はじめに|Keychron K1 Max レトロカラーとの出会い
「ロープロファイルで疲れにくいキーボードが欲しい」
「でも打鍵感は妥協したくない」
「ついでにワイヤレスでデスクもスッキリさせたい」
そんなわがままな願望を全部かなえてくれたのが、Keychron K1 Maxのレトロカラーでした。
Keychron K1 Maxは、薄型メカニカルキーボードの代表格として名高いK1シリーズの進化版。特にQMK/VIAに対応したことで、カスタマイズ性が一気に広がったモデルです。しかもこのレトロカラー、写真で見るより実物のほうがずっと良い。ベージュとグレーの組み合わせにオレンジのアクセントが映えて、デスクに置くだけで気分が上がります。
今回は実際に1ヶ月ほど使ってみたリアルな感想を、メリットもデメリットも包み隠さずお届けします。
Keychron K1 Maxレトロカラーの第一印象とデザイン
届いた箱を開けた瞬間の感想は「思ったより小さい」。テンキーレスの80%レイアウトで横幅346mm、高さはわずか18mm程度。608gと軽いので、リュックに入れてカフェに持ち出すのも余裕です。
レトロカラーの配色は本当に絶妙。真っ白ではなく、ほんのり黄みがかったアイボリー系のベースに、落ち着いたダークグレーの修飾キー。そこにEscキーとEnterキーのオレンジが効いています。派手すぎず、地味すぎず。いわゆる「映え」を狙いすぎない大人の遊び心って感じです。
キーキャップはダブルショットPBT素材。長時間使ってもテカリにくく、指紋も目立ちません。この価格帯でPBT標準は嬉しいポイント。刻印もくっきりしていて視認性に不満はありません。
QMK/VIA対応で広がるカスタマイズの世界
K1 Max最大の進化点が、QMKファームウェアとVIAへの対応です。
これが何を意味するかというと、キーの配置を自由自在に変えられるということ。ブラウザ上でKeychron Launcherを開けば、ドラッグ&ドロップで直感的にリマップできます。専用ソフトのインストールは不要。設定はキーボード本体に保存されるので、会社のPCに挿しても自宅と同じキーマップで使えるんです。
たとえば僕の場合、動画編集ソフトでよく使うHomeキーとEndキーがデフォルト位置で完璧だったのでそのまま使っていますが、「CtrlとCapsLockを入れ替えたい」とか「ファンクションキーにマクロを割り当てたい」といったニーズにも即対応。キーボードに詳しくない人でも10分もあれば設定できました。
これ、従来のK1 Proではできなかったこと。QMK対応になっただけで、カスタムメカニカルキーボードとしての懐が一気に深くなっています。
3WAYワイヤレス接続の実用性をチェック
Keychron K1 Maxは2.4GHz、Bluetooth 5.1、有線USB-Cの3方式に対応しています。
2.4GHz接続は専用ドングルを使う方式。ポーリングレート1000Hzで、有線とほぼ変わらない低遅延を実現しています。ゲームをしない僕にはオーバースペックですが、それでも「挿した瞬間に使える」安心感は大きい。Bluetoothより接続が安定している印象です。
Bluetoothは最大3台までペアリング可能。ショートカットキーでサクッと切り替えられるので、デスクトップPCとノートPC、タブレットを使い分ける人には神機能。90Hzとポーリングレートは落ちますが、タイピングや事務作業で遅延を感じることはありませんでした。
バッテリーは2000mAh。バックライトオフなら公式発表で最大166時間持つとのこと。実際にRGBをオフにして使っていますが、1日8時間使っても2週間以上充電不要でした。
打鍵感とスイッチ選択のポイント
僕が選んだのはGateronロープロファイルのバナナ軸。タクタイル(クリック感あり)で、押し込むとコクッという小さな山を感じます。赤軸ほどスコスコ軽くなく、青軸ほどカチカチうるさくない。ちょうど中間の絶妙なバランスです。
ロープロファイルのメカニカルは、通常のメカニカルよりストロークが浅め。慣れるまでは底打ちしがちですが、1週間もすれば指が覚えます。むしろ浅いからこそ疲れにくく、長文ライティングには最適だと感じました。
打鍵音は「カタカタ」という控えめな音。図書館やオープンオフィスでも許容されるレベルだと思います。静音性を追求するなら、ヨドバシカメラ限定の静音赤軸モデルやGATERONチョコレート静音軸への交換を検討するのも手です。
