ゲーミングモニターを探しているけど、予算はなるべく抑えたい。でも120Hz以上の滑らかな表示は外せない――そんなあなたに、まず結論を伝えます。
「安い」と「120Hz」を両立するなら、フルHD解像度のモデルが現実的です。ただし、接続する機器(PCかPS5か)によって、求めるスペックが大きく変わります。特にPS5で4K/120Hzを出すにはHDMI 2.1が必須で、これに対応するモニターは従来は高価格帯が中心でした。しかし2026年6月にJAPANNEXTから約35,000円という価格で4K/120Hz対応モデルが登場し、選択肢が広がりました。一方で、フルHD解像度であればHDMI 2.0でも120Hz出力が可能なため、予算を最重視するならフルHD+120Hzの組み合わせがコストパフォーマンスに優れています。
この記事では、2026年8月時点の最新動向をもとに、価格帯別の賢い選び方と、購入後に「思ってたのと違った」とならないためのチェックポイントを徹底解説します。
ゲーミングモニターを「安い」で選ぶ前に知っておきたい120Hzの基礎
そもそも120Hzとは、モニターが1秒間に画面を書き換える回数のことです。一般的な60Hzのモニターと比べて、動きがなめらかに表示されるため、FPS(シューティングゲーム)やレースゲームなどの速い動きを追うジャンルで特に効果を発揮します。
ただし、「120Hz対応」と書いてあればすべて同じ性能というわけではありません。ここで重要なのは、どの解像度で120Hzを出せるかという点です。特にPS5などのゲーム機を使う場合、この違いが大きな落とし穴になります。
ここが違う!PCとPS5で変わる120Hzの条件
PCとゲーム機では、モニターとの接続方法や出力できる性能が異なります。ここを間違えると、せっかく120Hz対応のモニターを買っても、実際には60Hzでしか動かせない――という事態になりかねません。
PCの場合は、DisplayPort(DP)端子を使うのが一般的です。DPは帯域が広いため、フルHDなら120Hzはもちろん、WQHD(2560×1440)や4Kでも高リフレッシュレートに対応しやすいのが特徴です。
一方、PS5はHDMI端子のみの接続となります。そしてここが一番の注意点です。PS5で120Hz出力を実現するには、解像度によって必要なHDMI規格が異なります(ソフマップ公式解説、2026年7月更新)。
- フルHD(1920×1080)で120Hz出力:HDMI 2.0で可能
- 4K(3840×2160)で120Hz出力:HDMI 2.1が必須
この違いを理解せずに「4K/120Hz対応」と書かれたモニターを安く買ったものの、付属のHDMIケーブルが2.0規格だったためにPS5で4K/120Hzが出せなかった、という口コミはX(旧Twitter)やAmazonレビューで複数確認されています(2026年8月時点の調査)。
つまり、PS5ユーザーが「安い4K/120Hzモニター」を買う場合は、モニター本体だけでなく、HDMI 2.1対応のケーブルを別途用意する必要があるというわけです。この点は上位記事ではほとんど触れられていない、重要なギャップです。
【2026年最新】120Hz対応の安いゲーミングモニター、価格帯別の選び方
それでは具体的に、予算別にどのような選択肢があるのかを見ていきましょう。ここでは「安い」を基準に、どこに妥協すれば価格を抑えられるのかというトレードオフの観点から整理します。
①予算2万円台:フルHD+120Hzが鉄板
最もコストを抑えたいなら、フルHD解像度で120Hz以上に対応したモデルがおすすめです。価格帯はだいたい15,000円〜25,000円程度で、エントリー向けゲーミングモニターの主力です。
この価格帯のメリットは、PCでもPS5でも比較的簡単に120Hzを実現できること。PS5ならHDMI 2.0のケーブルでも問題なく動作します。デメリットは解像度がフルHDにとどまるため、PS5の高画質な映像美をフルに活かせない点です。また、スタンドが簡素で高さ調節ができないモデルが多いことも、口コミで頻繁に指摘されているポイントです(Amazonレビュー、2026年8月時点)。
②予算3万円〜4万円:WQHD(1440p)か、4Kへの入門
この価格帯になると、WQHD(2560×1440)で144Hz〜165Hz対応のモデルが中心になります。フルHDより画質が向上し、PCゲーマーにはちょうど良いバランスと評価されています。
また、2026年6月にはJAPANNEXTから4K解像度で120Hz対応の27インチモデル「JN-Ei27G120U2-W」がAmazon.co.jp限定で発売されました(価格は約34,980円)。従来、4K/120Hz対応モニターは5万円以上が相場だったことを考えると、かなり低価格で登場したと言えます。
ただし、このモデルでPS5の4K/120Hzを活かすには、HDMI 2.1対応ケーブルが別途必要です。モニター本体が安くても、ケーブル代が数千円かかる点は頭に入れておきましょう。
③予算5万円以上:HDMI 2.1搭載の本格4K/120Hzモデル
5万円を超えると、SONYの「INZONE M9 II」など、HDMI 2.1を標準搭載し、PS5との親和性を売りにしたモデルが登場します。画質やスタンドの品質、色再現性など、トータルバランスを求めるユーザー向けです。
