「iPhoneを買うなら奇数モデルじゃないと損をする」――こんな噂を耳にしたことはありませんか?とくに新しいiPhoneを購入しようとしているタイミングでこの話を聞くと、偶数年のモデル(たとえばiPhone 16)を買うのをためらってしまうかもしれません。
結論から言うと、「iPhoneは奇数を買うべき」という話は都市伝説です。Appleが公式にそうした情報を発表したことは一度もありません。この記事では、なぜそんな噂が生まれたのか、実際の購入判断にどう影響するのかを、できるだけフラットに検証していきます。
iPhoneの「奇数・偶数」説とは?そもそもどんな噂?
ネットやSNSでよく見かける「iPhone買單不買雙」という言葉。これは「iPhoneは奇数モデルを買え」という意味の都市伝説です。奇数年に発売されるモデル(iPhone 13、iPhone 15など)は大きく進化する「大改修」で、偶数年に発売されるモデル(iPhone 14、iPhone 16など)は「小改修」にすぎない――これが噂の大まかな内容です。
この説を信じている人のなかには、iPhone 16を買うかどうか迷って次の奇数モデル(iPhone 17)を待つべきか悩んでいる方も少なくありません。
ただ、この噂にはいくつか疑問点があります。そもそも、Appleは毎年ほぼ同じタイミングで新モデルを発表しています。年に一度のペースで新型を出しているのに、なぜ「奇数年だけが特別」と言えるのでしょうか。その背景には、過去のiPhoneのリリースパターンが関係していると考えられます。
なぜ「奇数を買うべき」と言われるようになった?噂の起源
「奇数・偶数」説が広まった理由として、いくつかの背景が考えられます。
iPhoneの「Sモデル」時代の名残
iPhone 3Gの次にiPhone 3GS、iPhone 4の次にiPhone 4Sというように、過去のiPhoneには「S」が付くマイナーチェンジモデルが存在しました。これらの「Sモデル」は、外観デザインを大きく変えずに内部スペックを中心にアップデートするタイプだったため、「進化が小幅」と見られがちでした。
この時代の感覚が、「奇数年=大改修」という認識につながった可能性はあります。ただし、iPhone X(テン)以降はこのSモデルのパターンが崩れ、毎年さまざまな進化を遂げるようになりました。
たまたま当たった年があった
過去のモデルを振り返ると、確かに「奇数年は当たり」と評価されることがありました。たとえばiPhone 12(偶数年ですが例外)は5G対応やデザイン変更で大きな話題になりましたし、iPhone 13はバッテリー性能やカメラが大きく進化しました。
しかし、これはあくまで結果論です。iPhone 15はチタニウムボディを採用するなど大きな進化を遂げましたが、発売直後には発熱問題が報告されるなど、必ずしも「完璧なモデル」だったわけではありません。
SNSで拡散された「体験談」
「偶数はイマイチだった」「奇数は買いだった」という個人の体験談がSNSで拡散され、それがあたかも一般的な傾向のように語られるケースもあります。でも、これらはあくまで個人の感想であり、すべてのユーザーに当てはまる評価ではありません。
3C専門家の廖阿輝氏も、この噂について「都市伝説」とコメントしています。専門家の見解としても、この説に科学的な根拠はないと考えたほうがよいでしょう。
「奇数・偶数」説は購入判断に意味があるのか?
ここまで読んでいただいて、「じゃあ、実際に購入するときは何を基準に選べばいいの?」と思われたかもしれません。
結論としては、奇数・偶数というリリース年で選ぶのはあまり意味がありません。むしろ、以下のようなポイントを重視することをおすすめします。
最新モデルが欲しいなら偶数年でも買い
iPhone 16は偶数年のモデルですが、A18チップの搭載やカメラ機能の進化など、最新技術をふんだんに盛り込んだ製品です。最新機能をいち早く使いたいという方にとって、偶数年だからという理由で見送るのはもったいない選択です。
価格重視ならひとつ前のモデルも検討
新品の最新モデルが必ずしも自分に合っているとは限りません。iPhone 15もまだ十分に高性能で、価格がこなれてきたタイミングで購入するのは賢い選択肢です。偶数の最新モデルを買うか、奇数の前年モデルを買うかは、予算と必要な機能のバランスで決めましょう。
噂ではなくスペックとレビューで判断する
「奇数がいい」という噂に惑わされるより、以下のような公式情報やレビューを参考にするほうが確実です。
- Apple公式サイトのスペック比較
- 大手メディアや専門家のレビュー
- 実際のユーザーレビュー(参考程度に)
価格や仕様は変更される場合があるため、購入前には必ず公式サイトで最新情報を確認するようにしてください。
【まとめ】iPhoneを選ぶときは奇数・偶数ではなく「自分基準」で
「iPhoneは奇数を買うべき」という噂は、過去のリリースパターンやSNS上の体験談がきっかけで生まれた都市伝説です。Appleがこのような情報を公式に発表したことはなく、実際の製品スペックや進化の度合いは毎年異なります。
iPhone 16のような偶数年モデルでも十分に魅力的な製品は多いですし、iPhone 15のような奇数年モデルにも課題はありました。購入を検討するときは、「奇数だから」「偶数だから」ではなく、自分にとって必要な機能やデザイン、予算を基準に選ぶことが大切です。
どうしても迷ってしまう場合は、Apple Storeやキャリアショップで実機を触ってみるのもおすすめです。スペック表だけではわからない、手にしたときのフィット感や画面の見やすさも、購入判断の大事な材料になります。
iPhoneの「奇数・偶数」に関するよくある質問
Q. iPhone 16は買いですか?
結論から言えば、買いです。iPhone 16は最新のA18チップやカメラ機能の向上など、十分な進化を遂げています。「偶数だから」という理由だけで避けるのはもったいないでしょう。
Q. 次の奇数モデル(iPhone 17)を待つべきですか?
最新機能にこだわりがあるなら待つのもひとつの手ですが、今使っている端末の調子が悪いのであれば、iPhone 16を検討してもよいでしょう。新型が発表されるたびに待ち続けると、いつまで経っても買えません。
Q. 奇数モデルと偶数モデルで壊れやすさの違いはありますか?
いいえ、そのような公式情報はありません。耐久性や品質はモデルごとに異なることがありますが、それは奇数・偶数で分けられるものではなく、個別の製品設計によります。
どのモデルを選ぶにしても、自分の使い方や予算、こだわりたいポイントを明確にしてから決めることをおすすめします。噂や都市伝説に振り回されず、納得のいく一台を見つけてください。

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