パソコンを新しくしたとき、あるいはワイヤレスマウスを買い替えたとき。「さあ使おう」と思ったのに、なぜかカーソルが動かない。そんな経験、誰にでもありますよね。実はワイヤレスマウスの接続方法は、製品の種類によって手順がまったく違うんです。
この記事では、Windows10パソコンを対象に、タイプ別の正しい接続手順をわかりやすく解説します。「うまく認識しない」「ペアリングできない」といったトラブルの解決策もまとめました。機種選びに迷っている方のために、おすすめのワイヤレスマウスもご紹介しますよ。
まずは確認!あなたのワイヤレスマウスはどのタイプ?
接続を始める前に、お手持ちのマウスがどの方式かを見極めましょう。ここを間違えると、いつまで経っても使えません。
USBレシーバータイプの見分け方
パッケージやマウス本体のどこかに、小さなUSB端子のような部品が付属していませんか?だいたい1~2cmほどの小さなパーツです。マウスの裏面や電池ケースの内側に収納されていることも多いですよ。
この部品が「USBレシーバー」です。これがあるマウスは、2.4GHz無線方式。Bluetoothは使わず、レシーバーをパソコンに差し込むだけで接続できます。
Bluetoothタイプの見分け方
BluetoothマウスにはUSBレシーバーが付属しません。パッケージに「Bluetooth」のロゴやマークが大きく描かれているのが特徴です。「Bluetooth 5.0対応」などと書かれている場合もあります。
最近は両方の方式に対応したデュアルモードマウスも増えています。底面に「BT」と「2.4G」を切り替えるスイッチがあれば、そのどちらでも使える便利なモデルです。
USBレシーバータイプの接続方法Windows10
一番かんたんなタイプから見ていきましょう。やることはたったの3ステップです。
手順1:電池を入れて電源オン
まずはマウスに電池を入れます。単三電池1本、単四電池2本など、機種によって異なります。プラスとマイナスの向きに注意してくださいね。
電池を入れたら、底面の電源スイッチをオンに。スイッチがなく、レーザー部分が光れば電源が入っている証拠です。
手順2:USBレシーバーを差し込む
付属のUSBレシーバーを、パソコンのUSBポートに直接差し込みます。ここでひとつポイント。USBハブを経由すると電力不足や電波干渉で認識不良を起こすことがあります。できるだけパソコン本体のポートに直接つなぎましょう。背面のポートのほうが安定しやすいですよ。
手順3:自動認識を待つ
差し込んでから数秒から数十秒待てば、Windows10が自動的にドライバをインストールしてくれます。「デバイスのセットアップが完了しました」という通知が表示されたら準備完了。マウスを動かしてカーソルが反応すれば成功です。
ペアリング操作や設定画面を開く必要はありません。本当に「差し込むだけ」で使えます。
それでも反応しない場合のチェックポイント
- 電池の残量は大丈夫ですか?もっとも多い原因がこれです。一度新品の電池に交換してみてください。
- 別のUSBポートに差し替えてみましょう。
- マウス底面の電源スイッチが本当にオンになっているか再確認。
- USBレシーバーがきちんと奥まで差さっているかもチェック。
Bluetoothタイプの接続方法Windows10
こちらはUSBレシーバー不要。でも、そのぶん設定の手順が少し増えます。順番にやっていきましょう。
手順1:パソコンがBluetooth対応か確認する
まず大事な前提です。お使いのWindows10パソコンにBluetooth機能が搭載されていないと、Bluetoothマウスは使えません。
確認方法はかんたん。「スタート」ボタンを右クリックして「デバイスマネージャー」を開きます。一覧に「Bluetooth」という項目があれば対応機種です。見つからない場合は非搭載なので、後ほど紹介するUSBアダプターが必要になります。
手順2:マウスをペアリングモードにする
マウスの電源をオンにしたら、次はペアリングモードに切り替えます。底面や側面にあるペアリングボタンを、ランプが点滅し始めるまで3~5秒ほど長押ししてください。青や赤のLEDがチカチカし始めたら準備OKです。
機種によってはボタンではなく、電源スイッチを「Bluetoothマーク」の位置までスライドさせる方式もあります。説明書をサッと確認しておくと安心です。
手順3:Windows10でBluetooth設定を開く
パソコン側の操作です。「スタート」→「設定」(歯車アイコン)→「デバイス」→「Bluetoothとその他のデバイス」の順にクリックします。
画面の中央あたりにある「Bluetooth」のトグルスイッチが「オン」になっていることを確認してください。オフだったらクリックしてオンに。
手順4:デバイスを追加する
「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」というボタン(+マークが付いています)をクリックします。
追加するデバイスの種類を選ぶ画面が出るので、「Bluetooth」を選択。するとパソコンが周囲のBluetooth機器を探し始めます。
手順5:マウスを選んで接続
一覧にお手持ちのマウスの名前(「ELECOM Bluetooth Mouse」や「MX Master 3S」など)が表示されたら、それをクリック。あとは「接続」ボタンを押すだけです。
まれにPINコードの入力を求められることがあります。その場合は「0000」または「1234」と入力してみてください。最近のマウスはほぼ自動でつながります。
どうしても接続できないときの解決策
