iPhoneの「ファイル」アプリに保存してある音楽ファイルを、ループさせてずっと聴きたいと思ったことはありませんか?
「ファイル」アプリは書類や画像を管理するには便利ですが、実は音楽再生用のリピートボタンが標準では用意されていません。
でも大丈夫。いくつかの方法を使えば、「ファイル」アプリの音楽をリピート再生できます。
この記事では、標準機能だけで完結する方法から、無料アプリを活用する方法まで、状況に合わせた選択肢を紹介します。
「ファイル」アプリの音楽をリピート再生する方法は3つある
「ファイル」アプリで音楽を繰り返し再生したい場合、主に次の3つのアプローチがあります。
- ショートカットアプリでワークフローを作成する
- サードパーティ製の音楽プレイヤーアプリを利用する
- ミュージックアプリにファイルを移行する
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
【方法1】ショートカットアプリでリピート再生を設定する
新しいアプリをダウンロードせずに、iPhoneの標準機能だけでリピート再生を実現したいなら、ショートカットアプリが選択肢になります。
ショートカットアプリは、複数の操作をひとまとめにして自動化できるiOS標準アプリです。
ショートカットを使った具体的な設定手順
- ショートカットアプリを開き、右上の「+」ボタンをタップします
- 「アクションを追加」をタップします
- 検索欄に「ファイル」と入力し、「ファイルを取得」アクションを選びます
- 表示された「ファイルを取得」をタップし、リピート再生したい音楽ファイルを選択します
- 検索欄に「再生」と入力し、「再生」アクションを選びます
- アクションの並びが「ファイルを取得」→「再生」になっていることを確認します
- 画面下部の「▶︎」ボタンをタップして、ファイルが再生されるかテストします
- 右上の「完了」をタップし、ワークフローに名前をつけて保存します
これで、保存したショートカットを実行するたびに、選択した音楽ファイルが再生されるようになります。
ループ再生にするためのショートカットの工夫
ただし、このままでは1回再生したら終了してしまいます。繰り返し再生するには、「繰り返す」アクションを追加する必要があります。
- 「ファイルを取得」アクションの上に「繰り返す」アクションを追加します
- 繰り返し回数を設定します(例:10回、または「無限」に近い形にするには大きな数字を入力)
- アクションの並びを「繰り返す」→「ファイルを取得」→「再生」→「繰り返し終了」にします
ただし、この方法はバックグラウンド再生が安定しない場合があるという報告もあります。画面をロックすると再生が止まってしまうこともあるので、その点は注意してください。
ショートカットを使う方法が向いている人
- 新しいアプリをダウンロードしたくない人
- 簡単な設定なら自分でできそうな人
- 標準機能だけで完結させたい人
ショートカットを使う方法が向いていない人
- もっと手軽に設定したい人
- バックグラウンドで安定した再生を求める人
- 操作が複雑だと感じる人
【方法2】サードパーティアプリでリピート再生する
「ファイル」アプリの音楽をリピート再生するなら、専用の音楽プレイヤーアプリを使うのが確実で手軽です。
ここでは、信頼できる代表的なアプリを紹介します。いずれもApp Storeで現在配信されており、多くのユーザーから高評価を得ています。
1. VLC for Mobile
VLC for Mobileは、オープンソースで開発されている定番メディアプレイヤーアプリです。
特徴
- ほぼすべての音声・動画ファイル形式に対応
- 完全無料で広告なし
- リピート再生機能が充実
メリット
- 1曲リピートと全曲リピートの両方に対応
- A-Bリピート(特定の区間を繰り返し再生する機能)も利用可能
- バックグラウンド再生が安定している
- 長年にわたってアップデートが続けられている
デメリット
- 機能が豊富な分、UIがやや複雑に感じる場合がある
- 最初の設定で少し戸惑うかもしれない
向いている人
- 無料で多機能なアプリを探している人
- A-Bリピート機能を使いたい人
- 様々なファイル形式を再生したい人
向いていない人
- シンプルで直感的な操作を好む人
- アプリの設定にあまり時間をかけたくない人
注意点
「ファイル」アプリからVLC for Mobileに音楽ファイルを移動(共有)する必要があります。ファイルを共有する際は「VLCに保存」を選びましょう。
2. nPlayer
nPlayerは、有料アプリながら高い安定性と多機能性で知られるメディアプレイヤーです。
特徴
- ネットワーク再生(NASやSMB共有フォルダなど)にも対応
- 高機能なイコライザーを搭載
- リピート機能が充実
メリット
- 1曲リピート、全曲リピート、A-Bリピートすべてに対応
