「キーボードの打鍵感を自分好みに変えたい」
「今使ってるエレコムのメカニカルキーボード、軸って交換できるのかな」
そんなふうに思ったことはありませんか?メカニカルキーボードの魅力は、なんといってもスイッチひとつで打ち心地がガラッと変わるところ。今回は、エレコムのメカニカルキーボードで軸交換ができるのかどうか、どんなスイッチを選べばいいのか、詳しくお伝えしていきます。
エレコムのキーボードは軸交換できる?まず確認すべきこと
結論からいうと、エレコムのメカニカルキーボードは製品によって軸交換の可否が大きく異なります。
多くの一般向けモデルはスイッチが基板にはんだ付けされており、ユーザー自身で簡単に抜き差しすることはできません。たとえば人気の「Leggero」シリーズは、赤軸のなめらかな打ち心地が魅力ですが、軸交換には対応していない仕様です。
いっぽう、ゲーミングブランド「V-custom」シリーズにはホットスワップ対応モデルが存在します。ホットスワップとは、工具なしでスイッチを引き抜いて交換できる仕組みのこと。まずはお手持ちのキーボードがどちらなのか、取扱説明書や公式サイトで確認してみてください。
また、注意したいのが保証とサポートの話です。たとえホットスワップ対応モデルでも、交換作業にともなう破損は保証対象外。キーキャップを引き抜くときやスイッチを差し込むときは、ちょっとしたコツが必要になります。
軸交換で得られるメリットと、知っておきたいデメリット
軸を交換する最大のメリットは、自分の指にぴったり合う打鍵感を追求できることです。
デフォルトの赤軸が軽すぎると感じたら重めのリニア軸に変えたり、ゲーム用に反応速度の速い銀軸を試してみたり。パーツを変えるだけで、同じキーボードがまったく別物のように生まれ変わります。
ただし、デメリットもいくつかあります。
まずコスト面。スイッチは1セット数千円かかることもあり、フルサイズのキーボードだとそれなりの出費になります。さらに、ホットスワップ非対応モデルをどうしても交換したい場合は、はんだ付けのスキルが必須です。
あと見落としがちなのが「音」の問題。リニア軸だから静か、と思いきや、底打ち時のコツコツという音は意外と響きます。静音性を求めるなら、静音スイッチを選ぶのが無難です。
ホットスワップ対応モデルで軸交換する手順
ここではエレコムのホットスワップ対応キーボードを想定して、軸交換の流れを説明します。作業自体はシンプルですが、ちょっとしたコツを知っておくと失敗しません。
必要な道具
- キーキャッププラー(キーキャップを外す工具)
- スイッチプラー(スイッチを外す工具)
- 交換用のスイッチ
手順のポイント
- キーキャッププラーで、キーキャップを垂直に引き抜きます。斜めに力が入るとスイッチの軸が折れることがあるので、まっすぐ上に引き上げるのがコツ。
- むき出しになったスイッチを、スイッチプラーで上下から挟みます。カチッとツメが外れる感触があったら、そのまま揺らしながら引き抜きましょう。初めてだとかなり固く感じますが、怖がらずに少しずつ力を加えてください。
- 新しいスイッチを差し込むときは、底面の金属ピンをしっかり穴に合わせます。ピンが曲がると接続不良の原因になるので、ほんの少しでも引っかかりを感じたら無理せず向きを確認しましょう。
自分に合う軸の選び方、3つのタイプを押さえよう
スイッチ選びで迷ったら、まずはこの3タイプの違いを知るところから始めましょう。打鍵感も音も、タイプによってまったく変わります。
リニア軸:スコスコと心地よい、まっすぐな押し心地
赤軸や銀軸、黒軸がこのタイプ。引っかかりがなく、スムーズにキーが沈みます。赤軸は軽め、黒軸は重め、銀軸はストロークが浅くて反応が早いのが特徴。ゲーマーに人気なのもうなずけます。
音は比較的小さめですが、キーが底に当たる音はしっかり出ます。夜中に使うなら、後述する静音軸も検討してみてください。
クリッキー軸:小気味いいカチカチ音でタイピングが楽しい
青軸が代表格。押したときにカチッという音と感触があって、「打ってる感」がとても強いタイプです。文章を書くのが楽しくなるので、ライターやプログラマーにもファンが多いんですよ。
ただ音がかなり大きいので、オフィスや家族がいる部屋で使うのは要注意。オンラインミーティング中に打鍵音が入り込んで、気まずい思いをしたなんて話もよく聞きます。
タクタイル軸:ほどよいクリック感、いいとこ取りの万能選手
茶軸が代表的。軽い引っかかりがあるけど音は控えめ。リニア軸の静かさとクリッキー軸の打ち心地、ちょうど中間をとったようなバランス型です。仕事にもプライベートにも使えて、とりあえず迷ったらコレと言われるのも納得。
静音スイッチという選択肢、オフィスや深夜の強い味方
「打鍵感は変えたくないけど、音はなんとかしたい」
そんなわがままに応えてくれるのが静音スイッチです。リニアやタクタイルの内部にゴムパーツが組み込まれていて、底打ち音とキーが戻るときの音、両方を物理的に低減してくれます。
おすすめの静音スイッチとしては、Durock Silent Linear DolphinやOutemu Silent Peach、Kailh Deep Seaシリーズなどが有名どころ。リニア系の静音スイッチなら、スコスコ感を残しつつ音だけ抑えられるので、夜中に原稿を書くライターさんや、オープンスペースで働くエンジニアには特におすすめです。
非対応モデルでも諦めないで、はんだ付けという最終手段
「やっぱり自分のエレコムのキーボード、軸交換したかったのに非対応だった…」
そんなときの最終手段が、はんだ付けによるスイッチ交換です。ただしこれは上級者向け。はんだごてや吸い取り線などの道具が必要で、基板を傷めるリスクもあります。
自信がない場合は、無理に分解せず買い替えも視野に入れましょう。今はホットスワップ対応のメカニカルキーボードが手頃な価格で手に入ります。たとえばTK-VK310SBKのようなV-customシリーズのエントリーモデルなら、最初から軸交換を楽しめる設計です。
まとめ:エレコムメカニカルキーボードの軸交換は「対応モデル」がカギ
エレコムのメカニカルキーボードで軸交換を考えているなら、まずは自分の製品がホットスワップに対応しているかをチェック。対応していれば、リニア・クリッキー・タクタイル・静音と、自分好みの打鍵感を自由に探す旅に出られます。
非対応モデルの場合は、はんだ付けに挑戦するか、これを機にホットスワップ対応キーボードへの乗り換えを検討するのもひとつの手です。どんな道を選ぶにしても、自分の指に合った最高の打ち心地を追求するのは、メカニカルキーボードの醍醐味ですよ。

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