iPhoneでかわいいフォントを使いたい!まず知っておきたい基本
「iPhoneでもAndroidみたいに、システム全体のフォントをかわいいやつに変えられたらなあ…」
そんなふうに思ったことはありませんか?SNSで見かけるおしゃれな文字や、友達のスマホで見かけるかわいいフォントを見るたびに、自分のiPhoneでも試してみたくなるものです。
でも、ちょっと待ってください。iPhoneでフォントの話をするときには、まずひとつだけ知っておいてほしい大事なルールがあります。
iPhoneは、システム全体のフォントを変更することができません。
これがすべての出発点です。Androidのようにホーム画面の時計や設定メニューの文字を、まるごと別のフォントに変えることは、iPhoneではできない仕組みになっています。
でも、がっかりしないでください。iPhoneでも「かわいいフォント」を使う方法は、ちゃんとあります。むしろ、いくつもの選択肢があるんです。
この記事では、iPhoneでかわいいフォントを楽しむためのすべての方法を、できるだけ具体的に紹介していきます。「システムフォントは変えられない」という制約を理解したうえで、どのように工夫すれば自分の思い通りの文字表現ができるのか、一緒に見ていきましょう。
iPhoneのフォント事情を正しく理解しよう
システムフォントとは?カスタムフォントとは?
iPhoneのフォントには、大きく分けて2つの種類があります。
システムフォント……iOSに最初から組み込まれているフォントです。設定画面やホーム画面、標準アプリの表示に使われているのがこれ。日本語ではヒラギノ角ゴシックがベースになっていて、このフォントはユーザーが自由に変更することはできません。
カスタムフォント……ユーザーが後から追加できるフォントのことです。iOS 13(2019年9月リリース)でこの機能が導入され、App Storeからフォントアプリをダウンロードしてインストールできるようになりました。
ここが勘違いしやすいポイントなのですが、カスタムフォントをインストールしても、システムフォントが置き換わるわけではありません。インストールしたフォントが使えるのは、その機能に対応したアプリの中だけです。
AndroidとiPhoneのフォント変更の違い
AndroidユーザーからiPhoneに乗り換えた人が、最初に戸惑うポイントのひとつがここです。
Androidでは、機種によってはシステム設定から端末全体のフォントを変更できます。好きなフォントをダウンロードして、スマホ全体の表示に適用できるので、「かわいいフォントに変えたい」というニーズにダイレクトに応えられるんです。
一方のiPhoneは、「デザインの統一感」を重視するAppleの考え方から、システムフォントをユーザーが変更することは想定されていません。その代わり、アプリ単位でカスタムフォントを使える仕組みを用意することで、表現の幅とシステムの安定性を両立させているんですね。
つまり、iPhoneでかわいいフォントを使うためには、「システム全体を変える」という考え方から、「使いたいアプリや場面でカスタムフォントを活用する」という発想の切り替えが必要です。
iPhoneでかわいいフォントを使う3つの方法
ここからは、具体的な方法を3つに分けて紹介していきます。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったやり方を選んでみてください。
方法1:システムフォントとして日本語フォントを追加する(iOS 18以降)
2024年9月にリリースされたiOS 18で、システムフォントに新しい日本語フォントが追加できるようになりました。これまで「システムフォントは変えられない」と言われてきた中での大きな進化です。
追加できる日本語フォントの例
- 筑紫A丸ゴシック
- 筑紫B丸ゴシック
- 凸版文久ゴシック
- 凸版文久明朝
- ヒラギノ角ゴシック(W0〜W9の10種類)
設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「フォント」をタップ
- 「システムフォント」の項目からダウンロードしたいフォントを選ぶ
これらのフォントは無料でダウンロードできます。筑紫A丸ゴシックや筑紫B丸ゴシックは、丸みを帯びたかわいらしい印象のフォントなので、まさに「かわいいフォント」を求めている人にぴったりです。
ただし注意が必要なのは、この方法で追加したフォントも、やはり対応アプリでしか使えないという点です。PagesやKeynote、Numbers、フリーボードなど、カスタムフォントに対応したApple純正アプリや一部のサードパーティアプリでのみ利用できます。
また、日本語フォントを一通りダウンロードすると、ストレージを約0.35GBほど消費します。複数のフォントをダウンロードする場合は、端末の空き容量に余裕があるか確認しておきましょう。
方法2:フォント変換アプリでコピペする
システムフォントは変えられなくても、SNSに投稿するテキストだけをかわいい文字に変換することはできます。そのためのアプリが「フォント変換アプリ」です。
フォントくん
「フォントくん」は、入力した文字をさまざまなフォントに変換してくれるアプリです。日本語75種類、英語100種類の合計175種類のフォントに対応していて、「かわいい」「おしゃれ」「クール」など、気分に合わせて文字を変えられます。
特徴
- 変換した文字をコピーして、SNSにそのまま貼り付けられる
- InstagramやX(旧Twitter)、LINEの投稿・プロフィールに使える
- システムフォントのダウンロードも可能
メリット
- アプリを開いて文字を入力するだけの簡単操作
- 豊富なフォントバリエーション
- SNSの投稿が一気におしゃれになる
デメリット
- 無料版には制限がある
