「iPhoneのホーム画面や設定画面のフォントを、かわいいものに変えたい!」
そんなふうに思ったことはありませんか? Androidスマホのようにフォントを変更できたらな……と調べてみたものの、「iPhoneではシステムフォントが変更できない」という情報を見て、がっかりしてしまった方もいるかもしれません。
でも、安心してください。iPhoneでも「かわいいフォント」を使う方法は、しっかりあります。
この記事では、iPhoneでかわいいフォントを楽しむための方法を、システムの制約から具体的なアプリの使い方まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
iPhoneのフォントに関する基本ルールを最初に押さえよう
iPhoneでかわいいフォントを探す前に、まず知っておくべきルールがあります。
iPhoneではシステムフォントは変更できない
iPhoneのホーム画面のアプリ名、設定画面のメニュー、時計の表示、通知バッジの数字……こうした「iPhone本体のシステム全体で使われるフォント」は、残念ながら変更できません。
Appleがデザインした「San Francisco」というフォントがシステム全体で使われていて、ユーザーがこれを別のフォントに置き換えることはできない仕様になっています。これはiPhoneの表示の安定性や統一感を保つためのものなので、どうしても変更したい場合は、この点はあきらめる必要があります。
でも、システムフォントが変更できないからといって、iPhoneでかわいいフォントがまったく使えないわけではありません。
かわいいフォントを使える場所はある
実は、iOSには「カスタムフォント」という機能が用意されていて、特定のアプリ内で別のフォントを使うことができます。この機能はiOS 13で導入され、現在も進化を続けています。
つまり、「アプリ単位でフォントを変更する」という方法なら、iPhoneでもかわいいフォントを楽しめるのです。
例えば:
- LINEのメッセージ画面のフォント
- Pagesで作成する文書のフォント
- 写真に文字を入れるときのフォント
これらは、好きなフォントに変更できます。
ここからは、具体的にどうやってかわいいフォントをiPhoneで使えるようにするのか、手順を追って説明していきます。
カスタムフォントを使うための全体の流れ
iPhoneでカスタムフォントを使うには、大きく分けて3つのステップがあります。
- フォントインストールアプリをApp Storeから入手する
- アプリを使ってフォントをiPhoneにインストールする
- 対応アプリでインストールしたフォントを選んで使う
この流れを順番に見ていきましょう。
フォントをインストールする方法
それでは、実際にiPhoneにフォントをインストールする手順を説明します。
フォントインストールアプリを探そう
まずは、App Storeからフォントをインストールするためのアプリを入手する必要があります。「フォントインストール」や「フォント」といったキーワードで検索すると、いくつかのアプリが見つかります。
ここでは、特におすすめのアプリを2つ紹介します。
1. FontInstall.app(フォントインストール ドットアップ)
「FontInstall.app」は、多くの日本語フリーフォントを収録している定番のフォントインストールアプリです。M+ 1p、源ノ角ゴシック、しっぽり明朝、モッチーポップ、筑紫A丸ゴシックなど、かわいいデザインのフォントも豊富に用意されています。
特徴:
- 無料で多数の日本語フォントがインストールできる
- SIL Open Font License(OFL)のもとで公開されているフォントを中心に収録
- かわいい丸文字系から、落ち着いた明朝体までバリエーション豊か
向いている人:
自分のiPhoneにいろいろな日本語フォントを追加して、PagesやLINEなどで使いたい人
向いていない人:
アプリをインストールする手間をかけたくない人や、写真に文字を入れるだけの用途の人
注意点:
このアプリはフォントを「インストール」するためのもので、アプリ自体で文字を入力することはできません。インストールしたフォントは、別の対応アプリで使うことになります。
2. LETTY
「LETTY」は、筆記体や丸付きの文字など、デザインがかわいいフォントに特化したアプリです。約20種類のフォントが用意されていて、手軽にかわいい雰囲気のフォントを試したい人に向いています。
特徴:
- かわいいデザインのフォントに絞って収録
- シンプルな操作性で初めての人でも使いやすい
向いている人:
手軽にかわいいフォントを試してみたい人
向いていない人:
より多くの日本語フォントから選びたい人
インストール手順(基本)
フォントインストールアプリを入手したら、以下の手順でフォントをiPhoneにインストールします。
- フォントインストールアプリを開き、使いたいフォントを選ぶ
- 「インストール」や「ダウンロード」ボタンをタップする
- 設定アプリが開き、フォントのインストール画面が表示される
