「Qi2 25W」のモバイルバッテリーって、実際に従来の15Wと比べてどれぐらい速いの? どのメーカーの製品を選べばいいの?
そんな疑問をお持ちの方に向けて、結論からお伝えします。2025年7月に新しい国際規格「Qi2 25W(開発コード名:Qi2.2)」がWireless Power Consortium(WPC)によって正式発表され、2025年末から2026年初頭にかけて、EcoFlow、UGREEN、QIROCA、CIOといった各社から対応製品が相次いで発売されました。従来のQi2(最大15W)と比較して約1.6倍以上のワイヤレス充電速度が期待できるこの新規格。現時点で最も注目すべきは、Anker以外にも魅力的な選択肢が多数登場していることです。特にケーブル内蔵タイプや準固体電池搭載モデルなど、各社が独自の強みを持った製品を投入しています。本記事では、そんなQi2 25W対応モバイルバッテリーの最新動向から、実際の選び方まで徹底的に解説していきます。
Qi2 25W対応モバイルバッテリーとは?従来のQi2(15W)との違い
そもそもQi2自体が、WPCが策定したマグネット式ワイヤレス充電の国際規格です。これまでのQi(最大7.5〜10W程度)やApple純正のMagSafe(最大15W)と比較して、より高速で安定したワイヤレス充電を実現するものとして注目を集めてきました。
そして2025年7月、WPCはこのQi2をさらに進化させた新国際標準規格「Qi2 25W(開発コード名:Qi2.2)」を正式に発表(出典:Anker Japan公式ブログ、2025年7月)。従来のQi2(15W)と今回のQi2 25Wの最大の違いは、その出力にあります。単純計算で約1.6倍の速度向上が見込まれ、スマートフォンのワイヤレス充電時間が大幅に短縮されることが期待されています。
また、安全基準の面でも強化が図られているといわれており、発熱制御や異物検知機能などがより厳格化されているのもポイントです。つまり、速いだけでなく、より安心して使える規格へと進化しているんですね。
ただし、Qi2 25Wに対応しているからといって、必ずしも25Wで充電できるわけではありません。お使いのスマートフォン本体側がQi2 25Wに対応している必要があります。現時点で明確に対応を謳っている機種は限られていますが、今後発売されるフラッグシップモデルには順次搭載されていくものと思われます。
直近で発売されたQi2 25W対応製品をチェック
2025年後半から2026年初頭にかけて、各メーカーが相次いでQi2 25W対応のモバイルバッテリーを投入しています。ここでは特に注目すべき4製品をピックアップしました。
①QIRICA QP-10WA:準固体リチウムイオン電池を搭載した安全志向モデル
QIRICAから発売されたQP-10WAは、10,000mAhの大容量ながら、業界でも珍しい「準固体リチウムイオン電池」を搭載している点が最大の特徴です(出典:QIRICA公式製品ページ)。従来の液体リチウムイオン電池と比較して、安全性が高く、寿命も長いとされています。具体的には、液漏れリスクが低減され、高温環境下でもより安定した動作が期待できるとのこと。
ワイヤレス出力は最大25W、有線出力は最大35Wで、USB-Cポートからの出力も非常にパワフル。さらに、ケーブルが着脱式になっており、断線してしまった場合でも交換が可能なのは長く使いたい人にとって嬉しいポイントです。
スタンド機能も内蔵されており、縦置き・横置きの両方に対応。動画視聴しながらの充電も快適に行えます。価格帯は6,400〜7,980円程度で、このスペックを考えるとコスパはかなり良いと言えるでしょう。
②UGREEN 10000mAh Qi2 25W対応モデル:編み込みケーブル内蔵の実用重視型
UGREENからも10,000mAhのQi2 25W対応モバイルバッテリーが登場しています。UGREENと言えば、高品質なケーブルや充電器で知られるブランドですが、このモバイルバッテリーもその例に漏れず、編み込み素材のケーブルを内蔵しているのが特徴です(出典:UGREEN 楽天市場公式店)。
ワイヤレス出力は最大25Wで、有線出力は最大30W。本体充電時の入力も最大30Wに対応しているため、バッテリー自体の充電もスピーディーです。
重量は約356gとやや重めですが、その分頑丈な作りになっており、13重もの保護回路を搭載しているという安心感があります。価格は約5,990円と、この中では最も手頃な部類に入ります。
③EcoFlow RAPID Mag Power Bank:温度制御技術にこだわったプレミアムモデル
ポータブル電源で有名なEcoFlowからも、Qi2.2対応のモバイルバッテリー「RAPID Mag Power Bank」が発表されています(出典:EcoFlow公式プレスリリース、2025年11月)。ワイヤレス出力はもちろん最大25W。有線出力は最大36Wと、この4製品の中では最もハイパワーです。
EcoFlowが特にアピールしているのが「X-Cooling」という温度制御技術。高出力時の発熱を効果的に抑えることで、長時間の高速充電を安定して行えるように設計されています。
スタンド機能も備わっており、金属製の可動式ディスプレイフレームが採用されているため、見た目の高級感も抜群。重量は約230gと軽量で、携帯性にも優れています。価格はまだ正式に発表されていませんが、6,000〜8,000円台になると見られています。
④CIO SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.2 8K:薄型軽量でパススルー対応の最先端モデル
CIOからは、わずか厚さ12mm、重さ170gという超薄型・軽量モデルが登場しています(出典:CIO公式ニュース、2026年3月)。8,000mAhという容量は他の10,000mAhモデルよりやや少なめですが、その分持ち運びのしやすさを最優先したい人にぴったりです。
最大の特徴は、バッテリー本体を充電しながら、同時にスマートフォンへも充電できる「完全パススルー機能」に対応している点。就寝時にバッテリーとスマホを両方ともコンセントに接続しておけば、朝には両方ともフル充電という使い方が可能です。
価格帯は他社と同程度になると予想されており、薄型軽量を重視するユーザーには非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
実際にQi2 25Wモバイルバッテリーを購入するなら何を基準に選ぶべきか?
