「ワイヤレスマウスが欲しいけど、できるだけ安く済ませたい」
「とりあえず繋がればいいから、500円くらいで買えないかな」
そんなことを考えて、ダイソーのパソコン周辺機器コーナーを覗いたことがある人、結構いるんじゃないでしょうか。
かくいう私も、自宅のサブ機用に「まあダメもとで」と手を出したクチです。税込550円。飲み会の奢り一回分にもならない金額です。
で、実際どうだったかというと。
これが、想像以上に「普通」なんです。
もちろん万能ではありません。ただ、「500円でここまでやるか」という驚きが先に来ます。今日はこのマウスを数ヶ月使ってみた本音と、どんな人にアリかナシかを、忖度なしでお伝えします。
まずスペックをざっくり。本当に500円とは思えない必要なもの全部入り
パッケージを開けて最初に思ったのは「意外とちゃんとしてる」でした。
ダイソー ワイヤレスマウスの接続方式は2.4GHzのワイヤレス。USBレシーバーはマウス本体内に収納できるので、持ち運びのときに失くす心配が少ないです。電源は単4乾電池が1本。電池は付属していないので、帰宅してから「あ、電池ないじゃん」とならないように注意してください。
解像度は1000dpi。これ、数字だけ見ると「ふーん」で終わりますが、普通にWebを見たり資料を作ったりする分にはまったく困らないレベルです。ボタン数は左右クリックとホイールだけの3ボタン。最近の多機能マウスに慣れていると物足りないかもしれませんが、シンプルイズベストとも言えます。
カラーはブラックとホワイトが王道。店舗によってはピンクやブルーを見かけることもあるので、ノートパソコンの色に合わせて選べるのも地味に嬉しいポイントです。
実際に使ってみた使用感。静音性と接続の安定性はどうか
クリック音は「静か」のレベルを超えてくる
このマウスのパッケージにも「静音」と書かれていますが、これが想像以上に静かです。
普通のマウスの「カチカチ」という音は皆無。「コッ」という小さな打鍵感があるだけで、深夜のリビングや図書館でもまったく気になりません。リモート会議中にメモを取るときも、クリック音がマイクに乗らない安心感があります。
「クリックしてる感覚が欲しい」という人には物足りないかもしれませんが、同居家族がいる在宅ワーカーには大きなメリットになるはずです。
カーソルの動きは「たまに飛ぶ」が許せるかどうか
ここは正直に書きます。
通常の使用では滑らかですが、ごくまれにカーソルが一瞬飛ぶことがあります。毎日起こるわけではなく、私の使用環境では二週間に一度あるかないか。マウスパッドの素材との相性もあるかもしれません。
ただし、これはあくまで「精密な作業」での話。ネットサーフィンや動画視聴くらいなら、まず気になりません。エクセルで細かいセル選択をするときに発生すると少しイラっとする、そのくらいの頻度です。
底面の滑りと重さ。軽すぎるのが逆にクセになる
単4電池1本駆動のおかげで、本体はかなり軽量です。手に持った第一印象は「軽っ」。この軽さは好みが分かれるところで、私は最初「もう少し重みが欲しい」と思いました。
ただ、使い続けているうちにこの軽さの恩恵に気づきます。マウスを大きく動かす作業が少ないオフィスワークでは、手首への負担が軽減されるんです。特にマウス操作が多い日は、夕方になっても疲れが違うなと感じます。
底面の滑りについては、硬めのデスクマットより布製のマウスパッドの方が相性が良い印象です。木目調のデスク直置きだと少し引っかかりを感じるので、気になる人は100均のマウスパッドを合わせて買うのがおすすめです。
どんな人にアリ?ナシ?使用シーン別おすすめ度
リモートワーカー・在宅勤務の人には「かなりアリ」
静音性の高さ、軽くて手首が疲れにくい、USBを挿すだけですぐ使える。この三点だけでもリモートワーク向きです。ダイソー ワイヤレスマウスはケーブルの取り回しに悩むこともなく、デスク周りがすっきりします。自宅用とオフィス用で使い分けている人もいるようで、サブ機用として十分な性能と言えます。
学生・ノートPC派にも「アリ」
大学の図書館やカフェでカチカチうるさいマウスは気まずいですよね。このマウスならまず迷惑になりません。軽くて小さいので、ノートPCと一緒にバッグに入れても邪魔にならない。何より「もし壊れても500円なら泣かない」という気楽さが学生の財布に優しいです。
ゲーマーやクリエイターには「正直ナシ」
ここははっきり書きます。ゲームで使うのは厳しいです。反応速度以前に、先述の「たまに飛ぶ」現象が勝敗に直結します。動画編集ソフトやフォトショップで細かい調整をする人も、多ボタンマウスに慣れていると作業効率が落ちるでしょう。この価格帯にゲーミング性能を求めてはいけません。
パソコン初心者・高齢の方にも「かなりアリ」
機能がシンプルで、余計なボタンがない。USBを挿すだけで設定不要。これって初心者にこそ最適なのです。買い替えのハードルも低いので「とりあえずワイヤレスに挑戦したい」という人への入門機としても優秀です。
買う前に知っておきたい注意点と長く使うコツ
どんな製品にも弱点はあります。事前に把握しておけば対策もできます。
まずレシーバー収納部の蓋。開閉時に少し硬く感じることがあり、無理に開けると破損の報告も一部で見られます。開けるときは爪を立てず、指の腹でゆっくりスライドさせるのがコツです。
電池の持ちは使用頻度によりますが、私は週5で8時間使って約3ヶ月持ちました。マウスを使わないときは裏面の電源スイッチをオフにすると、格段に長持ちします。
そしてこれが一番大事なのですが、「過度に期待しない」ことです。
500円のワイヤレスマウスに2000円や3000円の製品と同じ完成度を求めると、確実にがっかりします。ダイソー ワイヤレスマウスの本質的な価値は「普段使いに必要な機能が、驚くほど低価格で手に入る」という一点に尽きます。サブ機用、急な来客用、ちょっとしたプレゼン用。そういう「ここぞ」ではない、でも「あると便利」なシーンでこそ輝く製品だと感じました。
メインマウスが急に壊れたときのつなぎとしても、これほど心強い選択肢はありません。とりあえず一個持っておくと、いつか必ず助かる。そんなマウスです。

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