- バックグラウンド再生が非常に安定している
- ネットワーク上のファイルも直接再生できる
デメリット
- 有料アプリのため購入が必要
- 無料アプリと比較すると初期コストがかかる
向いている人
- 安定した動作を重視する人
- NASやクラウドストレージの音楽を再生したい人
- 有料でも高機能なアプリを選びたい人
向いていない人
- 無料アプリを優先する人
- 音楽再生だけにそこまでお金をかけたくない人
注意点
購入前に「nPlayer」と「nPlayer Plus」の違いを確認しておきましょう。Plus版はDolby音声など追加機能に対応しています。
3. Evermusic
Evermusicは、音楽ファイルの管理に特化したプレイヤーアプリです。
特徴
- iCloudやDropboxなどのクラウドストレージと連携可能
- ファイルアプリのようにフォルダ管理ができる
- プレイリスト作成機能が使いやすい
メリット
- 1曲リピート、全曲リピートに対応
- クラウドから直接音楽を再生できる
- ファイル管理が直感的でわかりやすい
デメリット
- 無料版には広告が表示される
- A-Bリピート機能はプロ版(有料)限定の場合がある
向いている人
- ファイル管理を重視する人
- クラウドストレージに音楽を保存している人
- フォルダ単位で音楽を整理したい人
向いていない人
- 広告が気になる人
- A-Bリピートを無料で使いたい人
注意点
プロ版へのアップグレード方法は買い切りとサブスクリプションの両方があるので、App Storeの説明をよく確認してから決めましょう。
サードパーティアプリを選ぶときのチェックポイント
アプリを選ぶ際は、以下のポイントも確認するとよいでしょう。
- App Storeでの評価やレビュー数をチェックする
- 最後のアップデートが最近かどうか確認する
- プライバシーポリシーに目を通す
- 自分の使い方に合った機能が備わっているか考える
【関連方法】ミュージックアプリにファイルを移行する
「ファイル」アプリから直接再生することにこだわらなければ、標準のミュージックアプリに音楽ファイルを移行する方法もあります。
ミュージックアプリには、1曲リピートと全曲リピートの機能が標準で搭載されています。
ただし、この方法では以下の手間が発生します。
- iTunesやFinder経由でiPhoneに音楽ファイルを同期する必要がある
- または、iCloudミュージックライブラリにアップロードする必要がある
- 「ファイル」アプリに保存したファイルをそのまま再生することはできない
そのため、「ファイル」アプリの音楽をそのままリピートしたい場合には、この方法はあまり現実的ではありません。
よくある疑問
Q. シャッフル再生もできますか?
はい。VLC for MobileやnPlayer、Evermusicなどのアプリには、シャッフル再生機能も搭載されています。リピート再生とシャッフル再生を同時に設定することも可能です。
Q. プレイリストは作れますか?
サードパーティアプリの多くはプレイリスト作成機能を持っています。Evermusicは特にファイル管理とプレイリスト作成に強みがあります。
Q. バッテリーの消費は気になりますか?
音楽再生自体はそれほどバッテリーを消費しませんが、バックグラウンド再生を長時間続けると多少の消費はあります。特に問題になるレベルではないでしょう。
Q. 複数の曲を連続再生したい場合は?
各アプリでプレイリストを作成して再生すれば、複数の曲を連続再生できます。リピート機能と合わせて使えば、プレイリスト全体をループさせることも可能です。
まとめ:自分に合った方法を選ぼう
iPhoneの「ファイル」アプリで音楽をリピート再生するには、以下の3つの方法があります。
- ショートカットアプリでワークフローを作成する
- 標準機能だけで完結するが、設定が複雑で安定性に欠ける場合がある
- サードパーティアプリを利用する
- 最も確実で手軽。無料のVLC for Mobile、有料のnPlayer、ファイル管理に強いEvermusicなどから選べる
- ミュージックアプリに移行する
- 標準機能だが、ファイル移行の手間がかかる
個人的には、無料で多機能なVLC for Mobileがバランスがよく、多くの人に使いやすい選択肢だと思います。ただし、A-Bリピートを重視するならVLC、安定性を重視するならnPlayer、ファイル管理を重視するならEvermusicといった具合に、自分の優先順位に合わせて選ぶのがおすすめです。
どの方法を選ぶにしても、まずは自分の使い方に合っているかどうかを確認してから導入しましょう。価格や仕様は変更される場合があるので、購入前には必ずApp Storeで最新情報を確認してください。

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