デスクに置いてあるだけでテンションが上がる。キーを叩くたびに、小気味いい「カチャカチャ」という音が部屋に響く。そんなアイテム、探していませんか?
最近じわじわと人気が広がっているのが、タイプライター風のメカニカルキーボードです。中でも今回ご紹介するのは、HKWから出ている109キーのJIS日本語配列モデル。見た目のかわいさだけで選ぶと「思ってたのと違った…」となりがちなこの手の製品、実際の使い心地はどうなのか。リアルな評価をまじえながら、じっくりお伝えしていきます。
見た目だけじゃない。HKWタイプライター風メカニカルキーボードとは
まず、このキーボードの正体から。HKW(エイチケーダブリュー)が販売する有線メカニカルキーボードで、正式な型番はカラーによって異なります。アンティーク調なら「WE-TYPKBJIS-AN」、シルバーは「WE-TYPKBJIS-SV」、ブラックは「WE-TYPKBJIS-BK」です。
特筆すべきは、109キーのJIS日本語配列でテンキー付きという点。タイプライター風キーボードって、意外と英語配列やテンキーレスが多いんですよね。仕事で数字をバシバシ打つ人にとっては、テンキーの有無はかなり重要なポイントです。
キースイッチには「青軸」を採用。メカニカルキーボード初心者でも「これぞメカニカル」と実感できる、クリック感と打鍵音が特徴です。接続はUSB有線で、ケーブル長は約1.5メートル。重量はなんと約1.4キロ。ずっしり重いので、持ち運ぶよりも「デスクにどーんと据え置く」スタイルが正解です。
カチャカチャがクセになる。青軸ならではの打鍵感と打鍵音
このキーボードの最大の魅力は、やっぱり打鍵感。青軸スイッチの「カチッ」という明確なクリック感は、タイピングを「作業」から「快感」に変えてくれます。
ノートパソコンのペチペチしたキーボードに慣れている人ほど、その違いに驚くはず。キーストロークが深いので、押し切ったときの手応えがしっかりあります。これ、実際に使ってみると「文字を打っている」という実感が湧いて、不思議と文章作成がはかどるんですよね。
ただし、打鍵音は結構大きめ。例えるなら、昭和の喫茶店で誰かがタイプライターを打っているような音です。在宅ワークなら問題ありませんが、オフィスや深夜の家族が寝静まったリビングで使うのは、正直はばかられるレベル。気になる方は、静音リングを後付けするなどの工夫が必要かもしれません。
所有感をくすぐるデザインと3色のカラーバリエーション
このキーボードを語るうえで、デザインは外せません。レトロな丸型キートップ、真鍮のような縁取り、ステップスカルプチャー形状のキー配置。使わないときでも、ただデスクに置いてあるだけで「いい仕事してるな」と思わせてくれます。
カラーは次の3種類。
- アンティーク:ブラウン×ブロンズの落ち着いた色合い。木目のデスクとの相性は抜群です。
- シルバー:白×シルバーで、どこかクラシカルなミシンを思わせる上品さ。
- ブラック:黒×ゴールドのシックな組み合わせ。クール系のデスク周りに溶け込みます。
キーの印字はレーザー刻印で、簡単には消えにくい仕様。長く使っても文字がかすれにくいのは、実用品としてありがたいですね。
知っておきたい。独特の配列がもたらすメリットとデメリット
さて、見た目と打鍵感だけなら★5つでもいいくらいなのですが、実際に購入を検討するなら「使い勝手」の面も正直にお伝えしなければなりません。
メリット
- テンキーがあるので、Excel作業や会計ソフトの入力がラク。
- 有線接続だから、バッテリー切れや接続遅延のストレスがゼロ。
- 重量1.4キロの安定感で、タイピング中にキーボードがズレない。
デメリット
- 丸型キートップに慣れるまで、タイプミスが増えることがある。特に指の腹が大きい人は注意。
- キーが高いため、手首を置くパームレストがないと疲れやすい。
