「メカニカルキーボード、ちょっと気になってるんだよね」
そう言うと、決まってこんな返事が返ってきませんか?
「でも高いんでしょ?」
「US配列ばかりで日本語配列ないじゃん」
……わかります。すごくわかります。
周りを見渡せば、キラキラ光るゲーミング仕様か、英語キーボードばかり。家電量販店に行っても、メカニカルキーボードコーナーはUS配列がずらり。そして値段は平気で2万円超え。
でもね、諦めないでほしいんです。
実は今、1万円以下で買える日本語配列のメカニカルキーボードが、じわじわ増えてきてるんですよ。メーカー各社がちゃんと日本のユーザーの声を聞いてくれている証拠です。
今回は、そんな「隠れた良品」たちを一気にご紹介します。どれも実際に使ってみて「これでこの値段!?」と驚いたモデルばかり。あなたの指に合う一本が、きっと見つかります。
なぜ日本語配列にこだわるべきなのか
「別にUS配列でも慣れれば大丈夫でしょ?」
そう思う方もいるかもしれません。確かに慣れの問題は大きいです。でも、ちょっと想像してみてください。
毎日使う「かな」「英数」ボタン。Macなら「かな」「英数」、Windowsなら「半角/全角」。これらが独立したキーとして存在するのは、日本語配列だけの特権です。
US配列だと、この切り替えをショートカットキーで行う必要があります。たった一つの動作の違いですが、これが積み重なると、けっこうなストレスになる。特に仕事でガシガシ文字を打つ人にとって、この差は想像以上に大きいんです。
また、記号の位置も全然違います。「@」はどこ?「「」は?いちいち探す時間、もったいないですよね。
「今までずっとJIS配列で育ってきた」という方は、無理にUS配列に移行する必要はないと、個人的には思います。
メカニカルキーボードを選ぶ前に知っておきたい「軸」の話
さて、日本語配列の格安モデルを探す前に、ひとつだけ超重要なポイントを押さえておきましょう。
それが「キースイッチ」、通称「軸」です。
メカニカルキーボードの最大の魅力は、この軸の打鍵感。でも軸にはいくつか種類があって、選び方を間違えると「思ってたのと違う……」となりかねません。
格安モデルでよく採用されているのは、主に以下の3種類です。
赤軸(リニア)
カチッというクリック感がなく、スコスコとまっすぐ底まで押し込むタイプ。軽い力で入力できて、音も比較的静か。オフィスや夜中の作業に向いています。ゲームにも良いですね。初めてのメカニカルなら、これが一番無難かもしれません。
茶軸(タクタイル)
押し込む途中に、ほんの少しだけ「コクッ」という引っかかりがあります。赤軸ほど静かすぎず、青軸ほどうるさくなく、ちょうど中間。「適度な打鍵感がほしい」という方に。クリック感は控えめなので、オフィスでもギリギリ許容範囲です。
青軸(クリック)
「カチカチカチッ!」と、にぎやかな打鍵音と明確なクリック感が特徴。打っていて一番気持ちいいと感じる人が多い軸ですが、とにかく音が大きい。オフィスや家族がいる部屋で使うと、かなり高い確率で怒られます。自分へのご褒美用、もしくは在宅勤務で周りに誰もいない方向けですね。
最近はメーカー独自の軸も増えていますが、基本的にはこの3つのどれかに似ています。商品を選ぶときは、必ず「何軸か」を確認してください。
格安でも侮れない!おすすめ日本語配列メカニカルキーボード7選
それでは、本題です。1万円以下、もしくは1万円ちょっとで買える、日本語配列のメカニカルキーボードを一気にご紹介します。
1. ロジクール K835 TKL(約6,900円)
「とにかくコスパ最強。これに尽きます」
世界的な周辺機器メーカー、ロジクールのエントリーモデルです。ロジクール K835 TKL
赤軸採用で打鍵音はかなり静か。アルミプレートを採用しているので、この価格帯とは思えないどっしりとした安定感があります。キーストロークもスムーズで、6,000円台でこの品質は驚き。テンキーレスなのでデスクも広々使えます。
「メカニカルキーボードってどんな感じ?」という入門機として、これ以上ない選択肢です。
2. e元素 メカニカルキーボード 109キー 赤軸(約5,000円前後)
「5,000円でフルキーボード、しかもRGBバックライト付き」
コスパの鬼がここにいます。e元素 メカニカルキーボード 日本語配列
中国メーカーですが、日本語配列モデルをちゃんとラインナップ。赤軸採用で静か、かつテンキー付きの109キー。数字をガンガン打つ経理やデータ入力の方にこそ使ってほしい。キーキャップを取り外して掃除もしやすいです。
唯一の注意点は、ブランドの安心感ではロジクールやエレコムに劣ること。でも、価格を考えれば十分すぎる品質です。
3. エレコム TK-MC30UKPBK(約10,900円)
「静かさをとことん追求した、国産メーカーの本気」