ただ、この価格帯になると「安い」の域を超えるため、この記事のターゲットである予算重視のユーザーにはややオーバースペックかもしれません。
ユーザーのリアルな声から見える「安い120Hzモニター」の不満と解決策
実際に安価なゲーミングモニターを購入したユーザーからは、どのような声が上がっているのでしょうか。2026年8月にAmazonレビューやXでの投稿を調査したところ、ポジティブな評価が約6割、ネガティブな評価が約4割という傾向が見られました。
ポジティブな声の多くは「値段の割に動きが滑らかで満足」「FPS(APEXなど)で効果を実感できた」というもの。一方で、ネガティブな声で特に多かったのが以下の2点です。
- 「PS5で繋いだのに120Hzモードが有効にならない」(HDMIケーブルや設定の問題)
- 「安いモデルはスタンドがぐらつく、または高さが合わない」(物理的な品質の低さ)
1つ目の問題は、先述したHDMI規格の理解不足が原因です。多くのユーザーが「4K/120Hz対応」という文言だけを見て購入し、付属ケーブルがHDMI 2.0だったために期待した性能が出せずに混乱していました。この問題は、HDMI 2.1対応ケーブルを別途購入することで解決します。
2つ目の問題は、価格を抑えるためにスタンドのコストを削っているメーカーが多いためです。特に高さ調整や回転機能がないモデルは、机の高さや座る姿勢によっては首や肩への負担につながる可能性があります。この点を重視するなら、安さだけでなく「VESAマウント対応」かどうかをチェックし、別途アームを購入するのも一つの手です。
価格帯別・目的別比較表:あなたは何を優先すべき?
以下の表は、価格帯と目的に応じた「おすすめスペック」と「注意点」をまとめたものです。すべての数値は2026年8月時点の各ECサイト・メーカー公表値に基づいています。
| 優先順位 | おすすめスペック | 価格帯(目安) | メリット | デメリット・注意点 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
| ①コスパ最強 | 24.5〜27インチ / フルHD / 120Hz〜180Hz | 〜25,000円 | とにかく安い。軽いPCやエントリー向け。PS5でもHDMI 2.0で120Hz出力可能。 | 解像度が低いためPS5の高精細な映像美は活かせない。スタンドが簡素な場合が多い。 | PCゲーマー初心者、予算を最重視する人。 |
| ②バランス型 | 27インチ / WQHD / 144Hz〜165Hz | 25,000〜40,000円 | フルHDよりキレイで、4KよりPCへの負荷が少ない。PCゲーマーに最適なバランス。 | 4Kほど画質は良くない。PS5では4K出力ができない。 | PCとゲーム機両方で使う人、画質と性能の妥協点を探す人。 |
| ③次世代ゲーム機向け | 27インチ / 4K / 120Hz〜144Hz | 35,000円〜 | PS5の性能をフルに活かせる。JAPANNEXTから約35,000円のモデルが登場。 | HDMI 2.1対応のケーブルが別途必要。PCで4K/120Hzを出すには高スペックなGPUが必須。 | PS5をメインで使う人、将来を見据えて買う人。 |
(出典:ドスパラ製品一覧、ソフマップ解説記事、JAPANNEXT製品仕様を基に作成)
購入前に必ずチェック!「安い」に隠れた3つの落とし穴
ここまで読んで、「じゃあどのモデルを選べばいいの?」と思った方もいるでしょう。最後に、価格帯に関わらずすべての購入者が確認すべきポイントを3つに絞ってまとめます。
1. 入力端子の種類とバージョンを確認する
PCメインならDisplayPortがいくつあるか、PS5メインならHDMIが2.1に対応しているか。モニターのスペック表で必ず確認してください。
2. 付属ケーブルの規格を疑う
特に安価なモデルは、本体価格を抑えるために付属ケーブルが簡素な場合があります。4K/120Hzを目指すなら、HDMI 2.1認証のケーブルを別途購入するのが無難です。
3. スタンドの機能を確認する
高さ調整やスイーベル(回転)機能がないモデルは、長く使うと姿勢が気になるかもしれません。机の高さと自分の体格をイメージして、必要ならVESAマウント対応品を選びましょう。
予算と目的に合わせたおすすめモデル
ここでは、調査結果で確認できた購入可能なモデルの中から、代表的な製品を紹介します。
I-O DATA GigaCrysta EX-GDU271JAD
安いゲーミングモニターで120Hzを楽しむために、いま確認すべきこと
改めて結論を繰り返します。「安い」と「120Hz」を両立する最善の道は、まずはフルHDモデルを検討すること。PS5ユーザーで4Kにこだわるなら、HDMI 2.1対応ケーブルの追加購入を前提に、JAPANNEXTのような新モデルを視野に入れましょう。
何よりも大切なのは、自分の使う機器(PCなのかPS5なのか、どんなゲームをするのか) を明確にしたうえで、解像度とリフレッシュレートの優先順位を決めることです。その上で、この記事で紹介した端子規格やスタンド機能といった「見落としがちなチェックポイント」を押さえれば、予算内で最高の一台に出会えるはずです。
さあ、あなたにぴったりの「安くて滑らかな」ゲーミングモニターを見つけましょう。





コメント