- スペースキーがやや小さめで、親指で押し損ねることがある。
- 防水機能はなし。コーヒーをこぼしたら一発アウトです。
「慣れれば大丈夫」というユーザーが多い一方で、どうしても合わずに手放したという声もあるのは事実。特に普段から高速タイピングを必要とする人には、正直あまり向いていません。逆に、ゆったりと文章を綴るライターや日記を書く人、あとは「デスクをお気に入りの空間にしたい」というインテリア重視派には、ど真ん中に刺さる製品です。
Macでも使える?対応OSと接続の注意点
基本はWindows対応ですが、Macでも使用自体は可能です。ただし、一部のキー(変換・無変換など)はMacの仕様に合わせて割り当てが変わるので、設定アプリでのキーリマップが必要になるケースもあります。
また、有線接続のみなので、USB-Cしか搭載していないMacBookなどを使っている人は変換アダプタを用意しておきましょう。ワイヤレス接続に慣れているとケーブルが邪魔に感じるかもしれませんが、その分、接続が不安定になる心配はありません。
他のレトロ風キーボードと何が違う?選ぶときの比較ポイント
タイプライター風メカニカルキーボードは、他にもいくつか選択肢があります。たとえば、Lofreeのワイヤレスモデルは、デザイン性の高さとコンパクトさで人気です。ただ、英語配列でテンキーがないので、そこは好みが分かれます。
HKWの109キーモデルが光るのは、以下のポイントです。
- JIS日本語配列でテンキー付き:競合に少ない、貴重なフルスペックモデル。
- ずっしり重量感:打鍵中の安定感と高級感。
- 価格の手頃さ:1万円前後で買える、コストパフォーマンスの良さ。
逆に、ワイヤレス接続やコンパクトさを優先するなら、他をあたったほうがいいかもしれません。机の上がすっきりしていることより、タイピングの体験や見た目の重厚感を重視するなら、このキーボードはかなり有力な選択肢になります。
HKWタイプライター風メカニカルキーボードの口コミ・評判まとめ
実際に購入した人の声を集めてみました。
高評価
- 「デスクに置いた瞬間、仕事場の雰囲気がガラッと変わった」
- 「打鍵音が気持ちよくて、タイピングが楽しくなった」
- 「テンキーがあるから経理作業がはかどる」
- 「この価格でこの質感はすごい」
低評価・注意点
- 「音が想像以上に大きくて、家族に怒られた」
- 「丸いキーに指がはまらず、タイプミス連発した」
- 「3年使ったらキーの差込口が割れた。耐久性はそこそこかも」
- 「思ったより高さがあって、手首が痛くなった」
口コミ全体の傾向としては、「使い勝手よりも雰囲気重視」と割り切れる人ほど満足度が高いようです。
こんな人におすすめ。タイプライター風メカニカルキーボード109キーが向いているユーザー
まとめとして、このキーボードが特におすすめなのは次のような人です。
- デスク周りの雰囲気をとことん大切にしたいインテリア派
- 「カチャカチャ」という打鍵音を楽しみながら文章を書きたい人
- テンキー付きのJIS日本語配列にこだわる実用重視派
- 在宅ワークで、周囲に騒音の気遣いなく使える環境の人
- メカニカルキーボードデビューを、見た目の好みから入りたい初心者
逆に、オフィスで静かに使いたい人や、高速タイピングを求められる職種の人、持ち運び用にコンパクトなキーボードが欲しい人には、別の選択肢をおすすめします。
見た目に惚れて、打鍵感に浸る。HKWのタイプライター風メカニカルキーボード109キーは、「実用性100%」ではないけれど、「所有する喜び」という点数を加えたときに、グッと輝くプロダクトです。あのカチャカチャという音を聞いていると、ふと、自分が物書きにでもなったような気分に浸れる。そんな不思議な魅力が、このキーボードにはあります。

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