GMKtec NucBox M7のメモリ増設方法:対応規格・最大容量・換装手順を解説

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NucBox M7を使っていて、「もう少しメモリがあれば快適に動くのに…」と感じたことはありませんか?

ミニPCはコンパクトで便利な反面、自分でパーツを交換できるのか不安に思う方も多いでしょう。結論から言うと、GMKtec NucBox M7はメモリ増設が可能で、作業自体もそこまで難しいものではありません。

この記事では、NucBox M7のメモリ増設について、対応規格や最大容量から具体的な換装手順、注意点まで詳しく解説していきます。

NucBox M7のメモリ増設は可能?対応規格と最大容量をチェック

まず最初に確認しておきたいのが、NucBox M7がメモリ増設に対応しているかどうか。そして、どのようなメモリを選べばいいのかという点です。

対応メモリ規格:DDR5 SO-DIMM

GMKtec NucBox M7に対応しているメモリは、DDR5-4800規格のSO-DIMM(ノートPC用メモリ)です。

ここで注意したいのが、デスクトップPCで使うDIMMとはサイズやピン数が異なること。NucBox M7のようなミニPCは、ノートPCと同じSO-DIMM規格のメモリを使用します。購入するときは必ず「SO-DIMM」と書かれているものを選びましょう。

最大搭載容量は64GB

公式情報では、NucBox M7の最大搭載メモリは64GBとされています。

メモリスロットは2基搭載されているので、32GB×2の構成で64GBまで拡張可能です。標準モデルは8GB×2の16GBなので、かなりの余裕を持って増設できることになります。

標準搭載メモリの構成

NucBox M7の標準構成は、DDR5-4800 16GB(8GB×2)です。スロットは2基とも埋まっている状態なので、増設する場合は既存のメモリを取り外して新しいものに交換する形になります。

空きスロットに追加するだけ、というわけではないので、その点は覚えておきましょう。

メモリ増設前に知っておきたい3つのポイント

いきなりケースを開ける前に、いくつか確認しておきたいことがあります。

保証について

メモリ増設のようなユーザー自身による改造は、メーカー保証の対象外となる可能性があります。

公式に「保証が無効になる」と明言されているわけではありませんが、自己責任での作業になるという認識を持っておいたほうが良いでしょう。特にケースを開ける際に内部のパーツを傷つけてしまった場合などは、保証対応が受けられない可能性が高いです。

増設にかかる時間と難易度

作業時間の目安は、慣れている人なら10〜15分程度。初心者の方でも、慎重に作業すれば30分もあれば十分でしょう。

難易度は中級者向けといったところです。ケースを開けるのに少しコツが要りますが、特別な工具は必要なく、プラスドライバーがあれば作業できます。

購入前に確認すべきこと

メモリを購入する前に、必ず以下の点を確認しましょう。

  • DDR5 SO-DIMMであること
  • 速度は4800MHzであること(それ以上の速度のものでも動作する可能性はありますが、確実に動作させるなら4800を選ぶのが無難です)
  • 自分の用途に合った容量であること

NucBox M7のメモリ増設手順を写真なしで解説

それでは、実際の換装手順をステップバイステップで説明します。

準備するもの

  • 新品のDDR5 SO-DIMMメモリ
  • プラスドライバー(十字ドライバー)
  • 作業する机の上など、平らな場所

手順1:電源を切ってACアダプタを抜く

これは絶対に忘れてはいけない最初のステップです。PCの電源を完全にオフにし、ACアダプタを本体から抜いてください。静電気対策のため、作業前に金属製のもの(ドアノブなど)に触れて放電しておくと安心です。

手順2:天板(アクリルカバー)を取り外す

NucBox M7の上面はアクリル製のカバーになっています。この天板を外すのが最初の関門です。

天板は両面テープのようなもので固定されているので、端の方からゆっくりと剥がすようにして外します。力任せに引っ張ると割れる可能性があるので、慎重に作業しましょう。

手順3:ネジを外して内部にアクセス

天板を外すと、その下に4本のネジが見えます。このネジをプラスドライバーで全て外します。

ネジを外すと、上部のカバーが開くようになります。

手順4:ファンを取り外す(ケーブルに注意!)

