ゲーミングモニターを処分したいけれど、粗大ゴミに出せるのか、メーカー回収は無料なのか、画面が割れていても買取ってもらえるのか――結論から言うと、ゲーミングモニターの処分で一番賢い方法は「モニターの状態とサイズ」によって変わります。PCリサイクルマークがあっても大型モデルは郵便局のサイズ制限に引っかかる可能性があり、画面が割れていてもパーツ単位で価値が認められれば買取や無料回収の対象になるケースがあります。この記事では、2026年9月時点の最新の処分ルートを比較し、実際のユーザーがどんなところでつまずいているのかを踏まえながら、あなたのモニターにぴったりの処分方法を選べるように解説していきます。
ゲーミングモニター処分の前に知っておきたい基本ルール
ゲーミングモニターを処分するとき、まず頭を悩ませるのが「これって燃えるゴミ?粗大ゴミ?」という問題です。ここでは法律上の位置づけと、PCリサイクルマークの意味を整理しておきましょう。
ゲーミングモニターは、テレビのように家電リサイクル法の対象ではなく、資源有効利用促進法(いわゆるPCリサイクル法)の対象です。パソコン本体と同様に、メーカーが自社製品の回収・リサイクルを行う義務を負っているというわけですね。ただし、この法律はあくまで「メーカーに回収義務がある」というもので、ユーザーが必ずメーカー回収を使わなければならないというルールではありません。
自治体の粗大ゴミとして出せるかどうかは、実は自治体によって対応が分かれています。北海道京極町の公式サイト(2025年12月更新)では、小型家電リサイクル法の対象外として「パソコンディスプレイ(液晶、ブラウン管)」が明記されており、粗大ゴミとしての受付がされていません。一方で、2013年の小型家電リサイクル法施行後に一部の自治体では回収BOXを設置している事例も報告されており、「絶対に出せない」とは言い切れないのが実情です。とはいえ、投入口が30cm×15cm程度と小型家電向けに設計されているケースがほとんどで、ゲーミングモニターのような大型ディスプレイは物理的に投入できないことがほとんど。まずはお住まいの自治体の公式サイトで「パソコンディスプレイ」「小型家電回収」などのキーワードで検索し、ルールを確認するのが確実です。
PCリサイクルマークについては、2003年10月以降に製造されたパソコンやディスプレイに「PCリサイクル」の文字と矢印がぐるりと回ったマークが表示されています。このマークがあれば、メーカーによる無料回収の対象になるのが原則です。ただし、マークが剥がれてしまっていたり、中古で購入したためにマークの有無がわからないというケースも少なくありません。そうした場合は、メーカーに問い合わせるか、後述する有料回収や買取ルートを検討することになります。
ゲーミングモニター処分の全選択肢を徹底比較
処分方法には主に「メーカー回収」「認定事業者回収」「自治体回収」「買取・フリマ」「不用品回収業者」の5つがあります。ここでは、それぞれの特徴を「お金」と「手間」の観点から比較していきましょう。
メーカー無料回収は、PCリサイクルマークがあるモニターが対象です。大手メーカーでは「エコゆうパック」というサービスを利用し、公式サイトで申し込むと自宅に伝票が届き、梱包して郵便局から発送する流れになります。費用は基本的に無料。ただし、多くのメーカーで3辺合計140cm以内・重量20kg以内というサイズ制限がある点に注意が必要です。27インチ以上のゲーミングモニターやウルトラワイドモデルはこの制限を超えることが多く、その場合は個別対応となるか、そもそも対象外となる場合があります。
メーカー有料回収は、PCリサイクルマークがない場合の選択肢です。パソコン3R推進協会(PC3R協会)を利用した場合の費用は、液晶ディスプレイで4,400円(税込)が目安となります(2025年時点の情報)。2003年以前のモデルや並行輸入品など、マークのないモニターをお持ちの方はこのルートを検討することになります。
認定事業者(リネットジャパンなど) は、メーカー回収とは別のルートです。パソコン本体とセットであれば無料で回収してくれるケースがありますが、モニター単体の場合は有料になることが一般的です。ただし、自宅まで宅配業者が集荷に来てくれるため、郵便局に持ち込む手間が省けるというメリットがあります。
