電話をかけたときに「この通話は留守番電話に転送されました」というアナウンスが流れると、「相手は電話に出られないのかな」「そもそもなぜこんな案内が流れるんだろう」と戸惑ってしまいますよね。
この記事では、このアナウンスが流れる原因や、留守番電話に転送されるのを防ぐ方法、キャリアごとの設定の違いなどをわかりやすく解説します。自分が留守番電話設定になっているかどうかの確認方法もあわせてご紹介しますので、困っている方はぜひ最後までご覧ください。
留守番電話に転送される仕組みとは
まず、そもそも留守番電話とはどんなサービスなのかを整理しておきましょう。
日本の主要な携帯電話キャリア(NTTドコモ 留守番電話サービス、au ボイスメール、SoftBank 留守番電話サービス、楽天モバイル 留守番電話サービス)では、標準的な付加機能として留守番電話サービスを提供しています。
このサービスは「網側(ネットワーク側)」で動作するのが特徴です。つまり、あなたのスマートフォンの電源がオフだったり、圏外だったりしても、キャリアのサーバーが代わりに通話を受け付けてメッセージを録音してくれます。
「この通話は留守番電話に転送されました」というアナウンスは、発信者側に流れる音声ガイダンスです。受信者であるあなたには直接聞こえません。あくまでも「電話をかけた相手に伝えるためのメッセージ」という位置づけです。
なぜ留守番電話に転送されるのか
このアナウンスが流れる理由は、発信者側から見ると「相手が電話に出られない状況にある」ということです。具体的には以下のようなケースが考えられます。
相手のスマートフォンが電源オフまたは圏外の場合
一番シンプルなパターンです。相手のスマートフォンが電源を切っているか、電波の届かない場所にいると、キャリアのシステムが自動的に留守番電話に切り替えます。この場合、相手には「不在着信」として履歴が残ることが一般的です。
相手が通話中のため
相手が別の電話で話しているときも、留守番電話に転送されます。電話中に新たな着信が入ると、キャリアのシステムが「今は話し中です」と判断し、留守番電話サービスに切り替える仕組みです。この場合も、相手の着信履歴には「不在着信」として記録されます。
一定時間コールしても応答がない場合
相手が電話に出られる状態でも、なかなか手が離せないときは、コール音が数回流れたあとに留守番電話に切り替わります。これは「応答なし」と判断されたためです。キャリアや設定によってコールする回数は異なりますが、おおむね15秒から30秒程度で留守番電話に転送されるケースが多いです。
自分(受信者側)で転送設定をしている場合
これは意外と見落としがちなポイントです。自分自身のスマートフォンで「着信転送」の設定をオンにしていると、すべての電話が自動的に留守番電話に転送されます。
この場合、アナウンスが流れる原因は「相手の都合」ではなく「自分の設定」です。設定をオフにすれば、留守番電話に転送されなくなります。
留守番電話に転送されないようにするには
「この通話は留守番電話に転送されました」というアナウンスを防ぐには、留守番電話そのものを無効にするか、転送設定を解除する必要があります。
ただし、解除する前にひとつ注意点があります。留守番電話をオフにすると、電源オフや圏外のときにメッセージが残せなくなります。重要な連絡を逃すリスクもあるので、完全にオフにするかどうかは目的に合わせて判断しましょう。
キャリアの留守番電話サービスを解除する方法
各キャリアの留守番電話サービスは、専用のショートコード(短い番号)を使って簡単に設定変更できます。
- NTTドコモ 留守番電話サービス:解除するには「*1422#」に電話をかける
- au ボイスメール:解除するには「*56」に電話をかける
- SoftBank 留守番電話サービス:解除するには「*62#」に電話をかける
- 楽天モバイル 留守番電話サービス:Rakuten Linkアプリの設定から解除する
これらのショートコードはあくまで一例です。機種やプランによって異なる場合があるため、実際に設定を変更する前に各キャリアの公式サポートページで最新の手順を確認することをおすすめします。
スマートフォン本体の着信転送設定を解除する
キャリアのサービスを解除しても留守番電話に転送される場合は、スマートフォン本体の「着信転送」設定がオンになっている可能性が高いです。
iPhoneの場合:「設定」アプリ →「電話」→「着信転送」をオフにする。
Androidの場合:「電話」アプリ → 右上の三点メニュー →「設定」→「通話設定」→「着信転送」をオフにする。
端末のバージョンやメーカーによって若干メニュー名が異なることがありますが、「着信転送」という項目を探していただければ大体見つかります。
キャリア別の留守番電話サービスの特徴