- 画面右上の「インストール」をタップする
- パスコードやFace IDで認証する
- 「完了」をタップする
これでフォントがiPhoneにインストールされました。
インストールしたフォントの管理方法
インストールしたフォントは、設定アプリの「一般」→「フォント」で確認・管理できます。
iOS 18以降では、この画面が「システムフォント」と「マイフォント」に分かれています。「マイフォント」の欄に、自分がインストールしたフォントが表示されます。
ここでフォントをタップすると、そのフォントが使えるアプリの一覧も確認できます。
フォント削除時の注意点:
不要になったフォントを削除する場合は、設定アプリの「一般」→「フォント」から行えます。ただし、フォントを削除すると、そのフォントを使っていた書類やプロジェクトで表示が変わることがあります。また、関連するフォントも同時に削除される場合があるので、注意が必要です。
ストレージ容量の注意点:
フォントをダウンロードすると、iPhoneのストレージ容量を消費します。日本語フォント一式で約0.35GBほど容量が増えたという事例もあるので、ストレージ容量に余裕がない場合は、必要最低限のフォントだけをインストールすることをおすすめします。
インストールしたフォントを「使う」方法
フォントをインストールしただけでは、まだどこにも反映されません。ここからが本番です。インストールしたかわいいフォントを実際に使えるアプリを見ていきましょう。
LINEでフォントを変える方法
日常的に使うLINEのフォントをかわいいものに変えられると、テンションが上がりますよね。
LINEでは、2020年11月のアップデートでカスタムフォントに対応しました。ただし、この機能は「LINE Labs」という実験的機能の中にあります。
設定手順:
- LINEアプリを開く
- ホームタブの右上にある「設定」(歯車マーク)をタップ
- 「LINE Labs」をタップ
- 「カスタムフォント」をオンにする
- 表示されるフォント一覧から使いたいフォントを選ぶ
これで、自分のLINEのメッセージ画面のフォントが変わります。
大事なポイント:
LINEのフォントを変更しても、相手には反映されません。あくまで自分のスマホのLINEアプリ内の表示だけが変わる仕組みです。相手に特別なフォントでメッセージを届けたい場合は、別の方法(後述のPhontoなどで画像化する方法)を使う必要があります。
Pagesで文書のフォントを変える方法
Apple純正のワープロアプリ「Pages」は、カスタムフォント機能に最初から対応しています。インストールしたフォントは、Pages内で普通に選べるようになります。
設定手順:
- Pagesアプリで書類を開く
- 文字を選択するか、新しいテキストボックスを追加する
- 画面上部の「書式」ボタン(ペイントブラシのマーク)をタップ
- フォント名が表示されている部分をタップ
- 一覧に表示されるインストール済みフォントから選ぶ
Pagesで作成した書類はPDFなどに書き出せば、フォント情報を保ったまま共有できます。かわいいフォントで作成した招待状やお知らせなどを、そのまま相手に送ることができますよ。
Phontoで写真に文字を入れる方法
「Phonto」は、写真や画像に文字を挿入することに特化したアプリです。400種類以上のフォント(日本語フォント40種類)が利用可能で、インストールしたカスタムフォントも使えます。
特徴:
- 写真に直接かわいい文字を書き込める
- 縦書き、文字の色、サイズ、グラデーションなどの編集機能が充実
- フォントを「ラスタライズ」(画像化)して保存できる
向いている人:
Instagramなどに投稿する画像に、かわいいフォントで文字を入れたい人
向いていない人:
LINEやメールの本文フォントを変えたい人(Phontoは画像編集アプリです)
このアプリのすごいところ:
フォントで作成した文字を画像として保存する(ラスタライズする)ので、相手のスマホにそのフォントがインストールされていなくても、正しく表示されます。つまり、SNSに投稿した画像の文字は、見る人すべてに同じかわいいフォントで伝わるのです。
フォントくん(フォント変換アプリ)の使い方
「フォントくん」は、入力した文字を175種類のフォント(英語100種、日本語75種)に変換してくれるアプリです。筆記体や丸文字、ギャル文字など、かわいい系のフォントが豊富に用意されています。
特徴:
- フォントをインストールする手間がなく、アプリ内で変換するだけですぐに使える
- 変換した文字をコピーして、SNSやLINEに貼り付けられる
向いている人:
SNSの投稿文などで、手軽に文字の見た目を変えたい人
向いていない人:
アプリ内でそのまま文章を作成・保存したい人
注意点:
変換した文字をコピーして貼り付ける場合、相手の環境によっては標準フォントで表示されることがあります。あくまで「文字を装飾してコピーする」アプリであり、システムフォントを変更するものではありません。アプリ内購入あり(Pro Plan月額280円)です。