買取業者・フリマアプリは、まだ使えるモニターや状態の良い中古品にとって非常に有力な選択肢です。ゲーミングモニターは中古市場での需要が高く、特に「BenQ ZOWIE」や「ASUS ROG」シリーズなど、型番がよく知られたモデルは高値で取引される傾向があります。動作確認済みで付属品が揃っていれば、買取業者への査定もスムーズに進みます。一方で、フリマアプリで個人出品する場合は、送料が高額になることや、梱包材を用意する手間がかかることをあらかじめ理解しておく必要があります。
不用品回収業者は、大型モニターで自分での運搬が困難な場合や、どうしてもすぐに処分したい場合の最終手段です。業者によって料金設定は大きく異なり、相見積もりが必須ですが、自宅まで来て回収してくれる手軽さが最大のメリットです。
ここで重要なのは、「無料かどうか」だけを基準に選ぶのではなく、自分がどのくらいの手間をかけられるかをあわせて考えることです。実際にX(旧Twitter)やQ&Aサイトでは、「郵便局に大きなモニターを持っていくのが大変だった」「梱包材を探すのに一苦労した」といった声が複数見られました。無料でも労力を考えると、有料でも集荷サービスを選んだほうが楽だった、という判断も十分にあり得ます。
画面割れ・ジャンク品でも買取可能?意外な処分先
「ゲーミングモニターが壊れて映らなくなった」「画面にひびが入ってしまった」――そんな場合でも、諦めてゴミとして捨てる前に、いくつかの選択肢があります。
仙台のリサイクルショップ「リサイクルショップみやぎ」では、画面割れや電源が入らないジャンク品でも、パーツとしての価値があれば買取または無料回収に対応していると明記されています(2026年2月時点の情報)。これは意外と知られていないポイントで、上位の処分解説記事ではほとんど触れられていません。ゲーミングモニターはリフレッシュレートが高いパネルや、応答速度の速い制御基板など、中古パーツ市場で需要のある部品が使われていることが多いため、完全に壊れていても価値が認められるケースがあるのです。
また、ジモティーなどの地域密着型のプラットフォームでは、ジャンク品として出品し、修理目的や部品取り目的のユーザーに引き取ってもらう事例も見られます。無料で引き取ってもらえるだけでなく、まれに数百円〜数千円で売れることもあります。大型モニターの送料がネックになる個人間取引ですが、ジモティーなら直接受け渡しが可能なので、送料ゼロで手放せるという大きな利点があります。
まずは「モニターの型番+ジャンク買取」で検索してみることをおすすめします。意外な業者が買取に対応していることに気づくかもしれません。
大型モニター・梱包材がない…ユーザーが本当に困っていること
実際のユーザーが処分する際に直面するリアルな壁は、法律や料金の問題よりも「物理的な手間」に集中しています。X(旧Twitter)やQ&Aサイト、ジモティーでの投稿を総合的に観察すると、以下のような声が複数確認されました。
「27インチ以上のモニターを郵便局に持ち込むのが本当に大変だった」 という声は特に多く、大きさと重さに苦労したという体験談が目立ちます。車を持っていない都市部のユーザーにとっては、徒歩や電車で運ぶのは現実的ではなく、タクシーを使うとそれだけでコストがかさんでしまいます。
「箱を捨ててしまって、どうやって梱包すればいいのかわからない」 という悩みも頻出しています。メーカー回収の場合、公式な梱包キットが用意されているわけではなく、自分で段ボールと緩衝材を用意する必要があります。ヨドバシカメラの宅配回収サービスでは専用の梱包キットを購入するという解決策がありますが、その存在を知らないユーザーがほとんどです。
「自治体の回収ボックスに持っていったら、投入口が小さすぎて入らなかった」 という失敗談もありました。小型家電回収BOXは携帯電話や小型ゲーム機などが想定サイズのため、22インチ以上のモニターは物理的に投入不可能です。せっかく持ち込んでも持ち帰ることになるという二重の手間を避けるためにも、事前のサイズ確認は必須です。
これらの声からわかるのは、多くのユーザーが「処分方法の選択肢」そのものよりも、「実際にどうやって運ぶか」「どうやって包むか」という実行フェーズで行き詰まっているということです。この記事では、各処分ルートの「手間」を可視化することで、あなたがスムーズに行動に移せるようにサポートします。
ゲーミングモニターの処分方法を選ぶためのフローチャート
ここまで見てきたように、最適な処分方法は「モニターの状態」「サイズ」「あなたの優先順位」によって変わります。以下のフローチャートを参考に、自分に合ったルートを選んでみてください。
- まずは電源が入るか、画面に割れがないか確認する
- 使える状態(動作確認済み)→ 買取業者・フリマアプリが有力候補
