iPhoneのホーム画面やアプリ内の文字をもっとおしゃれにしたい——そう思ったことはありませんか?実は、iPhoneでもフォントを自分好みにカスタマイズする方法がいくつかあります。
この記事では、iPhoneでおしゃれなフォントを使うための具体的な方法を、システムフォントの設定からアプリを活用したカスタマイズまでまとめて解説します。
iPhoneのフォントはどこまで変えられる?
まず知っておきたいのが、iPhoneではシステム全体のフォントを一括で変更することはできないという点です。
iOSのホーム画面にある時計や日付、アプリアイコンのラベルなどは、Appleがデザインしたシステムフォントで固定されています。これらのフォントはユーザーが変更できません。
では、何が変えられるのかというと、対応しているアプリ内で使用するフォントです。PagesやKeynoteといったAppleのオフィスアプリ、LINEなどの一部サードパーティアプリでは、好みのフォントを選んで表示できます。
つまり「iPhoneのフォントをおしゃれにする」というのは「対応アプリで使うフォントを自分好みに設定する」というのが正しい理解になります。
フォントの種類を理解する
iPhoneで使えるフォントには大きく分けて3つの種類があります。
システムフォント
AppleがiOSに標準で用意しているフォントです。日本語は「ヒラギノ角ゴシック」がベースになっており、英語部分はApple独自の「San Francisco」が使われています。
システムフォントは削除できませんが、iOS 18以降では設定アプリから追加のシステムフォントをダウンロードできるようになりました。これが大きな進化点です。
追加可能なシステムフォント(iOS 18以降)
iOS 18で新たに、設定アプリから直接ダウンロードできる日本語フォントが増えました。これらはAppleが公式に提供しているもので、安定性が高く、対応アプリでスムーズに使えます。
カスタムフォント(マイフォント)
App Storeから専用アプリをダウンロードしてインストールするフォントです。種類が非常に豊富で、デザイン性の高いフォントも多数あります。
iOS 18で追加できる日本語フォント
iOS 18からは、設定アプリの「一般」>「フォント」から、以下のような日本語フォントが追加ダウンロードできるようになりました。
ヒラギノ角ゴシック
macOSと同じく、極細から極太まで10種類のウエイトが選べるようになりました。従来のiOSよりもバリエーションが増え、表現の幅が広がっています。
ヒラギノ丸ゴ ProN
角が丸くて優しい印象のフォントです。標準でインストール済みなので、すぐに使えるのも魅力。親しみやすく、ちょっとかわいらしい雰囲気を出したいときにおすすめです。
凸版文久シリーズ
「凸版文久ゴシック」「凸版文久見出しゴシック」「凸版文久明朝」「凸版文久見出し明朝」の4種類が利用可能です。新聞などで使われる書体をベースにした高品位なデザインで、落ち着いた印象を与えたい場合に向いています。
筑紫A丸ゴシック / 筑紫B丸ゴシック
デザイン系の間で人気が高い筑紫書体シリーズがiOSでも使えるようになりました。A丸ゴシックはクラシックな雰囲気、B丸ゴシックはよりポップな印象と言われています。
游ゴシック体 / 游明朝体
macOSやWindowsでもおなじみのフォントです。特に游明朝体はエレガントな印象で、文章を美しく見せたいときに選ばれています。
BIZ UDGothic / BIZ UDMincho
ユニバーサルデザイン(UD)フォントで、可読性と視認性が非常に高いのが特長です。すべての年代の人に読みやすいため、ビジネス文書など実用的なシーンでも使いやすいでしょう。
これらのフォントはすべて無料でダウンロードでき、対応アプリ内で選択できるようになります。
設定アプリからのフォント追加手順
iOS 18でシステムフォントを追加する手順はとても簡単です。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「フォント」をタップ
- 表示されたフォント一覧からダウンロードしたいものを選ぶ
- 「ダウンロード」をタップ
ダウンロードが完了すると、対応アプリのフォント設定に新しいフォントが表示されるようになります。
削除したい場合は、同じ画面からフォントを選んで「削除」をタップすればOKです。ただし、「ヒラギノ角ゴ Std / StdN」と「ヒラギノ角ゴシック」は連動して削除される場合があるので注意しましょう。
もっとおしゃれなフォントが欲しい人向け:カスタムフォントアプリ
システムフォントだけでは物足りない、もっと個性的なフォントを使いたいという人向けに、App Storeにはフォントを追加できるアプリが多数あります。
FontInstall.app
多くの日本語フリーフォントをインストールできるアプリです。源ノ角ゴシックやM+フォント、BIZ UDフォントなど、デザイン性の高いフォントが豊富に揃っています。
これらのフォントはSIL Open Font Licenseで提供されており、商用利用もライセンスの範囲内で可能です(利用する際は各フォントのライセンスを確認しましょう)。
FontInstall.appでインストールしたフォントも、設定アプリの「フォント」画面から管理できます。
フォントくん
入力した文字をさまざまなデザインフォントに変換し、コピー&ペーストできるアプリです。175種類ものフォントスタイルから選べるので、SNSやLINEで特別な文字を使いたい人に便利です。
こちらはシステムにフォントを追加するのではなく、アプリ内で変換した文字をコピーして使うタイプなので、使い方がやや異なります。
フォントが使えるアプリと使えないアプリ
フォントを変更しても、すべてのアプリで反映されるわけではありません。あくまで対応しているアプリ内でのみ、選択したフォントが表示されます。
主な対応アプリ
- Pages
- Keynote
- Numbers
- LINE(一部フォント)
- メール(一部)
- 対応しているサードパーティ製アプリ
主な非対応アプリ
- メモ
- リマインダー
- カレンダー
- ホーム画面の時計やラベル
フォントを追加しても「ホーム画面の時計のフォントが変わった!」ということはありません。この点は誤解しやすいので、覚えておきましょう。
よくある疑問
LINEでフォントを変えたら相手にも見える?
いいえ、自分の画面にだけ反映されます。相手の端末には相手が設定しているフォントで表示されます。あくまで自分用のカスタマイズとして楽しみましょう。
メモ帳のフォントも変えられる?
残念ながら、標準のメモアプリはフォント変更に対応していません。PagesなどAppleのオフィスアプリを使えば、自由にフォントを選べます。
ダウンロードしたフォントは削除できる?
はい。設定アプリの「一般」>「フォント」から簡単に削除できます。ただし、一部のフォントは連動して削除されることがあるので注意してください。
まとめ
iPhoneでおしゃれなフォントを使う方法は、大きく分けて以下の2つです。
- iOS 18のシステムフォント追加機能で、Apple公式の日本語フォントを設定アプリからダウンロードする
- カスタムフォントアプリを利用して、さらに多彩なフォントをインストールする
どちらの方法も、フォントが使える対応アプリ内でのみ反映されるというルールは同じです。ホーム画面のフォントは変えられませんが、文章を作成したりメッセージを送ったりするシーンで、自分好みの文字を楽しめるのは大きな魅力です。
まずは設定アプリから無料で追加できるフォントを試してみて、物足りなければカスタムフォントアプリに挑戦してみてはいかがでしょうか。自分だけの「おしゃれな文字環境」が見つかるかもしれません。

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