「iPhoneは奇数を買うべき」は本当?「買い時」の噂を検証

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「iPhoneは奇数を買うべき」って、一度は耳にしたことありませんか?

「奇数モデルは安定していて、偶数モデルはバグが多くて発熱しやすい」なんて話、ネットの口コミやSNSでちょくちょく見かけますよね。

でも、これって本当に正しいんでしょうか。

今回は「iPhoneは奇数を買え」という都市伝説の正体を、専門家の意見も交えながら徹底検証していきます。

「奇数を買うべき」と言われる理由とは?

そもそも、なぜ「iPhoneは奇数を買うべき」と言われるようになったのでしょうか。

実はこれ、はっきりした由来があるわけではありません。Apple公式が発表した情報でもなければ、信頼できる統計データがあるわけでもありません。

ただ、ユーザーの間でなんとなく語り継がれてきた「ジンクス」のようなものです。

過去のiPhoneの歴史を振り返ると、確かにそう見える時期がありました。

例えば、iPhone 4はアンテナ問題(いわゆる「デスグリップ」)が話題になりました。一方、その次のiPhone 4Sは比較的安定していたというイメージがあります。

また、iPhone 6は「ベンドゲート」と呼ばれる本体の曲がり問題が報じられましたが、iPhone 6Sは性能面で評価が高かった。

こうした「偶数モデルで何か問題が起きて、奇数モデルで改善される」というパターンが、このジンクスを生んだ背景のひとつと言えるでしょう。

特に、以前は「Sモデル」と呼ばれるマイナーチェンジ版が存在していた時期がありました。iPhone 3GS、iPhone 4S、iPhone 5S、iPhone 6Sといった具合です。

このSモデルは、前年のモデルの課題を改善した「完成形」のような位置づけだったため、「Sモデルを買うのが正解」という考え方もありました。これが奇数モデル(4S、5S、6Sなど)への信頼につながったとも考えられます。

ただし、ここで重要なのは、現在のiPhoneには「Sモデル」が存在しないということです。

命名規則自体が変わっているため、昔の話を今のモデル選びにそのまま当てはめるのは、あまり意味がありません。

3C専門家も否定する「奇数モデル優位説」

では、このジンクスに対して、業界の専門家はどう見ているのでしょうか。

台湾の大手メディア「Yahoo!奇摩新聞」の取材に対し、3C製品に詳しい専門家の廖阿輝(リャオ・アホイ)氏は、この説を明確に「都市傳說(都市伝説)」と切り捨てています。

同氏によると、iPhone X以降、製品のアップデートサイクルは均一化されており、奇数・偶数による品質の差はほぼないとのこと。

つまり、少なくとも近年のモデルについては、「奇数だから安定」「偶数だから不安定」といった分け方は、科学的根拠のない都市伝説にすぎないのです。

Apple公式も奇数・偶数で区別していない

当たり前ですが、Appleの公式サイトでも「奇数モデルがおすすめです」なんてアナウンスは一切ありません。

公式の比較ページには、各モデルのスペック(チップ性能、ディスプレイサイズ、カメラ機能、バッテリー駆動時間など)が詳細に掲載されています。

しかし、そこには「偶数モデルは発熱しやすい」とか「奇数モデルは安定しています」といった主観的な評価は、もちろん書かれていません。

製品を選ぶ際の判断材料は、あくまでスペックと自分の使い方であって、型番の末尾が奇数か偶数かではない、ということです。

偶数モデル「iPhone 16」は買い?

2026年現在、最新のフラッグシップモデルはiPhone 16です。

偶数モデルということで、「買うのを躊躇している」という人もいるかもしれません。

でも、前述したように、最新モデルの品質が前年モデルよりも劣るという根拠はどこにもありません。

もちろん、新しいモデルには新しいチップや機能が搭載されますから、ソフトウェアの最適化が追いつくまでに時間がかかることは、歴代モデルでもありました。

ただ、それは「偶数だから」という話ではなく、発売直後の製品にはありがちな初期対応の問題です。

時間が経てばアップデートで改善されることも多いですし、何より最新モデルならではの新機能を早く使いたいというニーズもあります。

奇数モデル「iPhone 15」と「iPhone 13」はどう評価されている?