そう、K1 Maxはホットスワップ対応。はんだ付けなしでスイッチを引き抜いて交換できます。これが本当に楽しい。バナナ軸で買ったけど「やっぱりリニアが好きかも」と思ったら、赤軸に付け替えればいい。一台で何度でも味変できるのがメカニカルキーボードの醍醐味です。
JIS配列の使い勝手と細かい工夫
日本語配列(JIS)モデルは91キー。US配列より4キー多い計算です。
注目すべきはEnterキー右側のスペース。多くのロープロファイルJISキーボードはここにDeleteやPageUpを詰め込んでいますが、K1 Maxはスカスカ。これが誤打防止にめちゃくちゃ効いています。Lofree Flow LiteやNuphy Air75 V3を使ったことがある人なら、Enterを押したつもりが隣のキーを叩いてしまった経験、ありますよね。K1 Maxではそれが起きません。
ファンクションキーもF4とF5、F8とF9の間に適度な隙間があり、手元を見なくても目的のキーにたどり着けます。こういう細かい配慮が地味に作業効率を上げてくれるんです。
HomeとEndが独立して右側に配置されているのも、文書作成や動画編集で大活躍。HHKBからの乗り換え組が「これだけで作業が楽になった」と言うのも納得です。
カスタムメカニカルキーボードとしての拡張性
Keychron K1 Maxの面白さは「完成品として買って終わり」ではないところ。
キーキャップを交換するだけでも印象はガラリと変わります。純正レトロカラーも素敵ですが、Keychronの別売ロープロファイルABSフルセットに変えれば、キーとキーの間に隙間ができてアイソレーションタイプに近い見た目に。打鍵感こそ変わりませんが、ビジュアルの変化を楽しめます。
スイッチもGateronロープロファイル互換であれば自由に交換可能。予算はかかりますが、アルファベット部分だけ静音軸にしてファンクションキーはクリッキー、なんてマニアックなカスタムもできます。
1ヶ月使ってわかった気になる点
もちろん完璧ではありません。
まず、ロープロファイル構造ゆえにホコリが溜まりやすい。キーキャップの下の隙間が浅いぶん、ゴミが見えやすく掃除の頻度は多めです。エアダスターを常備しておくことをおすすめします。
それから、ケース素材がABS樹脂なのはちょっと惜しい。アルミフレームは入っていますが、メイン素材はプラスチック。高級感を求めるならK Maxシリーズの上位モデルや、アルミ削り出しの競合製品も視野に入れるべきでしょう。ただし重量増は必至なので、トレードオフと考えれば納得できます。
あと、Bluetooth接続時にごくまれに一瞬の入力遅延が発生することがありました。致命的な頻度ではないものの、安定性重視なら2.4GHzを使うのが無難です。
こんな人にKeychron K1 Maxレトロカラーはおすすめ
- ロープロファイル × JIS配列 × ワイヤレスで探している人
- キー配置を自由にカスタマイズしたいQMK/VIAユーザー
- 見た目にもこだわりたいデザイン派
- 自宅とオフィスを行き来するノマドワーカー
- テンキー不要、でもファンクションキーと矢印キーは必須な人
逆にこんな人は検討を
- フルサイズのテンキー付きが絶対条件の人
- アルミ削り出しの高級感を重視する人
- Bluetooth接続でゲームをガチりたい人(遅延が気になるなら有線または2.4GHz推奨)
まとめ|Keychron K1 MaxレトロカラーはQMK対応ワイヤレスの決定版
Keychron K1 Maxレトロカラーは、見た目の良さ、QMK/VIA対応の自由度、3WAYワイヤレスの利便性、そしてロープロファイルならではの疲れにくさが高次元で融合した一台です。ホットスワップでスイッチ交換も楽しめて、まさに「カスタム・メカニカルキーボード」の名にふさわしい製品。
約17,000円という価格も、これだけのスペックを考えれば十分にコスパ良好。JIS配列のロープロファイルに悩んでいる方は、ぜひKeychron K1 Maxをチェックしてみてください。レトロカラーがデスクに映えること間違いなしです。

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