iOS 18で追加された新機能(システムフォントのダウンロード)
ここまでの内容は「カスタムフォント」の話でしたが、実はiOS 18で新たな機能が追加されています。
設定アプリから直接フォントをダウンロードできるように
iOS 18では、設定アプリの「一般」→「フォント」から、「システムフォント」を追加でダウンロードできるようになりました。
従来の「マイフォント」(自分でインストールしたフォント)とは別に、「システムフォント」としてAppleが用意した追加フォントがダウンロードできるのです。
iOS 18で追加ダウンロードできる日本語フォントには、以下のようなものがあります:
- クレー
- ヒラギノ角ゴ Std
- ヒラギノ角ゴシック(W0〜W9)
- 凸版文久シリーズ
- 筑紫A丸ゴシック
- 筑紫B丸ゴシック
- 游教科書体
- BIZ UDGothic
これらのフォントも、ダウンロードすればPagesなどの対応アプリで使えるようになります。筑紫A丸ゴシックや筑紫B丸ゴシックは、丸みを帯びたかわいいデザインのフォントなので、チェックしてみる価値があります。
ただし、これらのシステムフォントも「システム全体のフォントが変わる」わけではなく、あくまで「使えるフォントの選択肢が増える」という機能です。
よくある疑問を解決!Q&A
ここからは、iPhoneのかわいいフォントに関してよくある疑問をまとめました。
Q. ホーム画面のアプリ名のフォントも変えられますか?
A. できません。
iPhoneのホーム画面に表示されるアプリ名のフォントは、システムフォント(San Francisco)が使われており、変更することはできません。これはiPhoneの仕様として固定されています。
Q. LINEのフォントを変えると、相手にも見えますか?
A. 見えません。
前述の通り、LINEのカスタムフォント機能は自分の画面だけの表示変更です。相手には標準のフォントで表示されます。
どうしても相手にもかわいいフォントで伝えたい場合は、Phontoなどで文字を画像化して送信するのが確実な方法です。
Q. インストールしたフォントはどこで使えますか?
A. 対応しているアプリでのみ使えます。
カスタムフォント機能に対応しているアプリは限られています。主な対応アプリとしては:
- Pages(Apple純正ワープロ)
- Keynote(Apple純正プレゼン)
- Numbers(Apple純正表計算)
- LINE(メッセージアプリ)
- Phonto(写真文字入れ)
- フリーボード(Apple純正ホワイトボードアプリ)
などがあります。
Q. フォントをインストールするとストレージは減りますか?
A. 減ります。
フォントデータはストレージ容量を消費します。日本語フォント1つあたりの容量はフォントによって異なりますが、複数のフォントをインストールすると、それなりの容量を使うことになります。
ストレージ容量が気になる方は、本当に使うフォントだけを厳選してインストールすることをおすすめします。
Q. フォントを削除するにはどうすればいいですか?
A. 設定アプリの「一般」→「フォント」から削除できます。
削除したいフォントをタップし、「削除」を選ぶと削除できます。ただし、そのフォントを使っていた書類やプロジェクトで表示が変わる可能性があるので、注意してください。
まとめ|iPhoneでかわいいフォントを楽しもう
iPhoneでかわいいフォントを使う方法について解説してきました。
最後にもう一度、重要なポイントをおさらいしておきましょう。
iPhoneのシステムフォントは変更できません。 これはiPhoneを使う上での大前提です。でも、あきらめる必要はありません。
アプリ単位でフォントを変更することで、iPhoneでも十分にかわいいフォントを楽しめます。
かわいいフォントを使うには:
- フォントインストールアプリ(FontInstall.appやLETTY)でフォントをインストールする
- 対応アプリ(LINE、Pages、Phontoなど)でそのフォントを選んで使う
という2つのステップを覚えておけば大丈夫です。
特に、iOS 18ではシステムフォントとしても新しい日本語フォントがダウンロードできるようになりました。筑紫A丸ゴシックや筑紫B丸ゴシックなど、かわいいデザインのフォントも増えています。
自分の目的に合わせて、どの方法でかわいいフォントを使うか選んでみてください。
- LINEの自分の表示をかわいくしたい → LINEのカスタムフォント
- 写真や画像でかわいい文字を発信したい → Phonto
- 書類やメモでかわいいフォントを使いたい → Pages
- とにかく手軽に文字を装飾したい → フォントくん
かわいいフォントは、あなたのiPhoneライフをもっと楽しく、もっと自分らしくしてくれるはずです。ぜひ、自分にぴったりの方法を見つけて、かわいいフォントのあるiPhoneライフを楽しんでくださいね。

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