在宅ワークが当たり前になった今、マウスの「カチカチ」というクリック音に困った経験はありませんか。深夜の作業中、家族が寝ている隣の部屋で、あるいはカフェでの打ち合わせ中に、あの音だけはどうしても気になってしまう。そんな悩みを解決してくれるのが、今回紹介するロジクール M240です。
このマウスは「静音性」「軽さ」「手頃な価格」の三拍子が揃ったBluetoothモデル。ロジクールのエントリーラインに位置しながら、使ってみると「これで十分だな」と思わせてくれる一台なんです。
これから実際の使用感や他モデルとの違いを詳しく見ていきましょう。
まずは基本スペックをおさらい。M240ってどんなマウス?
ロジクール M240のパッケージを開けると、マウス本体と単3形アルカリ乾電池が1本入っています。USBレシーバーは付属していません。そう、このマウスはBluetooth専用。最近の薄型ノートパソコンはUSB-Aポートが削られていることも多いので、むしろ「レシーバー不要」はメリットになります。
サイズは99×60×39mmで、重量は電池込みで約72g。手に取ると「軽っ」と声が出るレベルです。カラーバリエーションはグラファイト、オフホワイト、ローズの3色。デスク周りを明るくしたい人にはオフホワイトやローズが人気のようです。
対応OSはWindows、macOS、ChromeOS、Linux、iPadOSと幅広く、特別なドライバは不要。ペアリングボタンを長押しして、端末側で選択するだけで接続完了します。なお、ロジクールのカスタマイズソフト「Logicool Options+」には非対応なので、ボタン割り当ての変更はできません。この点は後ほど詳しく触れますね。
静音性は本当にすごい?クリック音を体感ベースでチェック
ロジクール M240の最大のウリは、やはり静音設計。ロジクール公式では「従来モデル比でクリック音を約90%低減」と謳っています。
実際に使ってみると、左右のクリックは「コトッ」という低くて丸い音。高音の「カチッ」がまったくないので、本当に押せているのか最初は戸惑うかもしれません。ホイールも静音仕様で、スクロール時の「カリカリ」という音がかなり抑えられています。
同価格帯のロジクール M185と比べると、静音性は段違い。M185は一般的なオフィスマウスと同じクリック音がするので、静かな環境ではかなり目立ちます。「Zoom会議中にマウス音を拾われたくない」という人は、間違いなくM240を選ぶべきです。
同じ静音シリーズのロジクール M220 Silentと比較すると、クリックの静かさ自体は互角。ただM220はUSBレシーバー接続で、マウス本体も一回り小さいので、手のサイズや接続方法の好みで選ぶことになります。
72gの軽さがもたらすメリットと、サイズ感のリアル
重量72gは、単3電池1本駆動のワイヤレスマウスとしてはかなり軽い部類です。この軽さのおかげで、マウスを動かす際の手首への負担が小さい。1日中パソコンに向かう人や、手首が疲れやすい人には嬉しいポイントです。
ただサイズに関しては、手の大きい人は注意が必要。全長99mmとやや小さめなので、成人男性が使うと指先が余ってしまうことも。つまみ持ちやかぶせ持ちのどちらにも対応できる形状ですが、完全に手のひらを乗せるパームグリップだと窮屈に感じるかもしれません。
逆に、手が小さい女性や中学生・高校生にはフィットしやすいサイズです。実際のレビューでも「小さめの手にちょうど良い」「子供用に購入した」という声が多く見られます。購入前に自分の手のサイズと照らし合わせておくといいでしょう。
気になるバッテリー持ちとBluetooth接続の安定性
バッテリー寿命は最大18カ月。これは1日8時間の使用を想定した数字で、実際の環境によって前後します。オートスリープ機能がついているので、放置しておけば自動で省電力モードに移行。復帰もワンクリックで済むので、ストレスはありません。
単3乾電池1本で動くのも地味にありがたい仕様。充電式マウスは「いざ使おうとしたらバッテリー切れ」という事態になりがちですが、乾電池式なら予備を持ち歩けば即交換できます。出張が多い人にはこちらの方が安心かもしれません。
Bluetooth 5.1接続の安定性は、オフィスや自宅程度の環境ならまったく問題なし。ペアリングも簡単で、一度設定すれば次回からは自動接続されます。ただし、マルチペアリングには非対応なので、複数端末で切り替えて使いたい人には不向き。その場合は上位モデルのロジクール M650やロジクール MX Anywhereを検討してみてください。
M240の「惜しい」ポイントと、それでもおすすめできる理由
正直なところ、ロジクール M240にはいくつかの制限があります。「Logicool Options+」に非対応なので、ボタンカスタマイズは一切できません。ブラウザの「戻る・進む」ボタンが欲しい人や、ジェスチャー操作を割り当てたい人には物足りないでしょう。
また、マルチペアリング非対応、USBレシーバー接続不可、ホイールチルト機能なし。スペックだけ見ると「上位モデルにすれば?」と言いたくなるのも事実です。
でも、このマウスの本質はそこじゃないんです。静かなクリック、片手でふわっと持てる軽さ、そして実売2,000円前後という価格。この三つが揃っていること自体が、ロジクール M240の強みです。
深夜のリビングで仕事をする人、図書館やカフェで作業する学生、Web会議が多いリモートワーカー。そういった「静かに、でもしっかり使えるマウスが欲しい」という人にとって、これ以上ない選択肢だと思います。余計な機能を削ぎ落として、その分価格と使い勝手に全振りした潔さ。使えば使うほど、そのバランスの良さに気づくはずです。
ロジクールM240の実力を総まとめ。こんな人にこそおすすめしたい
ここまでロジクール M240の特徴を詳しく見てきました。最後に、このマウスがフィットする人をまとめます。
まず、静音マウスを探している人。クリック音を気にせず作業したいなら、間違いなく選んで正解です。次に、軽量マウスが好きな人。72gの軽さは長時間作業での疲れを軽減してくれます。そして、Bluetooth専用でOKという人。USBポートを塞ぎたくないノートPCユーザーにはむしろ利点です。
逆に、多機能マウスを求めている人や手が大きい人、マルチデバイスで使いたい人は、ロジクール M650やロジクール M350と比較検討するのがいいでしょう。
シンプルだからこそ迷わず使える。ロジクール M240はそんなマウスです。静かな環境で集中したいあなたの、頼れる相棒になってくれるはずですよ。

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