「この通話は留守番電話に転送されました」。電話をかけたときにこのアナウンスが流れると、「え、なんで?」って思いますよね。特に、呼び出し音が一度か二度しか鳴らないうちに転送されてしまうと、「早すぎない?」と感じることもあるでしょう。
実はこれ、相手が設定している場合もあれば、あなた自身の設定が原因のケースもあるんです。ここでは、このアナウンスが流れる仕組みや、あなた自身の電話が「早く」転送されてしまう原因とその直し方を、キャリアごとに分かりやすく解説していきます。
留守番電話に転送される原因とは?
「この通話は留守番電話に転送されました」というアナウンスには、大きく分けてふたつのケースがあります。
ひとつは、相手が設定している場合。
相手が「着信転送」や「留守番電話サービス」を利用していて、電話に出られない状況で転送されるパターンです。この場合は、あなたが特に何かをする必要はありません。ただ、相手が後で折り返してくれるのを待ちましょう。
もうひとつは、あなた自身の電話が転送設定になっている場合。
これが今回のメインテーマです。自分が気づかないうちに着信転送が有効になっていて、かかってくる電話がすべて留守番電話に転送されてしまうことがあります。
特に「早い」と感じるケースで多いのが、無応答転送の設定です。無応答転送は、電話に一定時間出ないと転送される仕組み。その「一定時間」が短く設定されていると、ほんの数回の呼び出し音で留守番電話に切り替わってしまいます。
「早い」と感じるのはなぜ?転送時間の仕組み
多くのキャリアで、無応答転送が作動するまでの時間は初期設定で約24秒になっています。これは呼び出し音にして約3〜4回程度。この時間を短く設定していると、さらに早く転送されてしまいます。
転送時間の初期設定はキャリアによって異なる場合がありますが、多くの場合24秒(約3回の呼び出し音)です。
もし自分が「呼び出し音が2回しか鳴らないのに留守番電話になる」と感じているなら、この転送時間が短く設定されている可能性が高いです。
自分が転送設定しているか確認しよう
まずは、あなたのスマートフォンで着信転送が有効になっていないか確認してみましょう。
iPhoneの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「電話」をタップ
- 「着信転送」を確認する
- スイッチがオンの場合はオフにする
iOS 18では「ライブ留守番電話」という機能も追加されています。この機能がオンになっていると、無応答転送が正常に作動しないケースがあることも報告されています。ライブ留守番電話が気になる方は、同じ「電話」設定内で確認してみてください。
Androidの場合
機種やAndroidのバージョンによって項目名は異なりますが、おおむね以下の手順で確認できます。
- 「電話」アプリを開く
- 右上の「︙」(メニューアイコン)をタップ
- 「設定」または「通話設定」を選択
- 「着信転送」または「転送設定」を確認する
- 「無応答転送」や「フル転送」がオンになっている場合はオフにする
機種によっては「補助機能」や「その他設定」の中に着信転送の項目があることもあります。探してみてください。
キャリア別!着信転送の設定・解除方法
ここからは、主なキャリアごとに着信転送の設定や解除、転送時間の変更方法をまとめました。ご自身の契約キャリアに合わせて確認してみてください。
au・UQ mobileの場合
auとUQ mobileの着信転送サービスは、月額利用料が無料です。以下の特番を使って設定や解除ができます。
| 設定内容 | ダイヤルする番号 |
|---|---|
| フル転送(すべて転送)を設定 | 1424 + 転送先電話番号 |
| 無応答転送・話中転送を設定 | 1422 + 転送先電話番号 |
| 着信転送を解除 | 1420 |
| 転送時間を変更 | 1418 + 転送時間(秒数) |
転送時間の変更について
無応答転送が作動するまでの時間は、5秒から55秒の間で設定可能です。初期設定は24秒。「1418」のあとに希望の秒数(2桁)を入力して発信します。たとえば、30秒に設定したい場合は「141830」とダイヤルします。
注意点
