ワイヤレスイヤホンで通話するとき、「自分の声、相手にちゃんと聞こえてる?」って不安になったことはありませんか?
実は、その不安の多くはマイクの位置や仕組みと深く関係しています。ワイヤレスイヤホンのマイクは一体どこにあって、どうやって声を拾っているのか。この記事では、マイクの物理的な位置から通話品質を決める技術、そして自分に合った選び方までをわかりやすく解説します。
ワイヤレスイヤホンのマイクはどこにある?
まず結論から言うと、ワイヤレスイヤホンのマイクはイヤホン本体の筐体に内蔵されています。
多くの製品では、イヤホンの先端部分や側面に小さな穴が開いており、そこがマイクの入り口です。有線イヤホンのようにケーブルの途中にマイクが付いているタイプとは異なり、ワイヤレスイヤホンはすべて本体にマイクが組み込まれているのが特徴です。
マイクの位置が通話品質に与える影響
イヤホン本体に内蔵されたマイクは、どうしても口元から距離が離れてしまいます。そのため、スマートフォン本体のマイクと比べると、声を拾う効率がどうしても落ちやすいのが実情です。
だからこそ、メーカーはビームフォーミング技術やノイズキャンセリング(ENC)といった技術を組み合わせて、遠くの声をクリアに届ける仕組みを開発しています。
通話品質を左右する2つの技術
ワイヤレスイヤホンの通話品質を語るうえで、欠かせないのが次の2つの技術です。
ENC(Environmental Noise Cancellation)
ENCとは、周囲の環境ノイズを打ち消して、相手に自分の声だけをクリアに届けるための技術です。
複数のマイクを使って周囲の雑音を分析し、逆位相の音を生成して打ち消す仕組み。街中の騒音や風切り音、電車内のゴトゴトといった音を軽減し、相手に伝わる声の明瞭度を高めます。
ビームフォーミング
ビームフォーミングは、複数のマイクを使って「声の方向」を特定し、その方向の音だけを強調する技術です。
例えば、オーディオテクニカのATH-TWX7では、イヤホン筐体の2箇所にMEMSマイクを搭載し、ビームフォーミングによって話者の声を明瞭に拾う設計になっています。これにより、周囲に人が多くても自分の声だけをピンポイントで届けることが可能になります。
形状による違いと通話の快適性
ワイヤレスイヤホンにはいくつかの形状があり、それぞれ通話体験が異なります。自分の使い方に合った形状を選ぶことが、快適な通話への近道です。
両耳タイプ(完全ワイヤレスイヤホン)
左右両方の耳に装着するタイプです。完全にコードがないモデルが主流で、音楽も通話もバランスよく楽しみたい人に人気です。
メリット
- 両耳で相手の声を聞けるため、聞き取りやすい
- ステレオ通話に対応しているものもある
デメリット
- マイクが口元から遠いため、ENCやビームフォーミングの性能に依存する
- 左右のどちらかにメインマイクが搭載されていることが多い
向いている人
通話と音楽鑑賞の両方をこなしたい人。日常使いのメインイヤホンとして検討しやすいです。
片耳タイプ(ヘッドセット型)
片耳だけに装着し、マイクが口元に向かって伸びているタイプです。ビジネスシーンでよく見かけるスタイルですね。
メリット
- マイクが口元に近いため、声をクリアに拾いやすい
- 周囲の音が聞こえるので、運転中や作業中でも安全
デメリット
- モノラル音声のものが多い
- デザインがビジネス寄りで、普段使いにはやや浮く場合も
向いている人
頻繁に電話やWeb会議をするビジネスパーソン。通話を最優先したい人に向いています。
オープンイヤー型(耳かけ型 / 骨伝導型)
耳の穴を塞がずに装着するタイプです。耳かけ型や骨伝導型があり、近年注目を集めています。
メリット
- 耳が塞がらないので長時間の装着でも疲れにくい
- 自分の声が自然に聞こえるため、話していて違和感がない
- 周囲の音が聞こえるので安全面でも安心
デメリット