では、ジンクスのおかげで評価が高くなりがちな奇数モデルは、実際どうなのでしょうか。

iPhone 15

iPhone 15は2023年に発売されたモデルで、USB-Cポートの採用やDynamic Island(ダイナミックアイランド)の搭載が話題になりました。

ユーザーの口コミを見ると、「デザインが良くなった」「カメラ性能が向上した」というポジティブな声がある一方で、「バッテリー持ちがイマイチ」という意見も見られます。

ただし、これも「奇数だから」というより、モデルチェンジに伴う評価の分かれ方でしょう。

iPhone 13

iPhone 13は、ユーザーからの評価が特に高いモデルのひとつです。

「歴代で一番完成されたiPhone」と評する声も多く、バッテリー持ちの良さや処理性能の安定感が支持されています。

もちろん、これは良いモデルであることに間違いはありません。

しかし、だからといって「奇数モデルは全部良い」と一般化するのは早計です。iPhone 13がたまたま当たりだっただけで、それは製品ごとの個別の評価であって、奇数列だから優れているわけではありません。

口コミで語られる「偶数モデルの不具合」の正体

ネット上では、「iPhone 12は発熱がすごかった」「iPhone 14は13とあまり変わらなかった」といった偶数モデルへの厳しい声もあります。

これらの口コミ自体は、実際にその製品を使ったユーザーのリアルな体験であることが多いでしょう。

ただ、ここで注意したいのは、口コミで不満が多く見られる=そのモデル全体が悪いとは限らないという点です。

特に、問題があったユーザーは声を上げやすい一方で、普通に使えているユーザーはわざわざコメントしません。つまり、口コミはネガティブな意見に偏りがちです。

また、初期モデルで問題があっても、後のロットやソフトウェアアップデートで改善されているケースも少なくありません。

「偶数モデルだから発熱する」ではなく、「発熱の口コミがあったモデルが偶数の年に出ただけ」という見方もできるでしょう。

購入前に確認すべき「本当の判断基準」

では、「奇数・偶数」というジンクスを無視するとして、実際にiPhoneを選ぶときは何を基準にすれば良いのでしょうか。

以下のポイントをチェックすることをおすすめします。

1. 予算

最新のiPhone 16は当然高額です。予算が限られているなら、ひとつ前のモデルやiPhone 15を検討するのも現実的です。

2. 必要な性能

ハイエンドのゲームをするのか、動画編集をするのか、それともSNSやメッセージアプリが中心なのか。用途によって必要なチップ性能やストレージ容量は変わります。

3. バッテリー持ち

公式スペックでバッテリー駆動時間を比較するのはもちろん、実際の使用感はレビューサイトなどで確認すると良いでしょう。

4. カメラ性能

写真や動画をよく撮る人なら、カメラの画素数やセンサーサイズ、搭載機能(ナイトモード、シネマティックモードなど)を比較しましょう。

5. サポート期間

長く使いたいなら、発売日が新しいモデルの方がOSアップデートのサポート期間が長くなります。例えば、iPhone 13よりもiPhone 15iPhone 16の方が、将来的に長く使える可能性が高いです。

6. デザインやサイズ

持ちやすさや画面の大きさも重要なポイントです。手に取ってみないと分からない部分なので、可能であれば実機を店頭で確認するのがベストです。

よくある疑問(Q&A)

Q1. 「iPhoneは奇数を買え」は完全な嘘ですか?

少なくとも、現在のApple公式が認めている事実ではありません

過去の特定モデルの話が尾ひれをつけて広まった都市伝説であり、3C専門家も否定しています。特に、Sモデルが廃止された現在は、このジンクスはほとんど意味をなさないと言えるでしょう。

Q2. 今、iPhone 16を買っても大丈夫ですか?

もちろん大丈夫です。iPhone 16は現時点での最新モデルであり、新しい機能や性能が搭載されています。購入をためらう理由は、特にありません。

Q3. iPhone 13は今買いですか?

安定性を重視するなら、iPhone 13は依然として良い選択肢のひとつです。ただし、発売から時間が経っているため、中古品を購入する場合はバッテリー劣化に注意が必要です。また、サポート期間の残りも考慮しましょう。

Q4. 結局、どのモデルを選べばいいですか?

あなたの予算と用途によります。最新機能を楽しみたいならiPhone 16、コスパを重視するならiPhone 15や在庫があればiPhone 13も候補になります。

大切なのは、「奇数・偶数」のような根拠のないジンクスに振り回されず、自分の使い方に合ったモデルを選ぶことです。

まとめ

「iPhoneは奇数を買うべき」という説は、確かな根拠のない都市伝説であることが分かりました。

  • 過去の特定モデルの事例が誤って一般化された
  • Sモデルが存在した時代の話が今も引きずられている
  • 3C専門家も「奇数・偶数で品質は変わらない」と指摘している
  • Apple公式も奇数・偶数で区別した情報は一切出していない

iPhoneを選ぶときは、「奇数だから」「偶数だから」ではなく、予算、性能、デザイン、バッテリー、カメラ、サポート期間といった、自分にとって本当に意味のあるポイントで判断しましょう。

ネットの噂に惑わされず、納得のいく一台を選んでくださいね。

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