auで「お留守番サービスEX」を利用している場合、着信転送サービスとは併用できません。お留守番サービスEXが有効になっていると、着信転送は自動的に解除されます。もし転送を解除したいのにうまくいかない場合は、お留守番サービスEXが有効になっていないか確認してみましょう。
b-mobile(ソフトバンク回線)の場合
b-mobileの留守番電話設定は、以下の方法で行えます。
- 留守番電話を設定する
特番:0800-919-4006 に電話をかけ、ガイダンスに従って設定 - 呼び出し時間を設定する
特番:441# に電話をかけ、ガイダンスに従って時間を設定
電話アプリの種類によっては特番が使えない場合もあります。その場合は、電話アプリ内の設定メニューから留守番電話の項目を探してみてください。
03plus(IP電話サービス)の場合
03plusでは、Web管理画面から転送電話の設定ができます。
- 03plusの管理画面にログイン
- 「各種オプション」から「転送電話」を選択
- 転送先電話番号や、無条件転送・無応答転送の切り替えが可能
IP電話サービスなので、スマートフォンの設定ではなくWeb画面で操作するのが特徴です。
よくある疑問とトラブルシューティング
Q. 転送を解除したはずなのに、まだ転送されてしまう
A. お留守番サービスが有効になっていないか確認してください。特にauでは「お留守番サービスEX」が有効だと、着信転送と競合して正常に解除できない場合があります。お留守番サービスを一旦オフにしてから、もう一度転送解除を試してみましょう。
Q. iPhoneで着信転送の項目が表示されない
A. 一部のキャリアでは、iPhoneの設定メニューに「着信転送」が表示されないことがあります。その場合は、キャリアの特番を使って設定・解除を試してください。キャリアの公式サイトで最新の特番を確認するのが確実です。
Q. 転送時間を長くしたのに、やっぱり早い気がする
A. 設定が正しく反映されているか、一度転送を解除してから再設定してみてください。また、機種によっては通話アプリの設定とキャリアの設定が競合することもあります。どちらの設定も確認してみるとよいでしょう。
Q. 相手に転送されるときと、されないときがある
A. 「無応答転送」が設定されている場合、電話に出られる状態なら転送されません。しかし、電波が弱かったり、機内モードになっていたりすると、すぐに留守番電話に切り替わることがあります。また、フル転送と無応答転送の違いも理解しておきましょう。
フル転送と無応答転送の違い
この2つはよく混同されがちですが、動きがまったく違います。
| フル転送 | 無応答転送 | |
|---|---|---|
| 電話は鳴る? | 鳴らない | 鳴る(設定時間まで) |
| 転送されるタイミング | 着信と同時に転送 | 設定時間が経過すると転送 |
| 主な用途 | 別の電話で確実に受けたいとき | 出られないときだけ転送したいとき |
「電話をかけたらすぐに留守番電話になった」という場合、相手がフル転送を設定している可能性があります。一方、「呼び出し音が数回鳴ったあとに留守番電話になった」という場合は、無応答転送が原因です。
この通話は留守番電話に転送されました – まとめ
「この通話は留守番電話に転送されました」というアナウンスは、以下のいずれかの理由で発生します。
- 相手が着信転送や留守番電話を設定している
- あなた自身の電話が着信転送設定になっている
- 無応答転送の時間が短く設定されている
特に「早い」と感じる場合は、あなた自身の無応答転送の時間設定を見直すことで改善できることが多いです。まずは以下のステップを試してみてください。
- スマートフォンの「電話」設定から着信転送がオンになっていないか確認
- キャリアの特番で転送が設定されていないか確認(1420で解除可能)
- 転送時間を変更して、自分が納得できる呼び出し時間に調整する
- それでも解決しない場合は、キャリアの公式サポートページを確認する
設定はキャリアや機種によって微妙に異なることもあります。この記事を参考にしながら、ご自身の環境に合わせて少しずつ確認してみてくださいね。

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