カフェでノートパソコンを開く。隣の席を気にせず、カチカチとマウスをクリックする。そんな小さなストレスから解放してくれるのが、ロジクールのワイヤレスマウス「Pebble Mouse 2 M350SGR」です。
手に取った瞬間、その薄さと丸みを帯びたフォルムに驚きます。そして何より、クリック音の静かさ。これは想像以上です。本記事では、実際に1週間使い倒したリアルな感想を交えながら、このマウスの魅力と、購入前に気になるポイントを余すところなくお伝えします。
Pebble Mouse 2 M350SGRの基本スペックと旧モデルからの進化
まずは基本情報から。Pebble Mouse 2 M350sは、2023年に発売されたロングセラーモデルの後継機です。型番末尾の「SGR」は、今回レビューする「セージグリーン」というカラーを指します。
旧モデルとの一番の違いは、接続方式。USBレシーバーが従来の「Unifying」から、新しい「Logi Bolt」に変更されました。これは企業のIT管理者が導入を推奨するほど、セキュリティと接続安定性が強化された規格です。実際、混雑したカフェでも接続が途切れることは一切ありませんでした。
主なスペックは以下の通りです。
- 接続方式: Bluetooth 5.1 / Logi Bolt USBレシーバー(最大3台マルチペアリング)
- サイズ・重量: 幅5.9×奥行10.7×高さ2.65cm、約100g(電池含む)
- 電池寿命: 単4電池1本で最大24ヶ月
- 静音性: Silent Touchテクノロジーにより、クリック音90%以上低減
- 対応OS: Windows、macOS、iPadOS、ChromeOS、Linux
- 環境配慮: 本体プラスチック部分に再生プラスチックを使用(セージグリーンは58%以上)
旧モデルの電池寿命が約18ヶ月だったので、そこも大幅に伸びていますね。しかも電池は付属してます。
ロジクール Pebble Mouse 2 M350SGR のデザインと質感。セージグリーンの色味は?
ここが一番気になる人も多いはず。セージグリーンって、画面で見るのと実物で印象が違うんですよね。
実物は、グリーンというより、ほんのり緑がかったグレージュといった上品な色味です。黄みが強すぎず、青みも強すぎない。デスクに置くと、主張しすぎず、それでいてちゃんと「おっ」と思わせる洒落感があります。表面はサラサラとしたマットな質感で、指紋が目立ちにくいのも好印象でした。
本体上部は継ぎ目のない一枚のパネルのようになっており、ミニマルで非常に美しいです。ただ、側面に滑り止めのラバーなどはないため、手が大きい人が持つと、やや滑りやすく感じるかもしれません。これは次の章で詳しく触れます。
気になるクリック音は?「Silent Touch」の実力をオフィスと自宅で検証
「静音」ってよく聞くけど、実際どれくらい?という疑問に、音の擬音でお答えします。
- 一般的なマウス: カチッ!カチッ!
- Pebble Mouse 2: コッ、コッ……
本当にこのくらいの差があります。動画で録音しようとしたのですが、あまりに音が小さくてマイクが拾わないほどでした。
クリック感は「コクッ」という柔らかい感触で、押し込む深さも浅め。ストロークが短いので、連打していると指に伝わる衝撃が少なく、長時間作業していても指先が疲れにくいと感じました。ホイールスクロールも「カリカリ」というノイズは皆無で、図書館や夜中のリビングでも、家族の眠りを妨げる心配はまずありません。
手が疲れる?薄型マウスの使い心地とベストな持ち方
「薄型マウスは疲れる」という声をよく聞きます。これは事実で、手をふんわりと乗せる「かぶせ持ち」をする人には、正直不向きです。なぜなら、手のひらを支えるふくらみがないため、手首を浮かせて操作し続けると、どうしても疲労が溜まるからです。
では、誰に向いているのか。答えは「つまみ持ち」をする人です。親指と薬指、小指でマウスの側面を挟み、手首は机にベタッとつけて固定する。こうすることで、手首の負担は激減します。
女性や手の小さい男性は、かぶせ持ちに近い感覚でも使えるかもしれませんが、手の大きい男性は、このマウスを「つまむ」と割り切った方が快適です。私は手が大きい方ですが、持ち方を変えてから、このマウスの小ささがむしろ小回りの利く武器に感じられるようになりました。持ち運び前提のセカンドマウスとしては、この上ない完成度です。
マルチデバイス接続とLogi Options+の便利なカスタマイズ
このマウスの隠れた主役が、Logi Bolt USBレシーバーです。ノートPCにレシーバーを挿しっぱなしにして、タブレットはBluetoothで接続。背面の小さなボタンを押すだけで、瞬時に操作するデバイスを切り替えられます。
もう一つの武器が、無料の専用ソフト「Logi Options+」。これを使うと、ホイールボタンのクリックに別の機能を割り当てられます。デフォルトは「ジェスチャーボタン」ですが、私は「ダブルクリック」を割り当てています。ブラウザで新しいタブを開いたり、Excelでセルを編集したりする際、人差し指を動かす距離が減って、驚くほど効率的になりました。
このソフトはmacOSの「Mission Control」や「Launchpad」の起動にも対応しているので、Macユーザーにもおすすめです。
まとめ:ロジクール Pebble Mouse 2 M350SGR はこんな人におすすめ
最後に、ロジクール Pebble Mouse 2 M350SGRがおすすめな人をまとめます。
- カフェや図書館、オフィスで周囲に気を遣わず作業したい人
- マウスを持ち歩くことが多く、カバンを軽くしたい人
- PCとタブレットを1台のマウスで行き来したい人
- シンプルで美しいデザインのデスク周りを目指している人
逆に、手のひら全体を包み込むような大きなマウスを好む人や、サイドボタンを使ってブラウザの「進む」「戻る」を頻繁に行う人は、ロジクールのMX Anywhereシリーズなども検討した方がいいでしょう。
静寂と携帯性、そして洗練されたデザイン。この3つが揃った本機は、あなたのモバイルワークを確実に快適にしてくれるはずです。ぜひ、そのクリックの静けさを体験してみてください。

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