手順どおりにやったのに、うまくいかない。そんなときは次の6つを順番に試してみてください。たいていはこのどれかで解決します。
- 機内モードをオフにする:機内モードがオンだとBluetoothが強制的に無効になります。画面右下の通知領域から確認しましょう。
- 一度ペアリングを解除してやり直す:「Bluetoothとその他のデバイス」画面にすでに同じ名前のマウスが表示されていたら、それをクリックして「デバイスの削除」。それからもう一度追加し直してみてください。
- パソコンを再起動する:意外とバカにできません。Bluetoothの内部的な不具合は再起動であっさり直ることが多いです。
- 別のBluetooth機器を近づけない:スマホやワイヤレスイヤホンなど、ほかのBluetooth機器が近くにあると電波干渉を起こすことがあります。いったんそれらをオフにしてから再接続を試してください。
- ドライバを更新する:デバイスマネージャーで「Bluetooth」を展開し、お使いのBluetoothアダプターを右クリック→「ドライバーの更新」→「ドライバーを自動的に検索」。
- メーカー製ユーティリティを入れる:Logicoolなら「Logi Options+」、ELECOMなら「ELECOM Mouse Assistant」といった専用ソフトをメーカー公式サイトからダウンロードしてインストールすると、接続が安定することがあります。
Bluetooth非搭載パソコンでもBluetoothマウスを使う方法
「デバイスマネージャーにBluetoothがなかった…」という方もご安心を。USB Bluetoothアダプターという小さな部品を買えば、どんなパソコンでもBluetoothマウスが使えるようになります。
価格は1,000円~2,000円程度。USBポートに差し込むだけで使える手軽さです。TP-Link UB500のようなBluetooth 5.0対応の小型アダプターなら、最新の省電力性能と安定した接続が手に入ります。Windows10に差し込めば自動認識されるので、設定に悩むこともありません。
これさえあれば、せっかく買ったBluetoothマウスを無駄にせずに済みますよ。
もっと快適に使うための応用テクニック
つながったあとの「ちょっと困った」を解決する小技も紹介します。
カーソルが飛ぶ・遅れるときの対処法
USBレシーバータイプでカーソルの動きがぎこちないときは、レシーバーの位置が原因かも。パソコンの背面に差していると、机の素材や距離によって電波が届きにくくなります。延長ケーブルを使ってレシーバーを机の上に出すだけで、驚くほど改善することがあります。
Bluetoothタイプなら、Wi-Fiルーターや電子レンジなどの電波を出す機器からマウスを離してみてください。2.4GHz帯を使う製品同士は干渉しやすいんです。
マルチペアリング機能を活用する
Logicool M750やLogicool MX Master 3Sといったマルチペアリング対応マウスなら、1台のマウスをパソコンとタブレットで切り替えて使えます。底面のボタンひとつで接続先を変更できるので、デスク周りがすっきりしますよ。
マルチペアリングの設定は、2台目以降も同じ「デバイスの追加」手順でOK。切り替えボタンを押すたびに接続先が変わります。テレワークで会社用と自宅用のパソコンを行き来する方には特におすすめです。
あなたにぴったりのワイヤレスマウスはこれ
記事を読んで「自分のマウス、買い替えようかな」と思った方へ。目的別におすすめモデルをピックアップしました。
迷ったらこれ!万能デュアルモード
Logicool M750は、BluetoothとUSBレシーバーの両方に対応したデュアルモードマウス。接続の自由度が高く、どんなパソコンでも確実に使えます。クリック音が静かなので、深夜の作業やオフィスでも気兼ねなく使えます。電池持ちも良く、コスパ最強の一台です。
疲れにくさを追求するならエルゴノミクス
長時間のパソコン作業で手首が痛くなりやすい方には、Logicool LIFTがおすすめ。手を自然な角度に保つ垂直デザインで、手首への負担を大幅に軽減します。サイズも小さめで、女性や手の小さい男性にもフィット。Bluetooth接続でケーブルもスッキリです。
機能性を極めたい上級者向け
クリエイティブ作業や細かい操作が多い方なら、Logicool MX Master 3Sを選んで間違いありません。静音クリック、高速スクロール、最大3台のマルチペアリングに加え、なんと画面端でパソコン間をまたいでファイルをコピーできる「Flow」機能まで搭載。まさにプロのための最強マウスです。
日本メーカー派・有線併用したい方に
ELECOM EX-Gは、Bluetooth・無線・有線の3モードに対応した万能選手。日本人の手の形に合わせて設計されたエルゴノミクス形状で、長時間の使用でも疲れにくいと評判です。ボタンのカスタマイズも専用ソフトで自由自在。価格も手頃で、はじめてのワイヤレスマウスにも適しています。
まとめ:ワイヤレスマウス接続方法Windows10はタイプの見極めが肝心
ワイヤレスマウスがつながらないイライラは、手順の「型」を知っていればすぐに解消できます。
USBレシーバータイプなら「差し込むだけ」。Bluetoothタイプなら「ペアリングモードにしてパソコンから追加」。この基本さえ押さえておけば、どんな機種でも迷わず接続できるはずです。
どうしてもBluetoothが使えないパソコンなら、USBアダプターという強い味方もあります。あなたのマウス環境が、今日からより快適になりますように。

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