エレコムは日本の周辺機器メーカー。サポートの安心感が違います。エレコム TK-MC30UKPBK
このモデルの最大の特徴は、吸音シートを内蔵していること。キーボード内部の空洞音を徹底的に抑え込んでいます。キーキャップも指に吸い付くような形状で、長時間打っていても疲れにくい。テンキーレスなので、マウスを置くスペースもたっぷり確保できます。
1万円をちょっと超えますが、これ以上の静音性を求めると一気に2万円台に突入することを考えれば、むしろ格安と言えるでしょう。「オフィスでメカニカル使いたいけど、カタカタうるさいのはちょっと……」という方に、心からおすすめします。
4. エレコム TK-MC50UKLBK(約9,990円)
「テンキーが欲しいなら、この静音モデル」
先ほどのTK-MC30のフルキーボード版です。エレコム TK-MC50UKLBK
108キー搭載で、しかも価格は1万円以下。赤軸+吸音シートの組み合わせで、打鍵音は本当に静か。Web会議中にメモを取っても、相手にカタカタ音が聞こえにくいのは大きなメリットです。
デスク周りをすっきりさせたいならテンキーレス、数字入力の頻度が高いならフルキーボード。エレコムはこの2モデルで、どちらのニーズにもしっかり応えてくれています。
5. エレコム TK-GK20TBK(約5,000円)
「茶軸好きに捧げる、5,000円の本格派」
「赤軸はちょっと物足りないんだよな」という方に。エレコム TK-GK20TBK
こちらは茶軸搭載。ほんのりとした打鍵感がありながら、青軸ほどうるさくない。このバランスが絶妙で、赤軸に飽き足らないけど静音性も欲しい、というわがままを見事に叶えてくれます。
価格も5,000円前後と非常に手頃。初めての茶軸体験にぴったりです。
6. エレコム VK200シリーズ(約4,000円前後)
「予算4,000円でも、妥協したくない人へ」
エレコムがプロゲーマーと共同開発したエントリーモデル。エレコム VK200
最大の特徴は、この価格帯では珍しい独自設計のキーキャップ。指を置いたときの安定感が素晴らしく、キーのぐらつきが少ない。日本語配列かつテンキーレスで、この値段。とにかく安く抑えたいけど、打ち心地はしっかり確保したい、という方の最終防衛ラインです。
7. Keychron K8 Pro JIS(1万円台前半)
「ちょっと予算オーバーだけど、カスタマイズ好きならこれ」
正確には「格安」の範囲を少し超えますが、将来的なことを考えるとコスパ最強になりうるので、特別に紹介します。Keychron K8 Pro JIS
Bluetooth接続と有線接続の両方に対応。しかもホットスワップ対応なので、スイッチを自分で簡単に交換できます。最初は付属の赤軸で使い、気が向いたら好みの軸にポンポン差し替える。そんな楽しみ方ができるキーボードです。QMK/VIAというソフトでキーマップのカスタマイズも可能。
一台を長く、自分好みに育てていきたい方には、むしろ安くつく選択肢かもしれません。
これだけは気をつけて!購入前の確認ポイント
最後に、いくつか注意点をお伝えします。
接続方式を必ず確認
紹介したモデルはほとんどが有線です。ワイヤレスはKeychronのみ。デスクをすっきりさせたいならワイヤレス一択ですが、接続の安定性や充電の手間を考えると、有線も悪くないですよ。
テンキーの有無
テンキーレス(TKL)は省スペース、フルキーボードは数字入力が快適。在宅勤務で限られたデスクを使うならTKL、経理やデータ入力が多いならフルキーボードを。
音の感じ方は人それぞれ
赤軸の静音モデルでも、職場によっては「意外と音がする」と言われるかもしれません。心配なら、さらに静音性を高めるOリング(キーキャップに取り付けるゴムリング)を併用する手もあります。
まとめ:あなたにぴったりの格安日本語配列メカニカルキーボードは、必ずあります
改めて振り返ってみましょう。
- とにかく安く始めたいなら「e元素」か「エレコム VK200」
- 静かさと品質のバランスなら「エレコム TK-MC30」か「TK-MC50」
- コスパとブランド安心感なら「ロジクール K835 TKL」
- 茶軸を試したいなら「エレコム TK-GK20T」
- カスタマイズを楽しみたいなら「Keychron K8 Pro JIS」
メカニカルキーボードは、一度使い始めるともう戻れないと言われます。指先に伝わる小さな感触の積み重ねが、毎日の作業をちょっとだけ楽しくしてくれるんです。
そして、もう高いお金を出す時代は終わりました。今回紹介したような、日本語配列に対応した格安メカニカルキーボードが、あなたの打鍵ライフを確実に変えてくれます。
ぜひ、あなたの指とデスクにぴったりの一本を見つけてみてくださいね。

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