内部に入ると、まず冷却ファンが目に入るでしょう。このファンを固定しているネジを外します。

ここで最も注意すべきポイントが、ファンとマザーボードをつなぐケーブルです。このケーブルは非常に細く、引っ張ると簡単に切れたり、コネクタ部分が破損したりする可能性があります。

ファンのネジを外したら、ケーブルを傷つけないように慎重にコネクタを外してから、ファン全体を取り外しましょう。

手順5:既存のメモリを取り外す

ファンを取り外すと、メモリスロットが見えるようになります。標準では2つのスロットに8GBのメモリがそれぞれ刺さっています。

メモリの両端にある留め具(クリップ)を外側に押し広げると、メモリが斜めに浮き上がってくるので、そっと引き抜きます。

手順6:新しいメモリを取り付ける

新しいメモリをスロットに斜めに差し込み、両端の留め具がカチッと音を立ててロックされるまで押し込みます。このとき、メモリの切り欠きの位置がスロットと合っていることを確認してください。

両方のスロットにメモリを装着したら、全てのスロットが正しく認識されるように、もう一度押し込んで固定を確認しましょう。

手順7:逆の手順で組み立てる

  • ファンのケーブルを再接続する
  • ファンをネジで固定する
  • 上部カバーをネジで固定する
  • 天板(アクリルカバー)を元の位置に戻す

ファンのケーブルがしっかりと接続されていることを確認してから、カバーを閉めるようにしてください。

手順8:起動して認識を確認

全ての作業が終わったら、ACアダプタを接続してPCを起動します。

起動後、タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブや、システム情報でメモリ容量が正しく認識されているか確認しましょう。64GBに増設した場合は、64GBと表示されれば成功です。

増設するならどれを選ぶ?メモリ選びのポイント

NucBox M7に増設するメモリを選ぶ際の判断材料を整理しておきます。

容量別の目安

容量こんな人におすすめ
16GB(標準)一般的なWeb閲覧、動画視聴、Office作業が中心の人
32GB(16GB×2)複数のアプリを同時に使う、軽めの動画編集やプログラミングをする人
64GB(32GB×2)本格的な動画編集、仮想マシンの利用、大規模なデータ処理をする人

32GBへの増設は、標準の16GBからの体感アップが大きいとされています。特にブラウザのタブを多数開く方や、ちょっとしたクリエイティブ作業をする方にはおすすめの選択肢です。

メーカー選びのポイント

信頼できるメーカーを選ぶことも大切です。Crucial(クルーシャル)、Corsair(コルセア)、G.Skill(ジー・スキル)など、定評のあるブランドの製品を選ぶと良いでしょう。

相性問題はゼロではありませんが、主要メーカーの製品であれば、安定して動作する可能性は高いと言えます。

NucBox M7 Proとの比較:最初から大容量を選ぶべき?

GMKtecからは、NucBox M7 Proという上位モデルも販売されています。こちらはRyzen 9 PRO 6950Hを搭載し、メモリも32GB(16GB×2)が標準で付属しています。

M7とM7 Proの違い

  • CPU:M7はRyzen 7 PRO 6850H、M7 ProはRyzen 9 PRO 6950H
  • 標準メモリ:M7は16GB、M7 Proは32GB
  • 価格:M7 Proのほうが高価

ベンチマーク上ではCPU性能に差がありますが、実際の使用感では体感できるほどの違いはないというレビューもあります。

どちらを選ぶべきか

  • コストを重視し、自分でメモリを増設する手間を厭わない人 → M7を購入して後から増設
  • 最初から高性能で、手間をかけたくない人 → M7 Proを購入

M7を購入し、別途メモリを購入して増設する方が、トータルコストを抑えられる場合が多いでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. DDR5-5600などの高速メモリは使えますか?

公式の対応規格はDDR5-4800です。5600などの高速メモリが動作する可能性は否定できませんが、確実に動作する保証はありません。安定性を重視するなら、公式の推奨通りDDR5-4800を選ぶのが無難です。

Q2. 最大容量は64GBですか?96GBは使えますか?

公式の製品仕様では最大64GBとされています。一部で96GB搭載可能という情報も見られますが、これは公式の見解ではなく、CPUの仕様上限が64GBであることからも、公式情報を優先するのが安全です。

Q3. メモリ増設で体感速度は変わりますか?

メモリが足りていない状態でヘビーなアプリを使っている場合は、増設によって明らかに快適になります。特にブラウザのタブを多数開く、動画編集、仮想マシンを使うといった用途では効果を実感しやすいでしょう。

Q4. 増設後にBIOS設定は必要ですか?

特別な設定は必要ありません。正しく認識されれば、そのまま使用できます。

まとめ:NucBox M7のメモリ増設はコスパ向上の大きなポイント

GMKtec NucBox M7のメモリ増設は、コストパフォーマンスを大きく向上させるカスタマイズです。

  • 対応規格はDDR5 SO-DIMM
  • 最大容量は64GB
  • 作業時間の目安は30分程度
  • 注意点はファンケーブルの取り扱い

標準の16GBでは物足りないと感じている方にとって、32GBや64GBへの増設は非常に効果的なアップグレードになります。

増設作業は自己責任にはなりますが、慎重に作業すれば十分に対応できるレベルです。この記事を参考に、あなたのNucBox M7をさらに快適なマシンにアップグレードしてみてはいかがでしょうか。

なお、価格やセール情報は変動することがありますので、メモリや本体の購入を検討する際は、各販売ページで最新の情報を確認するようにしてください。

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