iPhoneで「通信のオプション」が表示されない原因と解決方法

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iPhoneの設定アプリを開いて「通信のオプション」を探したのに、メニューが見当たらない……そんな経験はありませんか?

特に海外渡航前にデータローミングをオフにしようとしたときや、通信設定を細かく調整したいときに、「通信のオプション」が表示されないと焦ってしまいますよね。

この記事では、Apple公式のサポート情報をもとに、「通信のオプション」が表示されない原因と、確実に表示させるための解決方法を解説します。設定初心者の方でも迷わず操作できるよう、手順をわかりやすくまとめました。

そもそも「通信のオプション」とはどんな設定メニューなのか

「通信のオプション」は、iPhoneのモバイル通信に関する詳細設定をまとめたメニューです。具体的には、以下のような設定を変更できます。

  • データローミングのオン/オフ切り替え
  • 5G/LTE/4Gなどの通信方式の選択
  • データモード(省データモードやパフォーマンス優先など)の切り替え

このメニューは特に海外で通信を使うときに重要になります。データローミングをオフにしておけば、意図しない高額なローミング料金の発生を防げるからです。

「通信のオプション」の正しいアクセスパスは、以下のとおりです。

設定アプリモバイル通信 > (利用するSIM回線を選択) > 通信のオプション

ただし、このパスどおりに操作してもメニューが表示されないケースがあります。次から、その原因と対処法を詳しく見ていきましょう。

「通信のオプション」が表示されない主な原因

「通信のオプション」が表示されないのには、いくつかのパターンがあります。まずはご自身のiPhoneがどの状態に当てはまるか、チェックしてみてください。

モバイルデータ通信がオフになっている

これが最も多い原因です。

「モバイルデータ通信」自体がオフになっていると、その下位メニューにあたる「通信のオプション」も表示されなくなります。ちょうど、親フォルダを閉じている状態で、中のファイルが見えないのと同じイメージです。

ソフトバンクの公式サポートでも、「モバイルデータ通信」がオフの場合は「データローミング」項目が表示されないと案内されています。

iOSバージョンによる表記の違い

「通信のオプション」という表記は比較的新しいものです。

iOS 18より前のバージョンでは、同じメニューが「モバイルデータ通信のオプション」という名称で表示される場合があります。「通信のオプション」がなくても、この名称で該当メニューがないか確認してみましょう。

デュアルSIM環境で選択すべき回線を間違えている

デュアルSIM対応のiPhone(物理SIM+eSIM、またはeSIM同士)を使っている場合、設定画面ではまずどの回線(SIM)の設定を変更するかを選ぶ必要があります。

「モバイル通信」のトップ画面で回線を選択せずに設定を探しても、「通信のオプション」は表示されません。Apple公式サポートでも、デュアルSIM機種では設定したいSIM回線を選択してから「通信のオプション」をタップするよう案内されています。

機内モードがオンになっている

機内モードをオンにすると、すべての無線通信機能が一括でオフになります。この状態では当然ながら「通信のオプション」も表示されません。コントロールセンターで機内モードがオンになっていないか、一度確認してください。

「通信のオプション」を表示させるための解決手順

それでは、実際に「通信のオプション」を表示させるための手順を、確認すべきポイント順に解説します。

ステップ1:「モバイルデータ通信」がオンになっているか確認する

  1. 設定アプリを開く
  2. モバイル通信をタップする
  3. 画面上部にある「モバイルデータ通信」のスイッチがオン(緑色)になっているか確認する

もしオフになっていたら、オンに切り替えてください。これだけで「通信のオプション」が表示されるようになる場合があります。

ステップ2:iOSの表記違いを確認する

それでも「通信のオプション」が見つからない場合は、画面をよく見てみてください。「モバイルデータ通信のオプション」という表記がないか探してみましょう。

iOSバージョンによって表記が異なることがあるため、同じ場所に別の名前でメニューが存在している可能性があります。

ステップ3:デュアルSIM環境では回線を選択する

デュアルSIMを使っている場合は、以下の手順で進めてください。

  1. 設定アプリモバイル通信 を開く
  2. モバイルデータ通信」の下に、利用中のSIM回線(例:「契約者回線」「データ専用」など)が表示されているので、設定したい回線をタップする
  3. その中に「通信のオプション」または「モバイルデータ通信のオプション」が表示される

このように、まずどの回線の設定を変更するのかを指定してから、オプションメニューを探すのがポイントです。

ステップ4:機内モードをオフにする

コントロールセンターを開いて、飛行機のアイコンがオレンジ色(または白抜き)になっていないか確認してください。オンになっていたらタップしてオフにします。

それでも表示されない場合の最終確認

上記の手順をすべて試しても「通信のオプション」が表示されない場合は、以下の可能性も考えられます。

  • 使用中の通信事業者(キャリア)がこのメニューをサポートしていない
  • 一部のMVNO(格安SIM)などでは、キャリア側の設定によって表示されないことがあります
  • iPhone本体の再起動が必要な場合がある
  • 設定が正しく読み込まれていないケースもあるため、一度再起動してみてください
  • iOSのアップデートが必要な可能性
  • 設定メニューはiOSのバージョンによって変化するため、最新のiOSにアップデートすることで表示されることもあります

