ゲーム周辺機器って、正直どれも似たようなデザインになりがちですよね。黒くて、光って、ちょっとゴツい。そんな中で「これだよ、待ってたのは!」と声が出そうになるキーボードがあります。それが8BitDo Retro 87です。
初代Xboxのクリスタルグリーンを見事に再現した半透明ボディ。一目で心を掴まれます。でも見た目だけじゃないんです。最新のメカニカルキーボードとして、実用面でもしっかり作り込まれています。
今回はこのキーボードを実際に使って感じた魅力と、正直なところの「気になる点」まで、会話するような気軽さでお伝えしていきます。
まずは見た目。この唯一無二のデザインにやられる
8BitDo Retro 87を箱から出して最初に感じるのは、圧倒的なノスタルジーです。
本体はスケルトングリーン。中がうっすら透けて見える感じがたまりません。Xbox EditionはMicrosoft公式ライセンスを取得していて、カーソルキーにはXboxのA、B、X、Yボタンをイメージしたカラフルなキーキャップが付いてきます。左上のXboxボタンを押せば、WindowsのGame Barがすぐに起動。芸が細かいです。
このデザイン、評価されないわけがなくて、ちゃんとRed Dot Design Award 2026も受賞しています。所有感というか、デスクに置いておくだけで楽しくなるキーボードです。
打鍵感は?ゲームとタイピングの実力をチェック
メカニカルキーボードで大事なのは、やっぱり打ち心地です。ここで手を抜いてなかったのが嬉しいポイント。
搭載されているのはKailh Box Switch V2 White。いわゆるクリッキー系のスイッチで、カチカチという小気味良い打鍵音と、指に返ってくる確かなクリック感が特徴です。ゲーム中のスキル発動も、文章入力も、しっかり「押した」実感があります。
ただ、ひとつ注意点が。この打鍵音、結構大きいです。自宅で一人で使う分には最高に気持ちいいんですが、オフィスや深夜のリビングで使うのは少し気をつけたほうがいいかもしれません。
「クリッキーはちょっと苦手かも」という方には、Kailh Jellyfish Xというリニアタイプを搭載したモデルもあります。好みで選べるのが嬉しいですよね。しかもホットスワップ対応だから、手持ちのスイッチに交換するのも簡単です。キーボード沼に片足突っ込んでいる人なら、この自由さはたまりません。
便利すぎる「スーパーボタン」の可能性
このキーボード、付属品にやばいものがついてきます。それが大きなボタン型の「スーパーボタン」です。
キーボード本体に直接ケーブルでつなぐだけで、好きなキーを割り当てられます。ソフトウェアは不要。ぽちっと押すだけで設定完了です。
僕はこれに「スクリーンショット」を割り当ててみました。ゲーム中のとっさの場面でも、デカいボタンなら絶対に押し間違えません。他にも配信用のミュート切り替えや、動画編集のカット操作など、アイデア次第で無限に使えます。
接続は全部入り。マルチデバイス派に嬉しい3Way対応
接続方式は、USB-C有線、2.4GHz無線、Bluetoothの3種類を完備。WindowsとAndroidに公式対応しています。
普段はデスクトップPCに2.4GHzでつないで、気が向いたらタブレットにBluetoothで切り替えて、ゲームは有線でラグを最小に。そういう使い分けが自由自在です。MacでもBluetooth接続なら問題なく使えました。
バッテリーは最大300時間持つので、頻繁に充電を気にする必要もありません。たまにUSB-Cケーブルを差せばすぐ復活です。
正直なところ…気になるポイントも話しておく
ここまで良いところばかり話しましたが、実際使ってみて「あれ?」と思った部分もちゃんとあります。
まず、設定用のUltimate Software V2がちょっとクセがあるというか、正直あまり直感的ではありません。RGBの色を細かく調整しようとすると選択肢が少なくて、もっと遊びたいのに遊ばせてもらえない感じ。
それから半透明キーキャップとRGBライトの組み合わせ。光り方によっては文字がすごく見えにくくなります。明るい部屋ならまだしも、暗めの環境ではキー刻印が判別しづらいことも。ここはデザインとのトレードオフですね。
あと地味にショックだったのが、角度調整スタンドがないこと。タイピングのポジションにこだわる人はリストレストなどで対応したほうが快適です。本体はテンキーレスの87キー仕様なので、テンキーが必要な人は数字入力の多さを一度考えてからの購入をおすすめします。
結局、どんな人におすすめ?
ここまで読んで「自分に合うかな?」と迷っている方へ。
8BitDo Retro 87は、こんな人にぴったりなキーボードです。
- レトロゲームやXboxが好きで、デスク周りにもその世界観を持ち込みたい
- 唯一無二のデザインで、所有する喜びを感じられる周辺機器を探している
- 打鍵感にこだわりたいけど、後からスイッチを変えて遊べる余地も欲しい
- デカいボタンで何か操作するのが単純に楽しそうと思った
逆に、オフィスで静かに使いたい人や、テンキー必須の経理・データ入力職の方、Macで設定ソフト込みでしっかり使いたい人には、他の選択肢も視野に入れたほうがいいかもしれません。
価格帯はエディションやセール時期によって変わりますが、$79.99~$119.99あたり。このデザインと機能性、そして遊び心を考えれば、十分納得のいく投資だと思います。
最後に改めて言わせてください。8BitDo Retro 87メカニカルキーボードは、ただの入力機器じゃありません。机の上がちょっとだけ楽しくなる、大人のための最高のオモチャです。気になった方は、ぜひ実物を手に取ってみてください。

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