「メカニカルキーボードを使ってみたい。でも日本語配列じゃないと仕事にならないんだよなあ」
そう思って検索したあなた、めちゃくちゃわかります。
海外製のカッコいいメカニカルキーボード、ほとんどがUS配列なんですよね。見た目に惹かれて買ってみたものの、記号の位置が違いすぎて撃沈した経験、ありませんか?
「@」マークを打ちたいのに「[」が出てきたり、カッコの位置がズレていてイライラしたり。
でも大丈夫です。最近のメカニカルキーボード市場はじわじわと変わってきていて、JIS配列の選択肢が着実に増えているんです。
しかも、ガスケットマウントやホットスワップといった、ちょっと前までは自作キーボードの世界だった機能を搭載したモデルが、手頃な価格で手に入るようになりました。
今回は、日本語配列でしっかり選べるメカニカルキーボードを6つ厳選してご紹介します。
そもそもJIS配列とUS配列、何が違うの?
いきなりですが、JIS配列とUS配列の違いをサクッとおさらいしておきましょう。
見た目でいちばんわかりやすいのは、JIS配列には「全角/半角」キーや「無変換」「変換」キーがあること。US配列にはこれらがありません。
日本語入力を快適にするための専用キーたちですね。
でも、実際に困るのは記号の位置です。
Shift+2で「@」が出るJIS配列に対し、US配列ではShift+2は「”」。「:」や「;」、「()」や「&」といった頻出記号の配置もかなり違います。
普段からUS配列に慣れている人は別ですが、長年JIS配列で育ってきた指は簡単には裏切れません。無理に矯正しようとしてストレスがたまるくらいなら、最初から日本語配列のキーボードを選ぶのが正解だと僕は思います。
JIS配列メカニカルキーボードの選び方3つのポイント
では、実際にどんな基準で選べばいいのか。ポイントを3つに絞りました。
1. レイアウトサイズで決める
メカニカルキーボードのレイアウトにはいくつかの種類があります。
フルサイズはテンキーまで全部入った王道タイプ。数字入力が多い人や、電卓的に使いたい人向けです。
テンキーレスはテンキーを省いたサイズ。マウスを操作する右手の移動距離が短くなるので、デスクが狭い人や肩こりに悩む人に人気です。
75%レイアウトはテンキーレスをさらにコンパクトにしたもの。ファンクションキーは残しつつ、無駄なスペースを削ぎ落としています。
65%や60%になるとファンクションキーもなくなり、キーの組み合わせで操作するスタイルに。省スペース性能は最強ですが、慣れるまでは少し大変かもしれません。
「どれを選べばいいかわからない」という人は、75%かテンキーレスあたりが無難でおすすめです。
2. スイッチの種類で打鍵感が変わる
メカニカルキーボードの最大の魅力といえば、やっぱり打鍵感ですよね。
大きく分けて3種類あります。
リニアスイッチは、カチッというクリック感がなく、スッと押し込めるタイプ。スムーズな打ち心地で、底打ちするまで軽快に入力できます。ゲーミング用途でも人気です。
タクタイルスイッチは、押し込む途中でほんの少しだけ引っかかりを感じるタイプ。これが「キーを押した」という明確なフィードバックになって、タイピングの正確性が上がると言われています。
クリッキースイッチは、押したときに「カチッ」という音がしっかり鳴るタイプ。打鍵感と打鍵音の両方を楽しみたい人向けです。ただし音がかなり大きいので、オフィスや家族がいる部屋では注意が必要です。
最近は静音設計のスイッチも増えていて、リニアの滑らかさを保ちつつ打鍵音を抑えたモデルもあります。在宅ワークで静かに作業したい人には、こういった静音スイッチ搭載モデルがおすすめです。
3. 打鍵感を左右する内部構造にも注目
実はスイッチだけではなく、キーボード本体の内部構造でも打鍵感は大きく変わります。
いま注目されているのが「ガスケットマウント構造」です。
これは、スイッチを搭載するプレートをケースに直接ネジ止めするのではなく、ガスケット(緩衝材)を挟んで浮かせるように固定する仕組み。これにより打鍵時の衝撃が柔らかく吸収されて、底打ちの硬さが和らぎます。
さらに内部に複数層の吸音フォームを仕込んでいるモデルも増えていて、安っぽい反響音を徹底的に抑え込んでいます。こうした設計のおかげで、カスタムキーボードに迫る高級感のある打鍵音を、完成品のキーボードでも楽しめるようになりました。
もし購入を検討するなら、この「ガスケットマウント」と「吸音フォーム」の有無はチェックしておいて損はないです。
日本語配列メカニカルキーボードおすすめ6選
それでは本題。いま手に入るJIS配列メカニカルキーボードの中から、特におすすめの6モデルを紹介します。
1. AULA F75 — 75%レイアウトのスタンダードモデル
「コンパクトだけどファンクションキーは欲しい」という人にぴったりなのが、AULA F75です。
75%レイアウトでテンキー以外の機能をほぼ網羅。ガスケットマウント構造と多層静音設計のおかげで、打鍵音は想像以上に上品です。「カタカタ」ではなく「コトコト」という感じ。
接続は有線USB Type-C、2.4GHzワイヤレス、Bluetoothの3モード対応。デバイスを切り替えながら使いたい人にも便利です。全キーホットスワップ対応で、あとから好みのスイッチに交換できるのもポイント。