ここで、主要キャリアの留守番電話サービスの特徴を簡単に比較しておきましょう。どのキャリアを使っているかによって、設定方法や料金、保存期間が異なります。
NTTドコモの留守番電話サービス
NTTドコモ 留守番電話サービスは、基本サービスが無料で利用できます。一定期間メッセージを保存できるのが特徴です。より長いメッセージや長期保存を希望する場合は、月額330円(税込)程度の有料オプション「留守番電話プラス」に加入する必要があります。
auのボイスメール
au ボイスメールも基本無料で利用できるサービスです。「留守番電話」ではなく「ボイスメール」という名称で提供されています。最大50件、30日間メッセージを保存できるため、比較的ゆとりのあるサービス設計になっています。有料の「ボイスメールプラス」も用意されています。
SoftBankの留守番電話サービス
SoftBank 留守番電話サービスは最大30件、7日間の保存が可能です。メッセージが録音されるとお知らせメールが届く機能が標準でついているケースが多く、着信に気づきやすいのがメリットです。保存期間が他社よりやや短めなので、長期保存が必要な方は注意してください。
楽天モバイルの留守番電話サービス
楽天モバイル 留守番電話サービスはRakuten Linkアプリと連携して動作します。アプリ上でメッセージの再生や管理ができるため、直感的に操作しやすいのが特徴です。基本無料で利用できますが、アプリのインストールが必須の場合が多いです。
留守番電話にまつわるよくある疑問
ここからは、読者の皆さんからよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. 留守番電話に転送されると、着信履歴には残らないの?
A. 多くの場合、着信履歴には「不在着信」として残ります。相手があなたにかけてきたという事実は記録されるので、アナウンスが流れても「誰かから電話があった」ということは確認できます。ただし、キャリアや設定によっては通知が遅れることもあるため、気になる場合はこまめに着信履歴をチェックすることをおすすめします。
Q. 留守番電話にメッセージを残すのに料金はかかるの?
A. 発信者側には通常の通話料金がかかります。受信者側は基本サービスであれば無料でメッセージを聞くことができます。有料オプションに加入している場合はその月額料金がかかりますが、メッセージの受信自体に追加料金が発生することは基本的にありません。
Q. 相手が電源を切っているのか、圏外なのかは分かる?
A. アナウンスだけではそこまで細かく判断できません。「この通話は留守番電話に転送されました」という同じメッセージが流れるため、電源オフか圏外か通話中かを見分けるのは難しいです。ただし、キャリアによっては「電源が入っていないため」などのより詳細なガイダンスが流れることもあります。
Q. 留守番電話をオフにしたのに、まだ転送されるのはなぜ?
A. その場合は、スマートフォン本体の「着信転送」設定がオンになっている可能性が高いです。前述した通り、iPhoneやAndroidの設定画面から「着信転送」をオフにしてみてください。それでも解決しない場合は、キャリアのサポートに問い合わせるのが確実です。
Q. 特定の人だけ留守番電話にしたいんだけど?
A. 標準のキャリアサービスには「特定の相手だけ留守番電話に転送する」という機能は基本的にありません。このような使い分けをしたい場合は、スマートフォンにインストールできるサードパーティ製の着信拒否アプリや通話管理アプリを活用するのが現実的です。ただし、アプリごとに仕組みや料金が異なるため、導入前に公式情報をよく確認しましょう。
まとめ:留守番電話の設定を見直して快適な通話環境に
「この通話は留守番電話に転送されました」というアナウンスは、相手が電話に出られないときに流れるごく普通のガイダンスです。
もしこのアナウンスが頻繁に流れて困っているなら、留守番電話サービスを解除するか、スマートフォン本体の着信転送設定をオフにすれば解決できます。ただし、留守番電話を完全にオフにすると、大事な連絡を逃すリスクもあります。「自分にとって必要な機能かどうか」を基準に判断するのがよいでしょう。
設定変更はショートコードやスマートフォンのメニューから比較的簡単に行えますが、機種やプランによって手順が異なることもあります。この記事で紹介した内容はあくまで一般的な情報です。実際に設定を変更する前には、各キャリアの公式サポートページで最新の情報を確認することをおすすめします。
留守番電話は便利な反面、設定を間違えると思わぬ着信漏れにつながることもあります。自分の使い方に合った設定を見直して、快適な通話環境を整えてくださいね。

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