- 周囲の騒音がそのまま聞こえるため、ENCの性能が重要になる
- 密閉型に比べて低音が弱い傾向がある
- 音量によっては音漏れしやすい
向いている人
長時間の通話やリモート会議が多い人。周囲の音を聞きながら通話したい場合や、耳の痛さが気になる人にもおすすめです。
カナル型(密閉型)
耳栓のように耳の穴に密着させるタイプです。多くのワイヤレスイヤホンがこの形状を採用しています。
メリット
- 遮音性が高く、相手の声に集中しやすい
- 音質が良いモデルが多い
デメリット
- 長時間つけると耳が痛くなることがある
- 自分の声がこもって聞こえる「閉塞感」がある
- 自分の声が聞こえにくいため、無意識に声が大きくなることがある
向いている人
静かな環境で通話することが多い人。音質にもこだわりたい人に向いています。
通話用ワイヤレスイヤホンを選ぶ際の3つのポイント
ここからは、実際に製品を選ぶときにチェックすべきポイントを整理します。
1. ENC(通話用ノイキャン)の有無を確認する
ANC(ノイズキャンセリング)は「自分が聞く音」を遮断する技術で、ENCは「相手に届く声」をクリアにする技術です。この2つはまったく別物なので混同しないように注意しましょう。
通話品質を重視するなら、ENC搭載モデルを選ぶのが基本です。
2. 自分の使用環境に合った形状を選ぶ
- 静かなオフィスや自宅がメイン → カナル型でも快適
- 外出先や移動中の通話が多い → オープンイヤー型で周囲の音を聞きながら使うのも選択肢
- 通話がとにかくメイン → 片耳ヘッドセット型が安心
環境によって最適な形状は変わります。「どこで、どのくらいの時間使うか」を基準に選ぶとよいでしょう。
3. 連続通話時間をチェックする
通話時間の目安は、最低4時間以上、理想的には6時間以上あると安心です。カタログスペックの「連続再生時間」は音楽再生時のものなので、通話時間は別に確認する習慣をつけましょう。
よくある疑問
Q. ワイヤレスイヤホンを通話中、スマホのマイクは使える?
基本的には、ワイヤレスイヤホンを接続している間はイヤホン内蔵のマイクが優先され、スマホ本体のマイクは使えません。機種や設定によって例外はありますが、一般的にはイヤホンのマイクで通話することになります。
Q. マイクの数が多いほうが通話品質が良い?
必ずしもそうとは限りません。マイクの数だけでなく、ENCやビームフォーミングといった処理技術の質が大きく影響します。ただし、複数マイクを搭載しているモデルは、音声分離やノイズ低減において有利な場合が多いのは確かです。
Q. 通話品質が悪いと感じたら、何を確認すればいい?
まずは、イヤホンのマイク穴が指や汚れで塞がっていないか確認しましょう。それでも改善しない場合は、製品のENC性能自体が環境に合っていない可能性があります。周囲の騒音レベルが高い場合は、ENC搭載モデルへの買い替えを検討するとよいでしょう。
まとめ:自分の使い方に合ったマイク位置と機能を選ぼう
ワイヤレスイヤホンのマイクは、筐体に内蔵されているのが基本。その位置や技術によって通話品質は大きく変わります。
静かな場所で短時間の通話がメインなら、マイクの位置をそれほど気にしなくても問題ないでしょう。しかし、外出先や移動中、長時間の通話や会議が多いなら、ENCやビームフォーミングといった技術、そして自分の耳へのフィット感や形状をしっかりチェックすることが大切です。
通話品質は「話す人」の体験であると同時に、「聞く人」の体験でもあります。相手にストレスをかけず、自分も快適に話せるイヤホンを見つけるために、今回紹介したポイントをぜひ判断材料にしてみてください。
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(内部リンク候補をここに自然に配置します)

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