「あれ、ない」
カバンの中をひっくり返しても、机の引き出しを全部開けても、見つからない。ワイヤレスマウスについてくる、小さなUSBレシーバー。通称ドングル。こいつが忽然と姿を消したときの絶望感といったら、もう。
でも大丈夫。今日はその「詰んだかも」を「なんとかなる」に変えていくから、一緒に落ち着いて対処していこう。
まずはここを確認。実はBluetoothでそのまま使えるかも
ドングルをなくして慌てる前に、まずマウスの底面をじっくり見てほしい。
Bluetoothマーク、つまり「◇」みたいな太陽のアイコンが刻まれていないだろうか。もしそれがあって、接続先のパソコンにもともとBluetooth機能がついているなら、話は一瞬で解決する。
ドングルがなくても、直接ペアリングすればそのまま使えるんだ。
実際、Yahoo!知恵袋でも「ドングルなくしたけどマウス使えますか?」という質問に対し、「底面のBluetoothマークを確認して」という回答がベストアンサーになっているケースは少なくない。思い込みは禁物。まずはこのチェックをしてみよう。
メーカー別・ドングルをなくしたときの具体的な対処法
Bluetooth非対応だった。さあ、ここからが本番だ。マウスのメーカーによって、取るべき手段はまったく違う。自分のマウスがどのブランドか、しっかり確認して読み進めてほしい。
Logicool(ロジクール)の場合:単品購入で復活できる可能性大
ロジクールは、こういう「うっかり」への救済策が業界でいちばん手厚い。
あなたのマウス底面に、オレンジ色のアスタリスクみたいなマークがついていたら、それは「Unifying」対応モデルだ。この場合、Unifyingレシーバー単品(型番:C-U0007)が家電量販店やAmazonで1500円前後で買える。
あとはロジクールの公式サイトから「Unifyingソフトウェア」をダウンロードして、新しいレシーバーとマウスを再ペアリングすれば完了。これだけで完全復活する。
一方、底面に「Bolt」の文字がある場合は「Logi Bolt」対応。こちらもロジクール Logi Bolt USBレシーバーとして単品販売されているから、同じくソフトウェア「Logi Options+」で再設定すればいい。
注意点はただひとつ。UnifyingとBoltのレシーバーに互換性はゼロだ。マークをよく見て、間違えて買わないように。
エレコムの場合:「マウスアシスタント」で再設定できるかも
エレコムのマウスを使っているなら、これまた諦めるのは早い。
エレコムは「エレコム マウスアシスタント」という無料ソフトを公式サイトで配布している。このソフトには、手元にある別のエレコム製レシーバーを、なくしたマウスに割り当て直す機能がついているんだ。
すべての機種で使えるわけではないから、自分の製品が対応しているかは事前に確認する必要がある。でも、この「汎用的な再割り当て」の発想は、他メーカーにはなかなか見られない太っ腹な仕組みだ。ダメ元でも試す価値はある。
Microsoftの場合:残念ながら買い替え推奨
正直に伝えるね。Microsoft製マウスのドングルをなくした場合、単品での入手はほぼ不可能だと思ってほしい。
Microsoft公式コミュニティでも、サポート担当者が「専用レシーバーの単品販売はない」「保証期間外であれば有償修理も不可」と明言している。Bluetooth非対応モデルなら、潔く新しいマウスを買うのが現実的な解決策になってしまう。
それでもダメだったら。汎用レシーバーに手を出す前に知っておきたい真実
ここまで読んで「じゃあAmazonで売ってる安い汎用レシーバーでいいんじゃない?」と思ったあなた。ちょっと待って。
Amazonで「2.4GHz 交換用レシーバー」「汎用ドングル」で検索すると、数百円で買える製品がずらりと並んでいる。でも、レビューをよく読んでほしい。
「M185では使えませんでした」
「まったく認識しない。ゴミになりました」
「対応機種をよく確認しないと無駄遣いになります」
こうした低評価が驚くほど多い。ワイヤレスマウスの通信プロトコルやチップセットはメーカーごと、いや機種ごとに細かく違う。汎用品がたまたま一致する確率は、残念ながら宝くじレベルだと思っていい。
数百円を捨てる覚悟があるなら止めないけれど、素直にメーカー純正の手段を取るか、買い替えたほうが結果的に安上がりだ。
もう二度となくしたくない。ドングル紛失を防ぐ賢い選択
さて、今はとにかく手元のマウスをどうにかするのが最優先。でも、この騒動が収まったあとは「なくさない工夫」にも目を向けてみないか。
ドングルをマウス本体に収納できるモデルを選ぶ
最近のマウスには、電池ブタの内側や本体底部に、ドングルをすっぽり収納できるスロットがついているモデルが増えている。
たとえばロジクール M650やロジクール M750は、電池ケース内に専用の収納スペースがある。エレコムのEX-Gシリーズにも同様の機構を備えたモデルが多い。
マウスを持ち運ぶときにドングルを本体にしまえる。ただそれだけで、紛失リスクは劇的に減る。次に買い替えるときは、ぜひこの「収納スロット」の有無をチェックリストに加えてほしい。
最初からドングル不要のBluetoothマウスという選択肢
どうせ買い替えるなら、いっそドングルそのものと縁を切るのも手だ。
Bluetooth接続に完全対応したマウスなら、レシーバーをパソコンのUSBポートに差す必要すらない。当然、なくす心配もゼロになる。最近はロジクール MX Master 3Sのような高機能モデルから、手頃な価格帯の製品まで、選択肢は驚くほど豊富だ。
まとめ:「ワイヤレスマウス ドングル」紛失は正しい知識でなんとかなる
ワイヤレスマウスのドングルをなくした時、最も大事なのは「あきらめる前にやるべきことを順番に試す」ことだ。
まずBluetooth対応の有無を確認する。ロジクールならUnifyingかBoltの純正レシーバーを買う。エレコムならマウスアシスタントを試す。Microsoftは潔く買い替える。そして汎用レシーバーには、手を出さない。
この流れを知っているだけで、無駄な出費もストレスも大幅に減らせる。
そしてこの機会に、ドングルをマウス本体にしまえるモデルや、完全Bluetooth接続のマウスに目を向けてみよう。「なくした」という小さなトラブルが、結果的にもっと快適なデスク環境への第一歩になるかもしれないからね。

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