ここまで4製品の特徴を見てきましたが、「結局どれがいいの?」という疑問にお答えするために、選び方のポイントを整理してみました。
まずは「ケーブル内蔵」か「スタンド機能」か、自分の使い方をイメージする
QIRICAとUGREENはケーブル内蔵タイプですが、その使い勝手は異なります。QIRICAは着脱式なので、ケーブルが傷んだら交換可能。UGREENは編み込み式でストラップとしても使えるデザインです。EcoFlowとCIOはケーブル非内蔵ですが、その分本体が薄く軽量に仕上がっています。
また、スタンド機能が欲しいかどうかも重要なポイント。動画視聴やビデオ通話をしながら充電することが多いなら、QIRICAやEcoFlowのようにしっかりしたスタンド付きのモデルが便利です。
安全性を重視するなら「電池セルの種類」をチェック
ここで特に注目したいのが、QIRICAが採用している「準固体リチウムイオン電池」です。これは従来の液体電解質ではなく、ゲル状や固体状の電解質を使用するもので、液漏れリスクが極めて低く、高温時でも安定性が高いというメリットがあります(出典:QIRICA公式製品ページ)。
飛行機内での持ち込み制限や、夏場の車内放置などが心配な方は、この準固体電池搭載モデルを選ぶことでより安心して使えるでしょう。他のメーカーは電池の種類について明確に公表していないため、この点はQIRICAの大きな差別化ポイントと言えます。
重さと持ち運びやすさのバランスを考える
各製品の重量を比較してみると、以下のようになります。
- CIO SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.2 8K:約170g
- EcoFlow RAPID Mag Power Bank:約230g
- QIRICA QP-10WA:約247g
- UGREEN 10000mAh:約356g
一般的に10,000mAhクラスでは200g後半〜300g台が標準的な重さですが、CIOの170gという軽さはかなり異例です。ただし、その分容量が8,000mAhとやや少なめなので、「軽さ」と「容量」のトレードオフをどう考えるかが選び方の鍵になります。
日頃からバッグに入れて持ち歩くことが多い人は、EcoFlowやQIRICAの250g前後がちょうど良いバランスかもしれません。一方で、ポケットに入れて気軽に持ち運びたいなら、CIO一択でしょう。
口コミから見えてきたリアルな評価とは?
Amazonや楽天市場のレビューを確認したところ、Qi2 25W対応製品に対するユーザーの声は大きく分けて以下のような傾向がありました(プラットフォーム:Amazon.co.jp / 楽天市場、確認日:2026年8月24日)。
ポジティブな声(約7件) としては、やはり「Qi2 25Wという新規格に対応していること」自体を評価する声が圧倒的でした。また、ケーブルが内蔵されていて別途持ち歩かなくて済む利便性を挙げる人や、マグネット吸着の強度に満足しているという意見も複数見られました。
一方で、ネガティブな声(約3件) としては、「思ったより重い」という物理的な携帯性への不満が複数確認されています。特に10,000mAhクラスの製品全般に言えることですが、カバンに入れて持ち歩くにはややずっしりくるという印象を持つユーザーが一定数いるようです。
また、気になったのが「ケーブル内蔵型を選ぶ際の細かい質感」への関心の高さです。「編み込みケーブルかどうか」「収納時のしまいやすさ」といった部分までチェックしているユーザーが多く、単にスペックだけでなく、日常使いのストレスフリーさを重視する傾向が読み取れました。
Qi2 25Wモバイルバッテリーのおすすめ製品3選
最後に、ここまで紹介した中から特に購入を検討すべき製品を3つ厳選してご紹介します。
QIROCA モバイルバッテリー 10000mAh 準固体 Qi2 25Wワイヤレス充電対応 QP-10WA
UGREEN モバイルバッテリー 10000mAh Qi2 25W対応
CIO SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.2 8K
Qi2 25W対応モバイルバッテリーで、次世代の高速ワイヤレス充電を体験しよう
2025年7月に新規格が発表され、2026年初頭には各社から魅力的な製品が続々と登場したQi2 25W対応モバイルバッテリー。従来のQi2(15W)と比較して圧倒的な充電速度の向上が期待できるだけでなく、各メーカーがケーブル内蔵やスタンド機能、電池セルの種類など、独自の切り口で製品を差別化しています。
今回比較した中では、安全性で優位性の高いQIRICA、コスパ最強のUGREEN、軽量薄型で携帯性抜群のCIO、温度制御技術にこだわったEcoFlowと、それぞれに明確な特徴があります。自分の使い方や重視するポイントを整理して、最適な一台を見つけてください。
特に注目したいのは、準固体リチウムイオン電池という新たな選択肢が登場したこと。長期的に安心して使い続けることを考えると、電池の種類までチェックしておく価値は大いにあるでしょう。
すでに多くのユーザーが新規格の恩恵を実感し始めていますが、これから購入を検討する方はぜひ本記事で紹介したポイントを参考に、後悔のない選択をしてみてください。Qi2 25W対応モバイルバッテリーは、確実にワイヤレス充電の新しいスタンダードになっていくはずです。





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