただし、この点についてビックカメラは明確に公表していないため、実際のところは店舗スタッフの判断に委ねられている部分もあるでしょう。
③「回収していない」と言われた場合の対処法
万が一ビックカメラで回収を断られた場合でも、慌てる必要はありません。以下の選択肢があります。
- 別のビックカメラ店舗に持ち込む:店舗によって対応が異なる可能性があるため、近隣に別の店舗があれば試してみる価値はあります。
- JBRCの協力店を探す:全国の家電量販店やホームセンターに設置されているJBRC回収ボックスを利用する方法です。対象製品かどうかは事前に確認が必要ですが、ビックカメラ以外にも選択肢はあります。
- メーカーに直接問い合わせる:前述の通り、メーカーによっては自主回収に対応しています。特に購入したばかりの製品や、有名メーカーの製品なら問い合わせの価値があります。
- 自治体のルールを確認する:自治体によっては、リサイクル回収や資源ごみとしての回収に対応しているケースもあります。ただし、回収していない自治体も多いので、必ず事前に確認してください。
2026年法改正でどう変わる?モバイルバッテリー回収の今後
ここで押さえておきたいのが、2026年4月に施行された改正資源有効利用促進法の存在です。
この法改正により、モバイルバッテリーを生産・輸入販売している事業者のうち、年間1,000台以上を取り扱う企業は「指定再資源化製品」として、回収・リサイクルが義務付けられることになりました(出典:日本経済新聞、2025年8月12日)。つまり、今後はより多くのメーカーが自社製品の回収に積極的になることが期待されます。
これによって一般ユーザーの回収体験がどう変わるかというと、回収ボックスの設置場所が増える、メーカーごとの回収窓口が整備されるといった変化が徐々に進んでいくと見られます。ただし、これはあくまで事業者に対する義務であり、すぐにすべてのメーカーで回収が完了するわけではありません。また、ビックカメラのような小売店の回収ポリシーが即座に変わるものでもないでしょう。
とはいえ、この流れはユーザーにとっては追い風。これまで「どこに捨てればいいかわからない」という状況は、徐々に解消されていく可能性が高いと言えます。
他の回収ルートと比較してみよう
ビックカメラ以外にも、モバイルバッテリーを回収してくれるルートはいくつかあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 回収ルート | 対象店舗/場所 | 費用 | 対象状態 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ビックカメラ(通常) | 各店舗(全店かは不明) | 無料 | 使用済み小型充電式電池(※一部対象外あり) | 店舗によって対応に差がある可能性あり |
| au Style / auショップ | 全国のau Style/auショップ | 無料 | 使用済み携帯電話・スマホが中心 | モバイルバッテリーは都内4店舗で期間限定回収中(2026年10月31日まで) |
| JBRC協力店 | 全国の家電量販店・ホームセンター | 無料 | JBRCマークのある製品、膨張・破損なし | 対象製品かどうかの事前確認が必要 |
| メーカー自主回収 | 直営店・郵送 | 無料(郵送キットあり) | 故障・破損・中古品もOKの場合あり | メーカーによって対応が異なる |
| 自治体の回収 | 自治体による | 無料または有料 | 自治体により異なる | 回収していない自治体も多い |
(出典:各社公式サイト・発表資料をもとに作成、2026年8月16日時点)
この表を見るとわかるように、ビックカメラは「手軽に持ち込める」という点では非常に便利な選択肢です。ただし、「確実に回収してもらえる」という保証はないため、事前に状態を確認し、場合によっては店舗に電話で確認してから持ち込むのが安心です。
今、KDDIが都内4店舗でモバイルバッテリー回収を実施中
ここで、ビックカメラ以外の最新動向として注目したいのが、KDDIが2026年8月1日から10月31日までの期間限定で実施しているモバイルバッテリー回収キャンペーンです(出典:PR TIMES、KDDI株式会社、2026年7月)。
対象となるのは、au Style SHINJUKU、IKEBUKURO、UENO、GINZA 456の4店舗。通信事業者やメーカーは問わず、破損や膨張のないモバイルバッテリーを無料で回収してくれます。都内にお住まいの方や近くに行く予定がある方は、この機会を利用するのもひとつの手です。
ビックカメラでの回収をスムーズに進めるための3つのポイント
ここまで読んでいただいて、「じゃあ、実際にビックカメラに持っていくときはどうすればいいの?」という疑問にお答えします。
①事前に店舗に電話で確認する
これが最も確実です。「モバイルバッテリーの回収をしているか」「どんな状態のものが対象か」を直接聞いてから持ち込みましょう。店舗によって対応が異なる可能性があるため、この一手間が「断られた」という無駄足を防ぎます。
②膨張・破損がある場合はビックカメラ以外を検討する
膨張しているものはほぼ確実に回収対象外です。無理に持ち込まず、メーカーに問い合わせるか、自治体のルールを確認するほうが結果的に早いでしょう。
③JBRCマークをチェックする
お使いのモバイルバッテリーにJBRCのマークが付いているか確認してみてください。付いている場合は、ビックカメラに限らずJBRC協力店であれば回収してもらえる可能性が高いです。
