カタカタ、チーン。かつて作家や記者たちが原稿を打ち込んだタイプライターの音と指先に返ってくる独特の感触。あのノスタルジーを、令和のデスクに取り戻してみませんか?
最近じわじわと人気が高まっている「タイプライター風メカニカルキーボード」。見た目がレトロなだけでしょ、と思ったら大間違い。最新モデルにはワイヤレス接続やキーカスタマイズといった高機能がギッシリ詰まっていて、見た目も打鍵感も実用性も、三拍子揃った逸品が増えているんです。
ただ、いざ探してみると「デザイン重視で打ちにくいんじゃないの?」「どれを選べばいいかわからない…」という悩みも出てくるもの。そこで今回は、実際に使ってみて感じたリアルな打鍵感や機能性を踏まえ、ガチでおすすめできるモデルを5つ厳選してご紹介します。
タイプライター風キーボードを選ぶとき、本当に大切な3つのこと
まず大前提。タイプライター風キーボードは「見た目」だけで選ぶと後悔します。丸型キーキャップに一目惚れしてポチったのはいいけど、指に馴染まなくてタイピング速度がガタ落ち…なんて話はよくあること。購入前に、次の3つをチェックしておきましょう。
1. 打鍵感とスイッチの種類
タイプライターの魅力は「カチカチ」というクリック感。これを再現するなら、メカニカルスイッチでも「クリッキー」タイプが最適です。例えばKailh Box White V2のようなスイッチは、軽快なクリック音と明確な打鍵感が特徴。一方、オフィスや深夜の作業なら、打撃音が静かな「リニア」タイプを選ぶと家族や同僚にも優しいでしょう。
2. 接続方式とマルチデバイス対応
レトロな見た目でも、接続は最新が便利。Bluetoothでタブレットやスマホと繋いだり、2.4GHz無線ですぐにPCと接続できるモデルなら、デスクまわりがスッキリします。複数デバイスを切り替えられるキーボードなら、作業効率も一段とアップしますよ。
3. カスタマイズ性
丸型キーキャップは可愛いけど、慣れないとミスタイプが増えるもの。キーマップを自分好みに変更できる「QMK/VIA対応」モデルなら、使いにくいキー配置をガラッと変えられます。キースイッチを簡単に交換できる「ホットスワップ対応」かどうかも、長く付き合うための大事なポイントです。
打鍵感とルックスにこだわる、おすすめ5モデル
「見た目重視で使いにくい」なんて言わせない、実力派のモデルを厳選しました。あなたの使い方にぴったりの一台を見つけてください。
Epomaker Glyph ― 未来を感じるレトロ
「これ、本当にキーボード?」2026年3月に発売されたEpomaker Glyphは、2.79インチのフルカラー液晶を搭載した変わり種。天気予報やGIFアニメを表示できるうえ、タブレットスタンドまで一体化しています。75%レイアウトでデスクも広々。打鍵感はEpomaker Wisteria V2リニアスイッチによる、スコスコと軽やかな心地よさ。クリック音は控えめなので、カフェでの作業にも連れて行きたくなるキーボードです。
YUNZII QL75 ― カスタマイズ好きの最終兵器
「自分だけの一台」をとことん追求したいなら、YUNZII QL75が本命。パンクな丸型キーキャップに金属製のノブ、さらにはガチャガチャ動かせるレバーまで付いた、遊び心満載のデザイン。もちろん中身も本気で、QMK/VIA対応でキーマップのカスタマイズは自由自在。Cocoa Cream V2リニアスイッチは滑らかで上質な打ち心地。Bluetooth、2.4GHz、USB-Cとあらゆる接続に対応し、ホットスワップでスイッチ交換も思いのままです。
8BitDo Retro Mechanical Keyboard ― ゲーム機から生まれたレトロ
タイプライター風とは少し違いますが、「レトロ×メカニカル」という枠で絶対に外せないのが8BitDo Retro Mechanical Keyboard。まるでファミコンとXboxが合体したようなカラーリングと、Kailh Box White V2スイッチの小気味良いクリック音がクセになります。ワイヤレス接続でケーブルレスなのも嬉しいポイント。ゲーマーはもちろん、カチカチ打鍵感が好きな人にはたまらない一台です。
クラシカルな丸型キーで選ぶなら
「とにかく見た目のインパクト! 机の上が映えればOK!」という方は、ANSWK タイプライターキーボードも選択肢に。テンキー付きのフルサイズながらコンパクトで、優しいタッチ音が特徴です。ただし、こちらはメカニカルではない「メンブレン式」。本物の打鍵感を求めるなら、先に紹介したメカニカルモデルを選ぶのが無難です。
タイプライター風メカニカルキーボード、結局どれを選ぶべき?
「デザインだけで選ばないで」と散々お伝えしてきましたが、最終的に背中を押すのはやっぱり「推し活」に近い感情だと思います。
静かな場所でも使いやすく、デスク上のインテリアとしても映える最先端レトロを求めるなら Epomaker Glyph。キーマップもスイッチもデザインも、とことん自分好みに弄り倒したいパワーユーザーには YUNZII QL75。そして、あの頃のゲームの記憶とともにクリッキーな打鍵感を楽しみたいなら 8BitDo Retro Mechanical Keyboard が最高の相棒になるはずです。
どれを選んでも、タイピングという日常作業が特別な「儀式」に変わる。それこそが、タイプライター風メカニカルキーボードを選ぶ最大の醍醐味です。あなたの指先で、新しくて懐かしい物語を紡ぎ始めてみませんか?

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