- アプリ内課金あり(月額280円〜)
- 位置情報やIDなどのデータ収集がある
向いている人
SNSでかわいい文字を使いたい人。特にInstagramのプロフィールやXのポストで文字を目立たせたい場合に使いやすいです。
向いていない人
アプリ内課金を避けたい人。また、システムフォントそのものを変えたいと思っている人には不向きです。
注意点
このアプリで変換した文字は、あくまでコピー&ペーストで使うものです。対応アプリに文字を貼り付けることはできますが、iPhone全体のフォントが変わるわけではありません。また、データ収集についての記載があるため、プライバシーが気になる人は公式のプライバシーポリシーを確認してから利用することをおすすめします。
方法3:写真に文字を入れるアプリで画像として活用する
文字をテキストとしてではなく、画像の一部として表現したい場合には、写真に文字を入れるアプリが便利です。
Phonto
「Phonto」は、写真の上に文字を自由に配置できるアプリです。400種類以上のフォント(日本語フォントは40種類以上)が用意されていて、文字のサイズ・色・影・間隔・傾きなど、細かい調整が可能です。
特徴
- 写真や画像に文字を重ねられる
- 縦書きにも対応
- フォントのバリエーションが非常に豊富
- 無料でも多くの機能が使える
メリット
- 画像として保存するので、どこにでも使える
- 文字のデザイン性が高い
- 自分だけのオリジナル画像が作れる
デメリット
- システムフォントを変えるものではない
- 文字入力のたびにアプリを開く必要がある
- アプリ内購入あり
向いている人
Instagramの投稿画像やストーリーズ、Xの画像付きポストなど、ビジュアル重視のSNS運用をしている人におすすめです。かわいいフォントで作った画像は、そのままプロフィール画像やアイコンにも使えます。
向いていない人
テキストをそのままコピペして使いたい人には、やや手間がかかるかもしれません。
注意点
iOS 17.0以降に対応しています。古いバージョンのiPhoneをお使いの場合は、対応状況を確認してからダウンロードしてください。
よくある質問:LINEのフォントは変えられる?
「LINEのトーク画面のフォントも変えたい!」という声をよく聞きます。
結論から言うと、LINEでもカスタムフォントを使うことが可能です。
ただし、これも設定が必要です。LINEの「ホーム」タブ>「設定」(歯車マーク)>「トーク」>「LINE Labs」と進み、「カスタムフォント」をオンにすることで、インストールしたフォントがトーク画面で使えるようになります。
この機能は実験的なもの(LINE Labs)として提供されているため、将来の仕様変更はありえますが、現時点ではカスタムフォントをLINEで楽しむ方法として有効です。
なお、LINEのトーク画面でフォントを変えられるのは自分自身の表示だけです。相手にはそのフォントで表示されません。あくまで自分用のカスタマイズとして楽しむものだと理解しておきましょう。
注意点:フォントを使う前に確認しておきたいこと
iPhoneでカスタムフォントを楽しむ前に、いくつか知っておいてほしい注意点があります。
ストレージ容量に注意
フォントは1つひとつがデータとして端末に保存されます。特に日本語フォントはデータサイズが大きくなる傾向があり、複数のフォントをダウンロードするとストレージを圧迫することがあります。インストールするフォントは本当に使うものだけに絞るとよいでしょう。
フォントを削除するとどうなる?
インストールしたフォントを削除した場合、そのフォントを使っていた書類やデザインでは、別のフォントに置き換わって表示されることがあります。デザインの見た目が変わってしまう可能性があるので、削除する際は影響範囲を確認してからにしましょう。
アプリの安全性
App StoreからダウンロードするアプリはAppleの審査を通過していますが、それでもアプリごとにデータ収集のポリシーは異なります。アプリをインストールする前に、App Storeの「Appのプライバシー」セクションを確認する習慣をつけると安心です。
対応アプリは限られている
カスタムフォントが使えるのは、その機能に対応したアプリだけです。標準のメールアプリやメモアプリでは、基本的にカスタムフォントは使えません(システムフォントの範囲内での変更は可能です)。フォントを使いたいアプリが対応しているかどうかは、事前に確認しておくことをおすすめします。
iPhoneでかわいいフォントを楽しむためのまとめ
iPhoneでかわいいフォントを使う方法は、大きく分けて以下の3つです。
1. iOS 18で追加されたシステムフォントをダウンロードする
筑紫A丸ゴシックなど、かわいらしい日本語フォントが無料で使えるようになりました。PagesやKeynoteなどの対応アプリで利用できます。
2. フォント変換アプリでコピペする
フォントくんのようなアプリで文字を変換し、SNSに投稿する方法です。特にInstagramやXでかわいい文字を使いたい人に最適です。
3. 写真文字入れアプリで画像にする
Phontoを使えば、おしゃれなフォントで文字を画像に埋め込めます。SNSのビジュアルをグッと引き上げたい人におすすめです。
どの方法にも「システムフォントそのものを変えられるわけではない」という共通の制約があります。でも、だからこそ、それぞれの方法には独自の良さがあります。自分の目的や使い方に合わせて、最適な方法を選んでみてください。
「iPhoneではかわいいフォントが使えない」と思っていた人も、この記事を読んで「意外とできることがあるんだ」と感じてもらえたなら嬉しいです。まずは気になる方法から試して、自分だけの文字表現を楽しんでみてくださいね。

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