約1,600万色のRGBバックライト搭載で見た目も華やか。価格帯も手頃で、はじめてのメカニカルキーボードとして文句なしの選択肢です。
2. AULA F99 — テンキー付き96%レイアウト
「やっぱりテンキーは外せない」という人は、AULA F99をチェックしてみてください。
96%レイアウトと呼ばれるサイズで、テンキーを搭載しながらも横幅をフルサイズより抑えた設計。数字を打つ機会が多い事務作業や会計ソフトを使う人には、このコンパクトなテンキー付きがかなり重宝します。
F99のもう一つの魅力は8000mAhという大容量バッテリー。RGBをフル点灯させてもそこそこ持つので、充電のわずらわしさから解放されます。F75と同じくガスケットマウントと多層静音フォームも搭載。テンキー付きでこの打鍵感はなかなか貴重です。
3. AULA F65 — 最小サイズで最大の打鍵感
省スペースを追求したいなら、AULA F65が候補になります。
65%レイアウトで、ファンクションキーも矢印キーも最小限に。そのぶんデスクの上がすっきり広がります。ワイヤレス接続でさらにケーブルレスにすれば、見た目も作業効率も格段にクリーンになります。
小さいからといって打鍵感が妥協されているわけではなく、しっかりガスケットマウント構造を採用。打鍵音の心地よさはFシリーズ共通の魅力です。キーボード自体が軽量なので、ノートPCと一緒に持ち運ぶのにも向いています。
4. AULA L99 — スマートディスプレイ搭載の次世代モデル
ちょっと未来を先取りしたい人には、AULA L99がおすすめです。
このモデルの最大の特徴は、キーボード左上に3.98インチのIPSディスプレイが搭載されていること。バッテリー残量や接続モードがひと目でわかるだけでなく、GIFアニメーションを表示させたり、電卓やテンキーとして操作したりもできます。
「キーボードにディスプレイって必要?」と思うかもしれませんが、これが意外と便利。音量調整や再生コントロールもディスプレイ上のタッチ操作で完結するので、マウスに手を伸ばす回数が減ります。
もちろん基本性能も妥協なし。6層静音フォーム、ガスケットマウント、8000mAhバッテリーと、F99と同等以上のスペックを備えています。
5. NuPhy Node75 JIS — 2分割スペースキーがクセになる
「日本語配列だけどちょっと攻めたキーボードが欲しい」というなら、NuPhy Node75 JISが面白いですよ。
75%レイアウトのJIS配列でありながら、スペースキーが左右に2分割されているのが最大の特徴。左右それぞれに別の機能を割り当てられるので、たとえば左スペースで「Enter」、右スペースで「Backspace」なんて設定もできてしまいます。
慣れるとこれがめちゃくちゃ効率的。指の移動が最小限になるので、タイピング速度が上がったという声も多く聞きます。
ノーマルプロファイルとロープロファイルの2タイプから選べるのも嬉しいポイント。タッチバーやドットマトリクスインジケーターなど細かいギミックも満載で、所有欲をしっかり満たしてくれます。
6. 富士通 FMV Keyboard X — 静音磁気スイッチで最強の静けさ
自宅やオフィスで「とにかく静かなキーボードが欲しい」という方には、FMV Keyboard Xを推したいです。
このキーボードが搭載しているのは、メカニカルでもメンブレンでもない「静音磁気スイッチ」。物理的な接点がなく磁気でキー入力を検知するため、驚くほど静かでスムーズな打鍵感を実現しています。
しかもトリガーポイント(キーを押したと判定される深さ)を0.1mm単位で調整できるので、「軽く触れただけで反応させたい」から「しっかり押し込みたい」まで自分好みにカスタマイズ可能。
高さ27.6mmのロープロファイル設計で、パームレストなしでも手首に負担がかかりにくい設計なのも地味に嬉しいところ。FMVノートPCと同じキー配列なので、富士通ユーザーなら統一感が出せます。
JIS配列メカニカルキーボード、どれを選ぶ?
ここまで6モデル紹介してきましたが、最後にシンプルにまとめます。
はじめてのメカニカルなら
→ AULA F75(バランスの良い75%レイアウト、手頃な価格)
テンキー必須の事務作業向け
→ AULA F99(コンパクトにまとまった96%レイアウト)
デスクを広く使いたいミニマリストに
→ AULA F65(持ち運びにも便利な65%)
ガジェット好き、新しい体験を求めるなら
→ AULA L99(スマートディスプレイ搭載)
キーマッピングを極めたい人に
→ NuPhy Node75 JIS(2分割スペースキー)
オフィスや深夜作業で静音性重視なら
→ FMV Keyboard X(静音磁気スイッチ)
どのモデルも、ガスケットマウントや静音設計といった「打鍵感へのこだわり」が詰まっています。かつてはUS配列に比べて選択肢が少なかったJIS配列のメカニカルキーボードですが、もはや妥協する必要はまったくありません。
日本語配列で、あなたにぴったりの打鍵感を見つけてくださいね。

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