データローミングをオフにする正しい手順(海外渡航前に必ず)

「通信のオプション」が表示されたら、次はデータローミングの設定を確認しましょう。海外で意図しない通信料金が発生するのを防ぐために、以下の手順でオフにしてください。

  1. 設定アプリモバイル通信 を開く
  2. 利用中のSIM回線をタップする(デュアルSIMの場合)
  3. 通信のオプション」または「モバイルデータ通信のオプション」をタップする
  4. データローミング」のスイッチをオフ(グレー)にする

auの公式サポートでも、iOS 12以降ではこの手順でデータローミングをオフにできると案内されています。

データローミングをオフにするとどうなる?

データローミングをオフにすると、海外でのモバイルデータ通信によるローミング料金の発生を防げます。つまり、海外で勝手にデータ通信が行われて高額請求されるリスクを回避できるわけです。

ただし、以下の点は押さえておきましょう。

  • Wi-Fiは引き続き利用できます
  • データローミングをオフにしても、ホテルやカフェのWi-Fiには接続できます
  • 通話やSMS(ショートメッセージ)は影響を受けません
  • 音声通話やSMSは別の仕組みで動作するため、データローミングをオフにしても利用可能です(ただし、通話自体にもローミング料金がかかる場合があるので注意が必要です)
  • 日本国内ではデータローミングをオンにしても問題ありません
  • データローミングは基本的に海外で使用する機能のため、国内ではオンでもオフでも通信に影響はありません

モバイルデータ通信をオフにするのと何が違うの?

ここで混乱しがちなポイントを整理しておきましょう。

設定国内での影響海外での影響
モバイルデータ通信をオフすべてのデータ通信が停止(Wi-Fiのみ)すべてのデータ通信が停止(Wi-Fiのみ)
データローミングをオフ特に影響なしローミング経由のデータ通信が停止(Wi-Fiは利用可能)

つまり、「モバイルデータ通信」をオフにすると国内でも海外でもデータ通信が完全に止まってしまいますが、「データローミング」をオフにすれば国内では普通に使えて、海外でのみデータ通信を止められるわけです。

海外旅行の際は、データローミングだけをオフにするのがおすすめです。そうすれば、国内で使っていたときと同じように日本に戻るまでは通信をオフにできます。

よくある質問(「通信のオプション」に関する疑問を解決)

Q. データローミングをオフにしても電話はかかってきますか?

はい、かかってきます。データローミングはあくまでモバイルデータ通信(インターネット接続)に関する設定であり、音声通話の着信には影響しません。ただし、海外で電話を受ける場合には通話自体のローミング料金が発生することがあるので、別途キャリアにご確認ください。

Q. デュアルSIMで片方の回線だけデータローミングをオフにできますか?

はい、可能です。「通信のオプション」はSIMごとに独立して設定できるため、利用する回線を選択してから個別にデータローミングをオン/オフできます。

Q. 「通信のオプション」が表示されないのは故障ですか?

いいえ、故障ではありません。上述したとおり、「モバイルデータ通信」がオフだったり、デュアルSIMで回線を選択していなかったり、iOSの表記が異なっていたりするのが主な原因です。正しい手順を踏めば表示されるはずです。

Q. 海外でデータローミングをオフにすると、位置情報サービス(GPS)は使えませんか?

Wi-Fiに接続していれば、マップアプリなどで位置情報を利用することは可能です。ただし、オフラインで地図データを事前にダウンロードしておくことをおすすめします。GPS自体はデータ通信を必要としない仕組みですが、地図データの読み込みには通信が必要なためです。

まとめ:まずは「モバイルデータ通信」がオンか確認しよう

「通信のオプション」が表示されないときは、ほとんどの場合が「モバイルデータ通信」がオフになっているか、デュアルSIMで回線を選択していないかのどちらかです。

まずは以下の3つをチェックしてみてください。

  1. 「設定」>「モバイル通信」で「モバイルデータ通信」がオンになっているか
  2. デュアルSIMを使っている場合は、設定したい回線(SIM)を選択しているか
  3. iOSのバージョンによって「モバイルデータ通信のオプション」という表記で表示されていないか

これらのポイントを押さえれば、ほとんどのケースで「通信のオプション」を表示させられます。

海外旅行の前にデータローミングをオフにしたい方や、通信設定を細かく調整したい方は、ぜひこの記事を参考に設定を確認してみてください。

なお、iOSのバージョンやキャリアのプランによって表示や動作が異なる場合があります。最終的にはApple公式サポートご自身の通信事業者の公式ページで最新情報をご確認いただくことをおすすめします。

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