ビックカメラの回収に関するよくある疑問
Q. ビックカメラの全店舗で回収していますか?
A. 公式は回収を実施していると発表していますが、全店舗で確実に対応しているかは明言されていません。店舗によって対応に差がある可能性があります。
Q. 回収にはお金がかかりますか?
A. 基本的には無料です。ただし、自治体の回収などルートによっては有料の場合もあります。
Q. ケーブル付きのままでも回収してもらえますか?
A. 基本的にはモバイルバッテリー本体のみが対象です。ケーブルは別途処分が必要な場合が多いので、事前に外しておくことをおすすめします。
Q. 買った店舗じゃなくても回収してもらえますか?
A. ビックカメラで購入した製品でなくても、回収してもらえる可能性はあります。ただし、JBRCのルールでは会員企業製品が対象となるため、非会員メーカーの製品は断られるケースもあります。
結局、ビックカメラでモバイルバッテリーは回収してもらえるの?
ここまで読んでいただいたあなたは、すでに答えをお持ちだと思います。
ビックカメラではモバイルバッテリーの回収を実施しています。ただし、店舗や製品の状態によっては回収できない場合があります。
一番確実なのは、持ち込む前に店舗に電話で確認すること。そして、膨張・破損がある場合は、ビックカメラ以外のルート(メーカーや自治体)を検討することです。
モバイルバッテリーの処分に困っている方は、この記事で紹介した情報を参考に、自分に合った回収ルートを選んでみてください。2026年の法改正で、今後さらに選択肢は広がっていくはずです。まずは、あなたの最寄りのビックカメラに電話してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
モバイルバッテリーの回収・処分におすすめの製品
最後に、モバイルバッテリーの買い替えや新規購入を検討している方に向けて、回収・リサイクル対応がしっかりしている製品を紹介します。新しいものを購入する際には、処分のしやすさもぜひチェックポイントに入れてみてください。
Anker Power Bank 10000mAh 大容量 モバイルバッテリー
Ankerは自主回収プログラムを積極的に展開しており、故障品や中古品でも郵送回収に対応しています。また、買い替えキャンペーンも実施されていることがあるため、環境にもお財布にも優しい選択肢です。
CIO モバイルバッテリー 10000mAh スマートチャージ
CIOはコンパクトでスタイリッシュなデザインが魅力のブランド。JBRCにも加盟しており、製品にマークが付いているので回収ボックスを利用しやすいのが特徴です。
ELECOM モバイルバッテリー 10000mAh PD対応
国内シェアトップクラスのELECOM。JBRC会員企業であり、回収ルートが明確です。信頼性の高さとアフターサポートの充実度は、長く使うことを考えると大きなメリットです。
これらの製品は、いずれも回収・リサイクルの仕組みが整っているため、使わなくなったときもスムーズに処分できます。モバイルバッテリーを選ぶ際は、性能やデザインだけでなく、「使い終わったあと」 まで考えて選ぶことをおすすめします。





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