- 壊れている(ジャンク品)→ ジャンク買取業者・ジモティー・不用品回収業者を検討
- サイズを測る(3辺合計=縦+横+高さ)
- 3辺合計140cm以内・20kg以内 → メーカー無料回収(エコゆうパック)が使える
- それを超える大型モデル → メーカー個別対応を問い合わせるか、集荷サービス(リネットジャパン等)を検討
- PCリサイクルマークの有無を確認する
- マークあり → メーカー無料回収の対象(サイズ制限を要確認)
- マークなし → 有料回収(4,400円程度)か、買取・フリマに切り替える
- 手間とお金のバランスを考える
- とにかく楽をしたい → 不用品回収業者(集荷)or リネットジャパン
- お金をかけたくない → メーカー無料回収(ただし郵便局への運搬が必要)
- 現金化したい → 買取業者・フリマアプリ(送料と手間はかかる)
このフローチャートで迷ったら、まずは買取業者にオンライン査定を申し込むのがおすすめです。査定は無料のところが多く、思ったより高値がつけば売却すればいいし、値段がつかなければメーカー回収に切り替えればいい。それだけの選択肢の幅を持っておくことが、損しない処分のコツです。
【おすすめ】ゲーミングモニターの買取・回収サービス
ここからは、実際に購入やサービス利用を検討する際に役立つ情報をお伝えします。以下のサービスは、調査の過程で「ジャンク品の取扱いがある」「大型モニターに対応している」など、特徴的な対応が確認できたものです。
パソコン本体とセットであればモニターも無料回収可能な認定事業者です。自宅まで宅配業者が集荷に来るため、大型モニターを自分で運ぶ必要がありません。モニター単体の場合は有料になることが多いので、同時に古いパソコン本体も処分したい方に特に適しています。
地域密着型の掲示板サービスで、大型モニターの直接受け渡しによる譲渡・売買が可能です。送料がかからず、引き取り手が見つかれば無料で処分できるだけでなく、状態によっては有償取引も期待できます。ジャンク品の引き取り手を探しているユーザーも多いのが特徴です。
ゲーミングモニターの中でも特に中古市場での需要が高いモデルの一つです。144Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度を備え、eスポーツシーンでも人気があります。処分ではなく買い替えを検討中の方は、このモデルが中古でどのくらいの価格で取引されているかをチェックしてみると、相場感がつかめるでしょう。
こちらも中古市場で高い人気を誇るゲーミングモニターです。240HzのリフレッシュレートとG-SYNC対応で、FPSゲーマーからの支持が厚いモデル。付属品が揃っていれば高値買取が期待できるため、売却を考えている方は型番を明記して査定に出してみる価値があります。
ゲーミングモニター処分の落とし穴と最終チェックポイント
最後に、ゲーミングモニターを処分するときに避けたい失敗と、行動前に確認すべきポイントをまとめておきます。
データの消去をお忘れなく。 最近のゲーミングモニターにはUSBハブ機能が搭載されていたり、内蔵ストレージがあるわけではありませんが、設定情報が保存されているモデルもあります。特にスマートモニター機能付きの製品では、個人のアカウント情報が残っている可能性があるため、出荷時設定にリセットしてから手放すようにしましょう。
「無料」という言葉に惑わされないで。 メーカー無料回収は確かに費用はかかりませんが、段ボールと緩衝材を用意する実費がかかること、郵便局に持ち込む交通費や時間を考慮すると、必ずしも「最もお得」とは限りません。特に大型モニターの場合、集荷サービス付きの有料回収のほうが総合的なコストが低いこともあります。
自治体ルールは「最新」を確認する。 この記事は2026年9月時点の情報に基づいていますが、自治体の回収ルールは随時変更されます。「以前は出せた」という情報を鵜呑みにせず、必ず処分する時点での公式サイトを確認してください。
ゲーミングモニターの処分は、一見すると面倒に思えるかもしれません。でも、自分のモニターの状態を正しく把握し、各ルートのメリット・デメリットを比較すれば、意外とスムーズに手放せるものです。この記事が、あなたにとって最適な一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。





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